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ダツはとても危険な魚!その生態や釣り方・食べ方を詳しくチェック

FISHING JAPAN 編集部

海でライトソルトウォーターゲームを楽しんでいる際に、予期せずルアーが強烈に引きずられる瞬間があります。

一体何が釣りあがってくるのかなと思いながらランディングを行うと...著しく細長い魚・ダツでした。

日本近海にも頻繁に見かけることができるダツ、その生態はどのようなものなのか、詳細に観察してみましょう。

「秋のシーバスゲームでターゲットになるサヨリに似ているな」という感じ。

口元の部分が非常に前方に押し出しており、まるで槍や針のようです。

英名であるニードル・フィッシュという名前も納得の形です。

だけど、こんなに尖っていて、少し危険じゃないでしょうか?

ダツの生態について詳しくチェック!

ダツとは、ダツダツ科の海水魚のことです。

細長いフォルムをしていて、体長は最大で1メートルに及ぶ個体もいるようですよ。

日本全国の沿岸部に生息していて、表層を好んで泳いでいることが多いですね。

ダツの旬は、まだ寒さの残る時期から夏にかけて。

皮は薄いものの意外としっかりしているのが特徴で、骨は小骨が多くて硬い印象があります。

さばいてみると透明感のある白身で、食べたらとても美味しいことに気づかされます。

血合いの部分が強めなので、さばくときにはしっかり取り除く食べ方をしたいですね。

もっと食卓に並んでいい魚なのですが、市場にはあまり出回っていません。

生息域を拡大している魚なので、今後は食用としてもっと出会う機会が増えるでしょう。

実はこのダツ、ダイビングを楽しむ人々からは、危険視されています。

なんと、鋭いアゴをダイバーのほうに向けて、突進してくるというのです。

「えっ、何かダツが嫌がることでもしちゃったの?」

その逆です。

ダイバーがヘッドライトを点灯して潜ることがありますが、その光を見つけて突進してきたのです。

ダツはフィッシュイーターで、小魚をとらえては食べています。

その小魚をロックオンする際に、小魚の体表で光るウロコを目印=目標にするようなのです。

キラリ!と水中で光ったものを発見したら、即決で突っ込むことを実践してきますよ。

かなりのスピードになりますし、先端は鋭利に尖っているわけですから、最悪の場合突き刺さることになります。

失明してしまう人や、命を落としてしまう人も、過去の事例として挙がっていますから、ダツのいる海でダイビングするときは、光りモノを全て外す必要があるとのこと。

いきなり突っ込んで来られたら、まず避けられないでしょう。

ダツが原因でさまざまな事故が起こっているという事実!

ダツによる事故は、釣りの現場でも起こっています。

ヘッドライトを点けたまま、水面り覗き込んだアングラー目掛けて、ダツが飛び出してきたらしいのです。

目に刺さるケースもあって、とても危険な状態といえるでしょう。

絶対に水面に顔を近づけないように心がけたいですね。

ダツは、アジングやメバリングをしていても釣れることがあります。

釣り初心者の人は、ダツの危険性を知らないケースがあるので、ひと声かけて注意を促してください。

ダツの釣り方をチェック!

ダツの釣り方は、ルアーをキャストして誘うことがベースとなります。

絶対に実践したいのは、表層を釣ること。

沈めてしまうと、ダツの視野から外れてしまうので、全くバイトを取ることができなくなってしまうでしょう。

ラインに結ぶルアーは、ミノーやワーム+ジグヘッドがおすすめ。

小魚に見えるようなデザイン・フォルムのものを選んで、キャストを繰り返してみてください。

アジングやメバリング用のライトタックルで対処できますが、大型のダツがいる海なら、もっとヘビーなタックルを組まなくてはいけません。

危険なので、30センチ前後のダツをターゲットにするほうが無難でしょう。

ダツを釣ってみたい!おすすめのタックルをピックアップ

ダツを釣るのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

ライトソルトウォーターゲーム用のロッドやリールで、全然OKです。

キャストするルアーは、5グラム前後の小型シンペンやミノーになりますから、それらをロングキャスト可能なスペックのものを選んでみました。

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シマノからリリースされている、アジングゲーム用のスピニングロッドです。

全長は2.08メートルと、取り回ししやすい長さに設定されています。

短過ぎることはないので、ロングキャストにも向いていますよ・

2ピース仕様で、仕舞寸法は106.5センチにまで縮まりますから、携行性の高いロッドといえるでしょう。

クルマへの積み込みや、釣り場への持ち込みもスムーズにおこなえます。

自重はなんと67グラムしかありません。

これなら手元感度が高まりますし、ショートバイトが続いてもしっかりフッキングに持ち込めるでしょう。

先径は0.8ミリと細め、適合するルアーウェイトは、0.5グラムから12グラムまでです。

適合するPEラインは、0.1号から0.6号までとなっていますよ。

リールシートは、アップロック方式を採用していて、位置は265ミリに合わせています。

ブランクスのカーボン素材含有率は、98.8パーセントです。

実際にフィールドで使ってみると、持った感じはとても軽くてしなやかでした。

よく曲がり込むブランクスですから、ダツがバイトしてきてもバラシを抑えられるはずです。

ダツの独特な口のカタチによって、歯が鋭くで硬いので、フックが貫通しにくいのを、なんとか解消しなければなりません。

強くフッキングしても外れるだけなので、ロッドを曲げた状態でラインテンションを緩めず、ネットを用意して素早くすくい上げてしまうのがベターでしょう。

実売価格は8千円台と、とても安い価格帯に設定されています。

ライトソルトウォーターゲーム用のロッドをまだ持っていないなら、スタートを飾る1本としておすすめします。

ガイドバランスも良好で、ライトラインが絡み付いてしまうトラブルを、しっかり防いでくれています。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 19 ストラディック C2000S ライトソルト全般 管釣りトラウト グレー

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シマノの人気スピニングリール・ストラディックシリーズのC2000番です。

発売から2年が経過しますが、アングラーからの支持は衰えを見せません。

設定価格が絶妙なのと、剛性・耐久性が秀逸なレベルなので、これぞコスパ優秀機といえるでしょう。

ギア比は5.1対1ですから、ハンドル1巻きで69センチのラインを巻き取ることができるようになっています。

キャストしてただ巻きリトリーブを繰り返すのに、ベストマッチなギア比ですよね。

実用ドラグ力/最大ドラグ力は、2.0/3.0キロ。

自重は185グラムと、とても軽く仕上げられています。

スプール寸法は、直径が43ミリでストロークが13.5ミリ。

ラインキャパは、PEラインの0.6号を150メートル巻けます。

実際に使ってみると、5グラム前後のシンペンならスムーズにラインの放出をおこなってくれます。

飛距離もしっかり伸びるので、広範囲をくまなくチェックできますよね。

ローターやハンドルの回転が滑らかで軽やかですから、長い時間集中力を切らさずに、ライトソルトウォーターゲームを楽しめるでしょう。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

もっとハイスペックで高価なスピニングリールがありますが、必要にしてじゅうぶんなストラディックがこの低価格だと、どうしても手がこちらに伸びてしまいそうです。

PEラインとのマッチングも良好ですが、太いラインを使いたいなら、番手も2500番にしてみると、より一層ライントラブルを抑えた釣りを展開できるでしょう。

ダツを釣り上げて食べてみよう!

ダツの特性や生態、そして推奨される釣り装備について詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

釣り上げたダツは三枚おろしにして、刺身にトライしてみてください。

小さい骨が混じっているので、腹骨などは丁寧に取り扱うようにしてください。

釣りでダツを狙う際は、その鋭い歯に注意しながら、上陸から活き締めまで適切に行うことが大切です。

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