シマノのベイトリール【20メタニウム】でソルトウォーターゲームを楽しみたい!
シマノの軽量コンパクトなベイトリール・20メタニウムシリーズは、長い間バス釣り用のキャステイングリールとして、多くのアングラーから高い支持を受けてきました。 メタニウムXTやMg・DC…
FISHING JAPAN 編集部シマノのアンタレスシリーズは、10年以上前からハイエンドスペックのベイトリールとして、多くのユーザーから高い支持を受けています。
懐かしいところでは、アンタレスARというコンパクトなモデルがありました。
スプールのラインキャパが14lbのモノフィラメントラインで100mと、かなり個性的な設定になっていた印象が残っています。
過去のモデルを経て、現行のアンタレスにたどり着いているわけですが、アンタレスDCシリーズから順に実釣インプレをおこなってみましょう。
目次
アンタレスシリーズには、DCブレーキユニットを搭載したモデルと、遠心ブレーキモデルの2タイプが用意されています。
アングラーの好みに応じて選ぶようにすれば、納得の使い方ができるでしょう。
まずは、DCブレーキ搭載モデル・アンタレスDCの実釣インプレからご紹介します。
このベイトリール、手に持った感じは、とてもコンパクトです。
手のひらで包み込みやすく、特に親指の位置が安定する印象を持ちました。
ウエイトは220gで、XG=エクストラハイギア仕様のみ、225gとやや重くなっています。
両方とも持ってみましたが、体感で差を感じるほどではありませんでした。
というか、差は全く分かりません。
220gというウエイトは、最新の各社ベイトリールを眺めると、さほど軽い部類には含まれないでしょう。
でも手首やヒジ・腕などに負担を感じてしまうような負荷ではありませんから、実釣でマイナス要素にならないと考えてかまいません。
では何故重くなっているのか?
その点を突き詰めていくと、ボディの剛性に行き当たります。
アンタレスDCは、圧倒的な飛距離を叩き出すことで知られていますが、スプールの安定した回転や精度は、カチッとしたボディで支えているからこそ。
剛性の高いボディがそこに存在しなければ、得られることのない飛距離だと考えられるのではないでしょうか。
実際に魚を掛けてみると、ハンドル回転にムダなバタ付きはありません。
しっかりと支えられていることが、ハンドル周りでも分かることから、スプール周りでもこの剛性が活かされているのは、まず間違いないところでしょう。
何度キャストしても、ほぼ同じ最大飛距離をキープできるという点で、アンタレスDCを使う理由が明確になります。
ラインキャパは、モノフィラメントラインの16lbなら100mまで収めることが可能なレベル。
しかも海水対応なので、シーバス・ロックフィッシュ・チヌといった、沿岸部に生息する人気ターゲットを狙うことができます。
60cm程度のシーバスを掛けたことがありますが、ドラグは締め込んだままで、強引に引き寄せることができました。
カバーや人工ストラクチャーから素早く引き離したいとき、手返しよくアプローチを繰り返したいときに、バツグンの性能を見せてくれるベイトリールでしょう。
アンタレスシリーズにはもうひとつ、DCブレーキを搭載しているモデルが存在します。
その名称は、アンタレスDC MD。
MDとは、モンスタードライブの略で、大物を狙うためのスペックに仕上げられています。
決してビッグベイト専用リールではないので、注意してください。
ウエイトは235gと、ほんの少し重くなっています。
手のひらで包み込んでみましたが、こちらのモデルも手首に負担を感じてしまうイメージはありませんでした。
最大のメリットは、海水対応になっていること。
ソルトウォーターゲーム全般で使えるので、根に潜ったロックフィッシュや、テトラに潜んでいるシーバスなどと、太いラインで格闘したい人にマッチします。
キャストフィ―ルが安定しているので、連続してキャストと重ねても、意図と異なるポイントへ届いてしまうケースが抑えられています。
またバックラッシュトラブルが極端に少ないので、集中力を持続しながら釣りを楽しめるでしょう。
最後にご紹介するのが、DCブレーキを積んでいないアンタレスです。
SVSインフィニティと名付けられた遠心ブレーキが、代わりに装備されています。
ボディの外側からブレーキ調整できるので、少し飛距離を伸ばしたいときや、バックラッシュを抑えたいときなどに、微調整を施すことが可能です。
ラインキャパは、モノフィラメントラインの12lbを100mしか巻くことができません。
12lbをメインで使っている人ならOKなのですが、何といってもアンタレスなので、飛距離が驚異的に伸びます。
太いラインを遠心ブレーキで使いたい人にとっては、ちょっぴり使い勝手のよくないモデルと感じてしまうでしょう。
実際にロッドに装着して使ってみると、低い弾道でグングン伸びていく飛距離が爽快です。
これならあちこちの釣り場に投入してみたい!と思うのですが、実は海水エリアでは使うことができません。
淡水専用と謳われているので、無理やり海水エリアに持ち込んだら、故障しても自己責任ということに。
ちょっともったいないなぁ~!と感じてしまう人は、少なくないのではないでしょうか。
アンタレスシリーズを装着して、さまざまな釣り方に使ってみたくなるおすすめロッドを取り上げましょう。
オールラウンドに使えるものといえば、スコーピオンシリーズが挙げられます。
ガイド径も大き目なので、太いラインでアプローチしたいアングラーにマッチするでしょう。
シマノのスコーピオンシリーズの中から、7ftの長さを持つベイトロッドを選んでみました。
軽く振るだけで飛距離を伸ばせるので、さまざまな釣り場で活躍してくれるでしょう。
全長は2.13mで、継数は2本。
仕舞寸法は130.0cmにまで縮まりますから、航空機を利用した遠征釣行などにも便利です。
自重は140gで、先径は1.8mm。
適合するルアーウェイトは、7gから28gまで。
これならシーバスやロックフィッシュ・チヌなどをターゲットにしやすいでしょう。
適合ラインは、モノフィラメントラインなら12lbから25lbまでです。
ブランクスはレギュラーテーパーで、カーボン素材含有率は97.9%になっています。
実際に手に取って継いでみると、バットパワーが強めで全体的に張りのある印象です。
ロッドティップからベリーにかけて、美しいベンディングカーブを描いてくれます。
バラシを抑えたやり取りを、じゅうぶん期待できるでしょう。
実売価格は2万円台と、コスパ優秀な価格帯に収まっています。
コルクグリップは握りやすく、安定したフッキングやリーリングにつながっています。
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全長は1.98mと、扱いやすい長さに設計されています。
継数は3本で、仕舞寸法はスコーピオンシリーズと同じく130.0cmです。
先径は1.9mmで、適合ルアーウェイトは7gから28gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら12lbから22lbまで、PEラインなら最大2.0号まで使えます。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99.9%になっています。
実際に手に取って振ってみると、ウエイトは115gと軽めで取り回しが良く、細やかなロッドワークを繰り出すのに向いています。
実売価格は6万円前後と、ハイスペックならではの価格帯に収まっています。
アンタレスの特徴や実釣インプレ、おすすめのロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか?
メーカー希望販売価格は、60,900円から80,900円と高額ですが、高いスペックを自分の釣りスタイルに採り入れてみると、大きな変化を体感できるでしょう。
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