エギングを磯で楽しむために知っておきたい3つの推しポイント!
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FISHING JAPAN 編集部秋に接岸してきたコウイカは、まだ漁港周りに定着して、捕食を繰り返しています。
底ベタポジションのコウイカを効率よく獲っていくためには、どんな釣り方がいいのでしょうか?
ここでは、冬場のコウイカエギングの方法や、それにマッチするおすすめタックルについてご紹介します。
目次
コウイカとは、コウイカ目コウイカ科のイカのことで、エギングのターゲットとして知られているアオリイカとは別種になります。
見た目も、足が短くて、まるでフットボールのような丸々とした体型が特徴的です。
食べてみると、これが甘くて美味しいですから、アオリイカよりコウイカ派!という人も少なくありません。
例えば、焼きそばに入っているイカ、あれはコウイカがほとんどです。
それからイカスミパスタのイカ墨、こちらもコウイカのものが使われています。
食べる対象としてとても人気の高いコウイカですから、狙って釣りたい人も結構いるはず。
そこで冬場でも釣れる、コウイカへのアプローチ方法を深掘りしてみましょう。
コウイカは、その習性から、ボトムの砂地・泥地に自ら潜り込みます。
目だけを露出させて、真上を通り過ぎようとする小魚やエビ・カニなどを捕食しています。
水温が下がると沖の深場に出てしまうといわれているのですが、船で沖合いのボトムを叩いても、まだ釣れませんでした。
ということは、漁港などの沿岸部に、そのまま居付いているのではないでしょうか。
コウイカの見つけ方は、漁港の堤防を歩いていると、足元に付着しているスミで判断できます。
真っ黒なスミが散っていたら、最近そこでコウイカが釣られたことを表しています。
それが堤防の内向きなら、漁船が通り道にしているミオ筋が怪しいかもしれません。
そのままエギングタックルでエギをキャストして、ミオ筋まで届けばいいのですが、実は全く届かないケースが結構あるのです。
これをきっちりミオ筋まで届けることが、冬場の残りコウイカをゲットするキモといえるでしょう。
コウイカを漁港のミオ筋でとらえたいとき、用意するのは、エギとライトショアジギングゲーム用のスピニングロッドです。
通常のエギングゲーム用ロッドでは、ミオ筋まで届かないかもしれないので、もっと飛距離の伸びるロッドを用意するわけです。
ライトショアジギングゲーム用のスピニングロッドなら、全長が3m前後もあるので、しっかり振り込むと驚くべき飛距離を叩き出してくれるでしょう。
ただし、ラインに結ぶのがエギだけなら、飛距離は一定以上には伸びません。
そこで用意したいのが、投げ釣り仕掛けで用いる天秤です。
ジェット天秤でもかまいませんし、立ち天秤でもOKです。
天秤にリーダーラインを結び、その先端にエギを装着します。
まるでキャロのような仕掛けになりますが、ウエイトは天秤+エギのぶんが加算されますから、飛距離は圧倒的なものに。
漁港のミオ筋を通り越して着水するかもしれないので、きっちりとミオ筋を横断させながらトレースできるでしょう。
また天秤仕掛けはボトムと接地するので、コウイカの目の前にエギを持っていくことが可能です。
リールハンドルを回すスピードをアップすると、天秤は浮き上がりますから、根掛かりトラブルをかわしながらアプローチできるのも強みです。
コウイカのアタリは、まるで水中に沈むビニール袋を引っ掛けたような重みのあるものですから、ロッドを立てて浮かせるようにして引っ張り上げましょう。
コウイカエギングで天秤仕掛けを用いるのに、おすすめのアイテムをピックアップしてみました。
実際にフィールドで使ってみると、アタリも取りやすく、バラシも少なかったです。
コウイカ専用のエギが市販されていますが、特に通常のエギでも問題はありません。
エギのサイズは、3.0号前後ならコウイカが抱き付きやすいでしょう。
天秤は、ライトショアジギングゲーム用スピニングロッドの錘負荷=適合ルアーウエイトに合わせてください。
DUEL(デュエル) YO-ZURI(ヨーヅリ) エギ: アオリーQ サーチ ダブルグロー 3.0号 DLOG:15 オレンジ
コウイカエギング+投げ釣り天秤仕掛けで使ってみたくなる、おすすめのロッド&リールをご紹介しましょう。
ロッドは、ライトショアジギングゲーム用のスピニングロッドがベストマッチです。
リールは、3000番サイズのスピニングリールなら、大量のPEラインをスプールに巻いて、ロングキャストを実践できるでしょう。
ダイワ(DAIWA) ショアジギングロッド ドラッガー(DRAGGER) X 96ML
ダイワからリリースされているライトショアジギングゲーム用のスピニングロッド・ドラッガーXシリーズの中から、96MLを選んでみました。
ウエイトは217gで、全長は2.90mもありますから、飛距離を伸ばすのにちょうどいいでしょう。
2ピース仕様で、仕舞寸法は149cmに縮まります。
適合するルアーウエイトは、10gから45gまで。
これならエギ+天秤のウエイトでも、しっかり背負えるはずです。
適合するラインは、PEラインなら1号から2号まで。
ブランクスの先径&元径は、2.3/14.3mmと太め。
ブランクスのカーボン素材含有率は、93%に設計されています。
実際に手に取ってみると、とても剛性感があって、負荷に対してしっかり支えられる印象を持ちました。
天秤仕掛けをロングキャストするのに向いていて、ボトムを取ってスローに探りやすいでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に設定されています。
根掛かりしたかな?と感じたら、強くロッドを煽るのではなく、ラインテンションを一度緩めてから引っ張ってみるようにしましょう。
ダイワから発売中の汎用型スピニングリール・レガリスシリーズのラインナップから、3000番サイズのエクストラハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は6.2対1ですから、ハンドル1回転につき93cmのラインを回収することができるようになっています。
ウエイトは200gで、最大ドラグ力は10.0kg。
ラインキャパは、PEラインなら0.8号を190m巻けます。
ハンドルアームの長さは55mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。
実際に手に取ってみると、とてもコンパクトで扱いやすい印象を持ちました。
ハンドルの巻き心地はとても滑らかで、ボトムのズル引きを実践するのに向いているのではないでしょうか。
ローター回転の追従性もスムーズで、糸フケが発生してもカンタンに巻き取れる感じがします。
実売価格は9千円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
コウイカは結構強く引っ張ってきますが、それに対して巻き取りを早めると、身切れを起こしてしまいます。
負荷に対してはグッと耐えて、引っ張りが緩んだかな?と感じたら巻き取るようにしましょう。
エギは、蛍光色系の派手な配色のものに実績があります。
また天秤に抱き付いてくるコウイカもいるので、バラシたかな?と感じてもすぐに仕掛けを巻き上げないようにしてください。
天秤からエギへ、コウイカが目を向けるケースがあります。
冬場のコウイカエギングの特徴や釣り方、おすすめのアイテム&タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
ボトムからほとんど浮かさない程度のリトリーブスピードを、しっかり維持しましょう。
天秤のオモリ部分が巻き起こす砂煙が、コウイカを引き寄せてくれるかもしれません。
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