がまかつのエギングロッド特集!詳細スペック+マッチしそうなおすすめリール
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FISHING JAPAN 編集部アジングゲームやシーバスゲームで使っているルアーロッドには、複数のガイドフレームが並んでいます。
フレームの中心にはSiCなどで出来たリングがはめ込まれていて、ラインをスムーズに滑らせ送り出すようになっているのです。
また、魚が掛かってからは、強烈な負荷に対して踏ん張り、支える役割も担っています。
ここでは、ルアーロッドのガイドフレームについて、分かりやすくご紹介しましょう。
目次
ルアーロッドのガイドフレームは、ロッドに複数個装着されていて、ラインを通すガイドリングを支えています。
ほとんどが金属製ですが、どんな金属が使われているのでしょうか?
もしその金属が弱ければ、魚に引っ張られる負荷でカンタンに折れたり曲がったりしてしまいます。
いくら中心にSiCリングが設置されていたとしても、ガイドフレームの強度までカバーできるものではありません。
いったいガイドフレームには、どんな金属素材が使われているのでしょうか。
最も安価なものなら、真鍮や鉄が使われているケースがあります。
表面は黒く塗装されていたり、クリアーでコーティングされていたりしますが、所詮は塗装なので、釣りで使っているとはがれてきます。
そんな箇所に海水が付着してしまったら、塩が残ってすぐにサビてきてしまうでしょう。
表面をメッキ処理しているガイドフレームも見かけますが、はがれてサビが始まってしまうのは防げません。
ということは、ガイドフレームとしては、最も弱いものとみていいでしょう。
次に取り上げる金属素材は、ステンレスです。
ステンレスはサビに強いことで知られているので、釣り用ガイドフレームの素材として、かなり適しているといえそうです。
各メーカーの中級グレードのロッドには、よく採用されているのではないでしょうか。
ひと昔前までは、上級グレードのロッドにも用いられていた記憶があります。
実際に使ってみると、サビには強く、耐食性能にも優れています。
キャスティングやフッキングの際に強い負荷が掛かっても、撓んでは元に戻る感じで、変形したままになることがほとんど無かったように感じます。
やや持ち重り感があるのは、他の軽いガイドフレームを体感してしまったからでしょう。
普通に釣りをおこなう分に関しては、ステンレス製のガイドフレームで何ら問題はありません。
3つめに取り上げるルアーロッドのガイドフレームは、金属のチタンです。
チタンは、防食性に優れていて、水に濡れてもへっちゃら。
しかもステンレスより軽く、強さの伴なったバランスのいいガイドフレームといえるでしょう。
登場したのは比較的最近で、メガネのフレームなど、他の工業生産品にもひんぱんに用いられています。
強い負荷が掛かって変形した場合、ステンレスのほうが復元しやすいイメージを持っていましたが、チタンの耐力もなかなかのものです。
ただし、ステンレスよりも高額になるため、チタンフレームを採用するとロッド自体の価格が跳ね上がってしまいます。
SiCリングの代わりにトルザイトリングが入ったら、より一層高値のロッドが出来上がるでしょう。
最後に取り上げるルアーロッドのガイドフレームは、金属素材ではなくカーボンです。
カーボン製のガイドフレームは、2010年からダイワがリリースしたAGSに採用されています。
チタンより剛性が増していて、ウエイトは最大で40%の軽量化に成功しています。
その影響は、飛距離が伸びることや、手元感度がアップしたことに表れています。
富士工業製のガイドフレームのみに依存せず、自社ロッド用にオリジナルのガイドフレームを作り出したのは、賞賛に値するのではないでしょうか。
特にエギングゲーム用やシーバスゲーム用ロッドとの相性が良く、高い感度を活用してフッキング効率を上げることが可能になりました。
ロッド製作を続けてきたダイワが、カーボン素材を加工する技術をガイドフレーム製作に注ぎ込んだということかもしれません。
ルアーロッドのガイドフレームが画期的で、とても扱いやすいと感じるおすすめのものを2本ご紹介しましょう。
1本めは、チタン製ガイドフレームのエギングゲーム用スピニングロッドです。
とても軽くて、シャープなブランクス・高い感度に仕上がっています。
シマノからリリースされている、軽量・高感度なエギングゲーム用スピニングロッドです。
ベースは、チタンフレームSiCガイド仕様ですが、シマノオリジナルのXガイドも用いられています。
全長は2.59mなので、エギングをおこなうのにとても便利です。
継数は2本で、仕舞寸法は133cmになっています。
ウエイトは107gと軽めで、先径は1.6mmと細め。
適合するエギサイズは、2.5号から4.5まで。
適合するPEラインは、0.6号から1.2号までです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99.4%になっています。
実際に手に取って振ってみると、かなり張りのある、パワーとトルクを兼ね備えたブランクスという印象です。
4.0号エギを中心に操れますし、引き潮にエギを乗せてドリフト釣法を実施するのにも長けています。
糸フケがガイドフレームにまとわり付くケースが抑えられていて、もしくっ付いてもロッドを振ればカンタンに外れます。
手返しよくキャストを繰り返したいときに、とても重宝するスピニングロッドといえるでしょう。
実売価格は2万円台と、コスパ優秀な価格帯に収まっています。
ダイワ(DAIWA) エギングロッド エメラルダス STOIST AGS 76MMH-SMT 釣り竿
ダイワのストイストシリーズの中から、AGS搭載機種のMMHパワーブランクスモデルを選んでみました。
全長は2.29mで、2ピース仕様。
仕舞寸法は、118cmにまで縮まります。
ウエイトは105gと軽めで、先径/元径は0.9/10.4mm。
適合するエギサイズは、3.0号から4.5号まで。
適合するPEラインは、1.5号から3号までと、かなり太くなっています。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99%です。
2kgを超えるようなモンスター級のアオリイカを、大きなエギで狙うのに適しているロッドです。
AGSは標準装備で、アオリイカの繊細なバイトを弾かないように、ロッドティップにはSMTを採用。
Mパワーブランクスが与えられていますが、バットに近づくにしたがってMHパワーにアップ。
これなら強烈なモンスターアオリイカの引きにも、しっかり耐えられるでしょう。
カーボン素材で出来たガイドの強さ・軽さを、きっちり体感できるはずです。
実売価格は6万円台と、ハイスペックならではの価格帯に設定されています。
全体的にショートレングスなのは、ロッドワークを軽快に俊敏におこなえるようにするため。
ガイドフレームのメリットを活かしながら、レコードサイズのアオリイカを釣り上げてみましょう。
ルアーロッドのガイドフレームの素材や特徴、おすすめのロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか?
ガイドフレームは、細いスレッドでブランクスに巻き付けられています。
その上からエポキシ接着剤をコーティング、乾燥させて固めてあるのです。
もし紫外線による劣化などでエボキシ接着剤が割れてきたら、一旦キレイにはがしてから、再度接着剤で固めるようにしましょう。
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