22ステラに搭載される3つのインフィニティとは?2022年リリースのシマノ最高峰スピニングリール
多くのアングラーが待ち焦がれていた新しいシマノ・ステラ、2022年に登場することになりました。 22ステラには、3つのインフィニティが搭載されるとのこと。 いったいどんなスペックな…
FISHING JAPAN 編集部
釣り初心者の人にぴったりマッチするリールといえば、スピニングリールが挙げられます。
軽い仕掛けやルアーでも、カンタンにキャストできますし、巻き取り作業も楽です。
その特徴や各部の名称・使い方について、分かりやすくご紹介しましょう。
目次
スピニングリールとは、スプールにラインを垂直=90度の角度で巻き取っていく、釣り用リールのことです。
巻き取る際には、スプールの外側に設置されているベールを倒し、ラインローラーでラインを引っ掛けて、90度の角度を作り出します。
ベールとラインローラーが装着されている土台のことを、ローターと呼びますが、このローターがハンドルの回転に合わせて回り始め、ラインをスプールに巻き取っていくわけです。
ただし、この90度という角度がクセモノで、どうしてもラインが捻られてしまい、糸ヨレが発生する原因となっています。
ラインを放出する際には、ベールを起こしてフリー状態で送り出せるので問題はないのですが、再度巻き取る際にはまたベールを倒すので、90度の角度による糸ヨレが起こるのです。
当然最後には、糸ヨレがひどくなって、スムーズにキャストできなくなってしまいます。
そこまで行けば、ラインを全交換しなければならないでしょう。
スピニングリールを操る限り、この糸ヨレとはずっと付き合うことになります。
初心者アングラーでも扱いやすいリールなのに、この点だけは大きなデメリットとして記憶しておかなければなりません。
さて、そのスピニングリールは、さまざまな役割を持ったパーツで構成されています。
どんな役割なのか知っておくと、使いこなすのに便利かもしれません。
まずは、ハンドルから。
指でつまむハンドルノブが付いているので、どの部分のパーツなのか一目瞭然でしょう。
これを回せば、ラインを巻き取ることができます。
ハンドルの反対側に装着されているネジを外すと、ハンドルがシャフトごと抜けて、位置を左右入れ替えることができます。
右利き・左利きに合わせて、ハンドルを付け替えて対応してください。
次に挙げるのが、リールフットです。
スピニングリールの足に該当するパーツ部分で、ロッドと接触し、しっかり接続するためのものです。
リールフットは、ほぼフラットな形状をしていて、ロッド側のリールシートに装着することができます。
スピニングリールのパーツとして、ラインを巻き取っておく箇所が、スプールです。
ドラグノブを緩めると、スプールが外せるようになっています。
そして前述の通り、このスプールにラインを巻き取っていくパーツが、ベール・ラインローラーで、それらを支えて回転するのが、ローターの役割です。
ローターの回転する方向を制御するのが、ストッパーです。
ストッパーは、ボディの最後尾か下側に付いていることが多く、オンにするとラインを巻き取る方向にしか回らなくなります。
オフにすると、巻き取る方向にも逆にも回るように切り替わります。
強い引きの魚が掛かった場合、ストッパーをオフにして、ラインを出して対処していました。
でも最近では、スプールの内側に配置されているドラグの機能が優れているので、ドラグ調整さえしておけば、勝手にラインを送り出してくれます。
送り出すことで、ラインが切れてしまうのを防いでいるのです。
そういう理由で、最新のスピニングリールには、ストッパーが付いていない機種が増えてきました。
スピニングリールには、さまざまな番手が用意されています。
500番から1000番・2000番辺りまでは、小型サイズのスピニングリールといえるでしょう。
対象魚も小型になり、具体的にはアジ・メバル・トラウトなどをターゲットにすることができます。
2500番から3000番辺りになると、バスやシーバス・チヌ・アオリイカなどに向いています。
4000番から6000番なら、ショアからのキャスティングゲームで、シーバスや各種青物を狙えるでしょう。
8000番より上の番手は、オフショアのジギングやキャスティングゲームで使うことになります。
対象魚のサイズや、用いるルアー・メタルジグに合わせて、しっかりと使分けてみましょう。
数あるスピニングリールの中から、釣り場で使ってみたくなるおすすめの機種をご紹介しましょう。
まずは、シマノから。
手に取って滑らかな巻き心地に感動してしまうスピニングリールといえば、こちらではないでしょうか。
シマノから2023年にリリースされた新しいスピニングリール・ストラディックシリーズのラインナップから、2500番サイズのハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は5.8対1ですから、ハンドル1回転につき86cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
実用ドラグ力は2.5kgで、最大ドラグ力は4.0kgです。
ウエイトは220gと軽めで、スプール寸法は直径が47mm、ストロークが17mm。
ラインキャパは、PEラインなら0.6号を200m、モノフィラメントラインなら5lbを110m巻けます。
ハンドルアームの長さは55mmで、ボールベアリングは6個搭載しています。
実際に手に取ってみると、とても軽くて、ハンドルの巻き心地もスムーズで軽やかです。
安定した巻き取りを実践できますから、ルアーをスイミングさせている最中に魚がヒットしてきても、手元で敏感に感じ取れるでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に設定されています。
シマノのハイエンドモデル・ステラシリーズに搭載されているさまざまなスペックも、この新しいストラディックに採用されています。
コスパが優秀な理由を、実際に手に取って体感してください。
ダイワからリリースされている軽量スピニングリール・ルビアスエアリティシリーズの中から、3000番サイズを選んでみました。
ギア比は5.2対1なので、ハンドル1回転につき77cmのラインを回収することができるようになっています。
最大ドラグ力は10kgで、ウエイトは190gと3000番サイズにしては軽め。
ラインキャパは、PEラインなら1.0号を200m、モノフィラメントラインなら8lbを150m巻けます。
ハンドルアームの長さは60mmで、ボールベアリングは11個搭載しています。
実際に手に取ってみると、じゅうぶんなラインキャパを確保しているにも関わらず、とても軽く仕上げられています。
これならシーバスゲームやチニングゲームで、キャスト数が増えてきても、さほど手首などが疲れずに済むでしょう。
実売価格は4万円台と、購入を検討しやすい価格帯に設定されています。
PEラインの1.0号を目一杯スプールに巻いておけば、ライトショアジギングゲームにも活用できるはずです。
スピニングリールの特徴や各部パーツの役割・使い方、おすすめの機種をご紹介しましたが、いかがでしたか?
キャストする前に、人差し指にラインを引っ掛けて一気に放出しないようにし、そこからベールを起こしてラインに当たらないようにします。
この準備作業をおこなってから、キャスト動作へと移っていくわけです。
キャストが完了したら、ベールを元の位置に戻して、ラインローラーでラインを拾い上げるようにしましょう。
慣れるまでは、ゆっくりとこの作業をおこなってかまいません。
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