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ハスを釣り上げて食べたい!ルアーを追う淡水魚の特徴をチェック

FISHING JAPAN 編集部

淡水域に棲む日本在来のフィッシュイーターとして、よく知られているのが、ハスです。

口先が独特の曲がり方をしていて、銀色の魚体がとても美しいですよ。

ここでは、ハスの習性や釣り方・食べ方についてご紹介しましょう。

塩焼きなどの料理にして釣りたてを食べると、とても美味しい魚ですよ。

ハスとは

ハスとは、コイ目コイ科の淡水魚のことです。

ケタバスと呼ばれることもあるので、そちらのほうが耳に馴染みのある人も多いのではないでしょうか。

琵琶湖や、そこを水源とする淀川の固有種で、福井県でも確認される程度でしたが、琵琶湖の鮎が全国の河川に出荷される中に混じって、生息域を拡大しています。

今なら関東エリアから九州エリアにかけて、鮎の釣れる河川なら同じように泳いでいる姿を見ることができますよ。

体長は、成魚で30cmぐらいにまで大きくなります。

40cmクラスのハスを釣ったことがありますが、ひんぱんに釣れるサイズではないでしょう。

ハスの特徴として、泳ぐスピードが速いことが挙げられます。

小魚を追いかけて捕食するフィッシュイーターなので、全身筋肉で、尾ひれ周りがよく発達している印象ですね。

コイの仲間なので、鋭い歯は持ち合わせていませんが、口先が鉤状に変形してして、捕食の際に役立っているようです。

アユやヨシノボリなどを食べていますから、アユの群れを見つけたらその背後にハスがいることが多いですね。

泳ぐ層は表層で、捕食スイッチが入ると海の青物のようにボイルしてくれます。

ハスの居場所は、水面を観察していればすぐに分かるといえるでしょう。

ただし、そのボイルが結構沖合いで発生することが多く、釣りたいならロングキャストが可能なタックルを用意しなければならないと考えてください。

ハスの産卵時期は、毎年6月から8月ぐらいまで。

旬は夏ごろで、成魚になる前の子ハスのほうが食べやすいかもしれません。

釣ったハスをさばいてみると、小骨が多いことに気づきます。

これを嫌って食べない人もいますが、身はあっさりしていて意外と美味しいですよ。

ハスが水中で泳ぐシーンを収めた動画はこちら

ハスの釣り方をチェック!

ハスの釣り方は、ルアーのキャスティングゲームで数釣りを楽しめるでしょう。

用意するルアーは、フラッシング効果の高いもの。

スプーンやスピナー・ミノー・ポッパー・鉄板系バイブレーションルアーなどがおすすめです。

ウエイトは軽めで、フォルムはひと口サイズの小さ目がいいですよ。

それらをキャストしやすいスピニングロッドを用意して、2500番前後のスピニングリールに0.6号前後のPEラインを200メートル以上巻いておけば、対応可能です。

遠浅でゴロタ石が混じるような岸際を見つけて、まずは沖合いを観察してください。

ボイルが発生しているのを見つけたら、ロングキャストの利くルアーでアプローチを開始します。

表層をリトリーブすることになるので、重過ぎるルアーは向いていません。

水面に浮かして誘いたいなら、スリムボデイのポッパーなどが効果を発揮してくれますよ。

ハスの食べ方は塩焼きがおすすめ!

ハスの食べ方は、ウロコを取って三枚におろしてから、塩焼きにするのがおすすめです。

その際小骨が気になるようなら、唐揚げにしてしまうとカンタンに食べられるようになります。

魚の田楽であるみそ焼きも美味しいですから、いろいろ試してみるのがいいかもしれませんね。

若魚のほうが食用として人気があるようなので、琵琶湖を訪問する機会があれば、料理店で注文して食べてみると料理の参考になるでしょう。

食用として釣りの対象魚にしているアングラーは、あまり多くないので、自分から始めてみるのは面白いといえそうです。

ハスを釣り上げている動画はこちら

ハスを釣るのに使ってみたいおすすめのタックルを選んでみた!

ハスをルアーで釣り上げるのに、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。

小さ目で軽いルアーを遠くまで投げることになるので、LからMLパワー程度のスピニングロッドが向いているでしょう。

トラウト系やバス釣り用でかまわないのですが、ライトソルトウォーターゲーム用を転用するのも効果的です。

スピニングリールは、ラインキャパに余裕が欲しいので、2500番前後が適していますね。

スプールに巻くのはPEラインにして、ショックリーダーラインを先端に結ぶと、安心してキャストを繰り返せますよ。

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ジャクソンからリリースされている、オーシャンゲートシリーズのメバリング専用スピニングロッドです。

全長は7.6ftなので、さほど長くはないものの、軽く振り抜くだけで軽量ルアーをロングキャストできるでしょう。

ブランクスはファーストテーパーですから、ベリーからバットにかけての張りで、力強くルアーを放出することが可能です。

ブランクスはLパワーで、ハスが掛かってもしっかり曲がりますから、バラシを抑えたやり取りを楽しめますよ。

適合するルアーウエイトは、軽量な1gから12gまで。

これならスプーンやスピナー・ミノー・シンペン・クランクベイト・シャッドから、ペンシルベイト・ポッパーなどのトップウォータールアーまで使いこなせますね。

おすすめは、5g前後の鉄板系バイブレーションルアー。

これをロッドのブランクスの曲がりを利用して、反発力でロングキャストを繰り出します。

実際にフィールドで使ってみると、バックスイングに対するブランクスの追従が素直で、しっかりと反発力を活かすことができますね。

ガイドシステムは、Kガイドフレームなのでラインの絡みトラブルが少なく、積極的にキャスト数を増やせるのが嬉しいです。

グリップ周りも細身で握りやすく、軽いチカラで支えられるメリットがあります。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。

流行りのフロートリグを用いれば、飛距離はもっと伸びるので、うまく活用したいところです。

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アブガルシアブランドから発売されている、スーペリアシリーズの2500番です。

ウエイトは240gと、やや軽めで安定した巻き心地を実現していますよ。

ギア比は5.2対1なので、ハンドル1巻きにつき73cmのラインを巻き取ることができるようになっています。

最大ドラグ力は5kgで、大物が掛かってもじゅうぶん対処できるでしょう。

ボールベアリングは4個搭載していて、ラインキャパはモノフィラメントラインなら6lbを100m巻けます。

PEラインなら、0.8号を150m巻けますよ。

ハンドルノブは、フラットタイプを標準で装備しています。

実際に手に取ってみると、バランスよく設計されていて、ハンドルの巻き心地はとてもスムーズです。

ローターの回転は軽やかで、ラインスラックの回収をテンポよくおこないたい人に向いているでしょう。

実売価格は7千円台と、とても安い価格帯に収まっています。

PEラインが細目になるので、ショックリーダーラインとの結び方は、事前に練習して習得しておくほうがいいかもしれません。

釣り場はローライトなケースが多く、細いPEラインが見にくく扱いにくいからです。

ハスの釣り方をマスターして引きを味わってみよう!

ハスの特徴や釣り方・食べ方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

とてもスピーディーに泳ぎ回っている魚なので、ルアーのリトリーブスピードも速めにすると、バイトに持ち込みやすいでしょう。

それでも食い付かない場合は、ペンシルやポッパーなどのトップウォータールアーで、アクションとストップを交互に繰り出してみてください。

メリハリのある動と静のアクションが、バイトの確率を上げてくれるかもしれませんよ。

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