ロッドとリールのアップ写真

バス釣りに使うロッドってどれがいいの?選び方の基準を再考してみた

FISHING JAPAN 編集部

ボートやカヤック・フローターなどの乗り物からでも、オカッパリでもアプローチして楽しめるバス釣り。

多くのアングラーがビッグバスを求めて、釣りを楽しんでいますよ。

その手元に握られているのが、バス釣り専用のロッド。

種類が多過ぎて選ぶのが大変ですが、自分の1本を見つけ出すには、どんなことを重視して理解しておけばいいのでしょうか。

ここでは、バス釣り用ロッドの選び方についてご紹介しましょう。

バス釣り用ロッドにはスピニングロッドとベイトロッドの2種類がラインナップ!

バス釣りには、スピニングロッドとベイトロッドの2種類が用意されています。

どちらも同じぐらいの価格帯なので、好みのほうを選ぶことができますよ。

スピニングロッドの特徴として、軽いルアーを遠くへキャストすることができます。

しかも、熟練したテクニックは必要ありません。

ロッドを構えて前方へ向かって鋭く振りおろす!といったオーバーヘッドキャストを、ビシッとキメれるようになれば、全然OKです。

30分もキャストしていれば、相当遠くまでルアーを届けられるようになるでしょう。

精度も向上して、イメージしたポイントへ着水させることも実現できるはずです。

となれば、初心者アングラーが最初に選ぶのは、スピニングリールを装着できるスピニングロッドで決まりではないでしょうか。

ベイトロッドだと、ベイトリールの操作に慣れなければいけません。

バックラッシュなどのトラブルがつきまといますし、軽いルアーを遠く届けるのは苦手です。

全てにおいて時間がかかってしまうのが、ベイトロッド。

とすれば、スピニングロッドでバス釣りをスタートして、キャストを繰り返しつつ何本も魚に触ってからベイトロッドを試すようにすれば、トラブルを抑えた釣りができるのではないでしょうか。

「でも、スピニングロッドってワームの釣りが主体になるんでしょ?」

いえいえ、ハードルアーもしっかり使えますよ。

「ワームじゃなきゃ、バスって釣れないんじゃないの?」

そんなことは絶対にありません!

ハードルアーを有効に使うための、バス釣り用スピニングロッドの選び方に踏み込んでみましょう。

バス釣り用スピニングロッドの長さに注目!

バス釣りに使うためのスピニングロッドなら、まずは長さに注目しましょう。

長いほうが遠投できそうですが、バックスイングをしたときに、ルアーが生えている草木に引っ掛かってしまいます。

短くすると、引っ掛かりトラブルの確率は大きく抑えられるでしょう。

釣りができるポイントも増えますから、一石二鳥ですね。

しかもスピニングリールは、ラインの放出がとてもスムーズですから、長さが短くてもじゅうぶんな飛距離を稼ぐことができるでしょう。

具体的には、長さ6フィート前後のスピニングロッドで、自分の身長と同じぐらいか少し長め程度のものなら、引っ掛かりトラブルを抑えながら振り抜くことがやりやすくなります。

硬さにもこだわって選んでみよう!

バス釣りにおけるスピニングロッドの選択にあたり、硬さに配慮することを推奨します。

軽いルアーのキャストには、過度に硬いロッドは必要ないと言えます。

LパワーからMLパワー折り目のブランクロッドで充分な結果を得ることができるでしょう。

具体的な基準としては、5グラム前後のハードルアーがキャスト可能なものが理想的です。

ミノーでは風や他の条件の影響で飛距離が出ない可能性もありますので、小型のクランクベイトをラインに連結してみると良いでしょう。

これにより着水時に即座にアクションが取れ、障害物回避能力もアップします。ワンキャスト・ワンヒットという結果も十分可能です。

全ての釣り状況に対応力があり、初心者アングラーが目指す初バス釣りにも適していると言えます。

シマノ(SHIMANO) ルアー 淡水プラグ スクエアビルクランク バンタム マクベス タイニー ZQ-C39T キョウリンRG 012 バス 湖 ダム 池 河川 淡水

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シマノのバンタムシリーズからリリースされている小粒クランクベイト・マクベスタイニーなら、スピニングロッドとの相性はバッチリ。

ウエイトは5グラムあって、キャストの練習にもなります。

めっちゃ釣れるので、驚かないでくださいね!

スピニングリールに巻くラインは、ナイロンの6ポンド前後にすれば、切れにくく飛距離も伸びてくれます。

この組み合わせでたくさんのバスを釣ってから、ベイトロッドへ移行しても全然遅くはないでしょう。

バス釣り用ロッドのおすすめ機種を選んでみた!

それではバス釣りに使ってみたい、おすすめのロッドを取り上げてみましょう。

まずは、スピニングロッドから。

LからMLパワーのブランクに絞って、軽いルアーをキャストしやすいものを選んでみました。

シマノ(SHIMANO) バスロッド ロッド バスワン XT スピニング 263L-2

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シマノのバス釣り用スピニングロッドです。

エントリーモデルとして低価格に抑えられているものの、基本スペックはじゅうぶん。

振り抜けがよく、魚の引きにもしっかり耐えてくれるスグレモノですよ。

全長は1.90メートルと短めですが、振り回しやすくてとても扱いやすい印象です。

継数は2本で、仕舞寸法は98.2センチにまで縮まりますから、釣り場への持ち運びは便利でしょう。

自重は97グラムと軽めなので、1日中バス釣りをしていても疲れを感じてしまう展開にはなりにくいですね。

先径は1.5ミリで、適合するルアーウェイトは2グラムから7グラムまで。

適合するラインは、ナイロンなら4ポンドから7ポンドまでです。

グリップの長さは200ミリと短めで、ブランクスのテーパーはレギュラーファーストに設計されています。

実際に手に取ってみると、シャープで適度な張りを持っているのがいいですね。

5グラム程度のルアーをぶら下げると、ロッドティップが軽く曲がり込みます。

その反発力を利用して、前方にキャストしてみてください。

飛距離を伸ばすのなら、やや垂らしを長めに取って、バックスイングを丁寧におこないながら、ロッドを前方へ押し出すように振り切ってみましょう。

最初から遠投できるはずがないので、時間をかけてキャスト練習を繰り返してください。

必ずコツをつかんで、美しいキャストを実践できるようになるはずです。

実売価格は7千円前後と、とても安い価格帯に収まっています。

これならバス釣りをスタートさせる初心者の人でも、購入を検討しやすいですよね。

ダイワ(DAIWA) バスロッド ブラックレーベルLG 631MLFB 釣り竿

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ダイワからリリースしている、バス釣り用のベイトロッドです。

全長は1.91メートルと短めで、継数は2本ですが、グリップジョイント方式を採用しています。

仕舞寸法は、164センチと長めですね。

自重は97グラムと軽めなので、キャストを続けても疲れにくいですよ。

先径/元径は、1.6/12.9ミリと細めの設定です。

適合するルアーウエイトは、3.5グラムから21グラムです。

適合するラインは、ナイロンラインなら6ポンドから14ポンドまでですね。

ブランクのカーボン素材含有率は、98パーセントになっています。

実際に手にしてみると、MLパワーのブランクなので、とても曲がり込みがスムーズな印象です。

スピニングロッドで操るルアーよりも、やや重いものが扱えるので、バス釣りの幅が広がりますよ。

ベイトリールを乗せてキャストするのですが、ロッドがしなやかですから、バックラッシュトラブルを抑えた緩やかなキャストを実践できるでしょう。

実売価格は2万円台と、購入しやすい価格帯に収まっています。

ベイトロッドに慣れて、キャストスキルを身につけたいアングラーにおすすめの1本ですね。

バス釣り用ロッドをしっかり選んで自分の釣りスタイルを確立させよう!

バス釣り用ロッドの選び方や、おすすめの機種をご紹介しましたが、いかがでしたか?

太いラインでバス釣りを実践したいなら、ベイトロッドをベースにタックルを組むほうがいいでしょう。

でもキャスティングの基礎をスピニングロッドで覚えてからのほうが、トラブルなくバス釣りを楽しめますよ。

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