カラフトマスの写真

カラフトマスってどんな魚?釣り方や食味、おすすめ料理をご紹介!

FISHING JAPAN 編集部

北海道ではお馴染みのサケの仲間、カラフトマス。

カラフトマスは、産卵期を迎えると特徴的な見た目に変わる面白い魚です。

サケと同様、身はもちろん卵も美味とされるカラフトマスですが、実は強い引きを楽しめることから釣りにも人気のターゲットです。

今回はそんなカラフトマスの生態に迫り、釣りのコツや注意点、美味しく食べる料理法をご紹介します!

なお、本記事では種としての「シロザケ」を、通称サケとして用いています。

カラフトマスってどんな魚?

カラフトマスとはサケ目サケ科に属する魚で、成長に応じて淡水と海水を行き来する回遊魚です。

成魚でも体長は50cm程度で、サケ属の中では比較的小型と言えます。

体表は背部が青緑色、腹部が銀白色をしており、背面や尾びれには黒い斑点があるのが特徴です。

カラフトマスのオスは産卵期を迎えると背中が盛り上がる・口先が尖る・上顎が下向きに曲がるなど体に様々な変化が現れます。

この背中の盛り上がりが特徴的なことから、セッパリマスとも呼ばれています。

カラフトマスの生息域

カラフトマスは、北太平洋やオホーツク海、ペーリング海など寒冷な地域に多く生息しています。

サケと同様遡上する魚で、国内では北海道のオホーツク海沿岸や根室海峡沿岸の河川で見かけることがほとんどです。

カラフトマスの生態

カラフトマスは、毎年7月中旬になると産卵のために河川を遡上します。

河川の中流~下流域の流れが速い場所を産卵床に選び、1か所に1000~1500粒の卵を産んで寿命を終えます。

翌年4~5月頃には、産み付けられた卵が孵化し、体長3cm程度の稚魚になります。

川底から抜け出した稚魚は、浮上するとほとんどエサを食べることなく数日で川を下って海に出ます。

初めは沿岸でプランクトンなどを捕食し生活していますが、成長するにしたがって沖合へ移動し、小魚やイカなども好んで食べるようになります。

海で1年ほど暮らしたのち産卵のために遡上しますが、カラフトマスは母川回帰能力が低く、母川以外の河川に遡上することが多いです。

カラフトマスを釣ってみよう!

カラフトマスは、遡上時期の7~9月頃が釣りのベストシーズンにあたります。

海岸や堤防などのショアからキャスティングゲームで狙うことができ、日本では北海道の太平洋やオホーツク海沿岸が主な釣り場です。

ただし、河口周辺や河川、沼湖はカラフトマスの釣り禁止エリアに指定されていることが多いため、釣行前には必ず確認しておきましょう。

カラフトマスの釣り方

ルアーや餌をキャストしリトリーブ(タダ巻き)を繰り返すのが基本の釣り方で、これだけでバイトは拾えます。

ポイントは、表層付近を重点的に攻めることと、一定の速度で巻き続けることです。

群れに当たれば一気にバイトが増えますが、スレ掛かりやフッキング後のバラシが結構多いので、ロッド選びやタックルセッティングに配慮する必要があります。

軽めにロッドを振って、手返しよく仕掛けを投入していくと当たり層の判別がしやすいでしょう。

また、カラフトマス釣りは表層近くの同じタナを狙う必要があるため、北海道ではウキを用いたウキルアー釣りも主流です。

スプーンルアーの上にウキをセッティングすると浮力が働き、ルアーが自重で沈むのを防ぐことができます。

ちなみに、ウキ下の長さやリトリーブスピードを変えると攻める層を簡単に切り替えられるので、状況に応じて試してみましょう。

また、スプーンルアーのフックにビニール製のタコベイトを装着すると引き抵抗ができるため、これでも攻める層を替えられます。

ウキルアーで狙う他、タコベイトのみを潮に流すウキフカセ釣りや、イカを赤く着色して餌にするアプローチも人気です。

色々試してみて、カラフトマスを効率よく釣る方法を見つけましょう。

カラフトマスを釣り上げる様子は動画でチェック!

釣りを中心としたアウトドア関連の動画を配信するYouTubeチャンネル『突撃!ヨネスケの釣り旅ch【日本一周編】』では、カラフトマス釣りを紹介しています。

知床半島の先端部に出向いて釣りを実践しており、カラフトマスが続々とヒットするシーンを捉えています。

水中カメラでカラフトマスが泳ぐ様子も視聴できるので、気になる方はぜひチェックしてくださいね!

カラフトマス釣りにおすすめのタックルをピックアップ!

カラフトマス釣りには、専用のタックルを準備する必要はありません。

ネイティブトラウト用の本格的なものでなくても、例えばシーバスゲーム用の8~9ft前後の長さのロッドでも十分対応できます。

ここではカラフトマス釣りにおすすめの、基本のタックルを厳選してご紹介します。

ロッド

防波堤や潮の当たるテトラ帯などからキャストする場合は、スピニングロッドが適しています。

あまりにもハードなブランクにするとカラフトマスのバイトを弾いてしまうことがあるため、全体的に弧を描いて、フックが外れにくい柔らかさを持ったものがおすすめです。

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こちらはダイワからリリースされている、シーバスゲーム用のスピニングロッドです。

全長は2.59mとさほど長くないので、取り回しよく使いこなせます。

2ピース仕様で仕舞寸法は134cmとコンパクトに収納できるため、釣り場までの持ち運びや手荷物が多いときにも便利です。

自重は117gと軽量に作られているので、疲労を感じることなく長時間振り続けられます。

7~35gのルアーウエイトに適合しているため、ウキ仕掛けでもしっかり背負えて飛距離を伸ばすことも可能です。

適合ラインはPEラインであれば0.6~1.5号と、カラフトマス釣りには十分です。

このロッドを実際に手にしてみると、適度な軽さと曲がり込みを感じられ、様々なルアーを手軽にキャストできる印象です。

必要以上に投げ回すよりも、掛かってきたカラフトマスを近距離でフッキングに持ち込む使い方がおすすめです。

ガイドバランスが絶妙で、ライン絡みのトラブルもしっかり抑え込まれています。

リーズナブルな価格設定で手に入れやすく、リールと一緒に揃えられるのも嬉しいポイントです。

リール

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ダイワからリリースされている、カルディアシリーズの2500番です。

こちらは浅溝スプールですが、深溝タイプもラインナップされているため、太いラインを使いたいという方のニーズにも応えています。

ギア比は5.2:1に設定されており、ハンドル1巻きで73cmのラインを巻き取ることができます。

最大ドラグ力は5.0kgと、カラフトマスの引きにも十分対応できるスペックです。

自重は190gと軽めなので、女性や子供でも長時間の釣りに耐えられるでしょう。

PEラインの0.8号を190m巻けるラインキャパシティで、ロングキャストを頻繁におこなう必要のないカラフトマス釣りには最適です。

このリールを実際に手にしてみると、とても軽くガッチリした剛性を感じることができます。

巻き心地は滑らかかつスムーズで、負荷が掛かっても巻きづらさを感じることはほぼありませんでした。

キャストとリトリーブを繰り返す釣りスタイルに向くリールと言え、様々な釣りに転用できるので1台持っておくと重宝しそうです。

ハンドルノブも握りやすく、手が水で濡れていても滑りを気にせず安心して使用できます。

ちなみにダイワのカルディアシリーズは、最大で4000番までラインナップされています。

太いラインで素早く巻き上げたい方は、番手を上げることも検討してみましょう。

カラフトマスって美味しいの?

カラフトマスはその身の色合いに由来して、英語名でピンクサーモンと呼ばれています。

漁獲量の多い春に旬を迎え、この時期のカラフトマスは脂が乗っていて美味しいです。

サケに似た味わいと食感なので、ちゃんちゃん焼きやムニエルなどサケと同じような調理法で楽しむことができます。

ただし、カラフトマスには寄生虫が潜んでいる場合があるため、生食は控えましょう。

身は火を通しても硬くならないので、加熱料理にして味わうことをおすすめします。

また、産卵前のカラフトマスのお腹には卵(イクラ)がたっぷり詰まっており、身と同じく美味しく食べることができます。

サケに比べて粒が小さいのが特徴ですが、味わいはあまり変わりません。

ちなみにカラフトマスは、塩ます(カラフトマスの塩漬け)やサケの缶詰などに加工されて流通することも多いため、みなさんも知らず知らずのうちに口にしているかもしれませんね。

アニサキスがいないか要確認!

先に述べた通り、カラフトマスには寄生虫として有名なアニサキスが潜んでいる可能性があります。

アニサキスが人間の体内に入ると、激しい腹痛や吐き気、嘔吐などを引き起こします。

全長2~3cmの白く細長い糸のような見た目をしているため、さばく際には注意深く確認し、見つけたら取り除きましょう。

ちなみにアニサキスは60度で1分以上加熱、もしくは-20度で24時間以上冷凍すると死滅すると言われています。

アニサキスについてより詳しく知りたい方は、下の記事を参考にしてください。

カラフトマスのさばき方

カラフトマス料理をご紹介する前に、さばき方について少し触れておきましょう。

さばく際はサケと同様、まずはウロコを取って腹に包丁を入れ、内臓を取り除きます。

頭を落として片身をはがし、中骨を取って3枚におろしたら完成です。

参考までにサケのさばき方を解説した動画をご紹介します。

登録者数20.9万人の人気魚調理チャンネル『さばけるチャンネル』では、日本料理講師を務める西澤辰男氏監修のもと、サケのさばき方を詳しく解説しています。

下処理から順を追って丁寧に説明されており、実際にサケをさばく手元が大きく映し出されているので非常に分かりやすいです。

初心者の方でも簡単に真似ることができるので、ぜひこの動画を参考に自分でサケをさばいてみましょう!

カラフトマスのおすすめ料理3選!

カラフトマスをさばいたら、早速料理を作っていきましょう。

今回は、カラフトマスの身をふんだんに使った料理を3種類ご紹介します。

どれも簡単に美味しくできる料理ばかりなので、ぜひ挑戦してみてくださいね!

カラフトマスのムニエル

カラフトマスの身を適当な大きさに切り、キッチンペーパーで水気を取ったら、塩コショウして小麦粉をまぶしておきます。

フライパンにバターを落とし、バターが溶けてから切り身を入れて両面をしっかり焼き上げます。

身にしっかり火が通ったら皿に移し、お好みでバター醤油やレモンソースなどをかけたら完成です。

クセがなく食べやすいカラフトマスには、濃いめの味付けがよく合います。

カラフトマスのフライ

切り身にしたカラフトマスに下味を付け、衣をまぶしたら油でじっくり揚げます。

タルタルソースをかけると味に変化が出せるのでおすすめです。

サクサクした衣とふわっとした身の食感が相まって、手が止まらなくなる美味しさです。

カラフトマスのちゃんちゃん焼き

北海道のご当地グルメ・ちゃんちゃん焼きは、カラフトマスで作っても美味しく食べられます。

ホットプレートにキャベツやにんじん、もやしなどの野菜を並べ、カラフトマスの身を乗せたら味噌や酒、みりんを合わせたタレと一緒に蒸し焼きにします。

カラフトマスの旨味と味噌の香りは相性が良く、野菜もたっぷり食べられるイチオシ料理です。

カラフトマスを釣って美味しく食べよう!

今回はカラフトマスの生態や釣り方、おすすめ料理をご紹介しましたが、いかがでしたか?

釣りでの引きの強さや食味の良さなど、カラフトマスにはたくさんの魅力が詰まっています。

自分で釣り上げたカラフトマスはより一層美味しく感じられるため、北海道に遠征して釣りに挑戦してみましょう。

様々な調理法を試してみて、自分好みのカラフトマス料理を見つけてくださいね!

カラフトマスと同じサケの仲間は他にもたくさん!

この記事に関するよくある質問

カラフトマスとは?

カラフトマスとはサケ目サケ科に属する魚で、成長に応じて淡水と海水を行き来する回遊魚です。成魚でも体長は50cm程度で、サケ属の中では比較的小型と言えます。体表は背部が青緑色、腹部が銀白色をしており、背面や尾びれには黒い斑点があるのが特徴です。

カラフトマスはどこで釣れる?

カラフトマスは、遡上時期の7~9月頃が釣りのベストシーズンにあたります。海岸や堤防などのショアからキャスティングゲームで狙うことができ、日本では北海道の太平洋やオホーツク海沿岸が主な釣り場です。ただし、河口周辺や河川、沼湖はカラフトマスの釣り禁止エリアに指定されていることが多いため、釣行前には必ず確認しておきましょう。

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