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FISHING JAPAN 編集部グレやチヌなどをターゲットにした磯釣り、とても人気が高く熱中するアングラーが多いですよね。
その中心にあって、さまざまな磯釣りに関する発信を続けているのが、尾長グレ釣りの先駆者・松田稔さんです。
その卓越した技術には目を見張るものがあり、彼が残す名言は、磯釣りを極めようとする人のバイブルになっていますよ。
ここでは、松田稔さんのプロフィールをご紹介し、その名言を追ってみましょう。
目次
松田稔さんとは、日本を代表する磯釣りアングラーのことで、数々の大物を仕留めていることで知られています。
特に尾長グレに対するアプローチは、繊細かつ大胆。
海を観察するところから始まる釣り理論は、他のさまざまな釣りにも応用できるところが多いですよね。
1946年京都生まれの松田稔さんは、徳島県に移り住んで育ちました。
19才のころから磯場に立つようになり、実釣を通して釣りの本質を吸収していくスタイルを確立したとのこと。
1982年に、徳島県釣り連盟による名人位を獲得、その翌年には自ら主宰する釣りクラブ「名釣会」を結成しています。
1989年から、がまかつやサンラインのモニター・フィールドテスターを受けるようになり、翌年にはNHKにて本人出演の番組が放映されると、そのネームバリューは一気に大きくなっていったのです。
それからの活躍は皆が知るところであり、松田ウキの開発・リリースはとてもインパクトのあるものでした。
彼が尾長グレ釣りを実践している動画を見つけましたので、ぜひご覧ください。
独特のしゃべり口調は、芯を突いた数々の名言を生み出しています。
それを頼りに釣りを展開しているアングラーは、かなりいるはず。
磯釣りという垣根を越えて、影響を与え続けているのです。
松田稔さんの名言は、動画やウェブサイトなどでいくつも発見することができます。
ひとつのフレーズを提示して、じっくりとその着眼点や解析に至り、結論を導いた理由を説いてくれていますよ。
例えば、掛けた魚とのやり取りのシーンで、リールによる巻き取り作業に言及しています。
掛かったら巻き続けて引き寄せなければ、バラシにつながってしまう危険性が高くなるというもの。
本来、大型魚をフッキングした後は、魚を水面まで浮かせるためにポンピングを用います。
ロッドを立てて魚を浮かせ、そこからスピーディーに前方へ倒して、またロッドを立てていくという手法がポンピング。
このやり方ならリールに負担がかかりにくく、立てたロッドを前方へ倒す際、ラインスラックを巻き取ってしまえばいいという発想に基づいていました。
でも、松田稔さんは指摘します!ラインテンションがたるむ瞬間があると。
そのほんの少しの間と緩みを、大型魚は見逃さないというのです。
ラインが緩めば自由に暴れ回ることが可能になりますから、せっかく掛かっていたフックが外れてしまうかもしれません。
その危険性を廃除するために、ポンピングで魚を寄せることを明確に否定したわけです。
フッキングの際に立てたロッドは、できる限り曲がりをキープしたままにして、それを持続させるためにリールハンドルは回し続けるのが、無事にランディングする秘訣ということでしょう。
実際におこなってみると、リールにギュンギュン負荷が掛かっているのは分かるものの、掛けた魚が岩にラインを擦り付けるを防いでいますよ。
根に潜られなければ、引き寄せは無事スムーズに完了します。
獲れる魚の数が一気に増えて、釣果そのものが一変するのを体感できるでしょう。
松田稔さんの名言は、まだまだあります。
“沖の魚ほど浅く浮く”は、アングラーが魚に与えるプレッシャーを指摘したもので、岸際に近いところにいる魚は、人影や足音に警戒心を膨らませていることに。
沖合いに離れることで、そのプレッシャーから解放された魚の動きやタナは、全く別モノになるということでしょう。
“釣りを続けていると沈む”も、アングラーによるプレッシャーが魚に与える影響を述べたものです。
ポイントを休めながらローテーションすることで、タナが下がり切ってしまうの防げるわけです。
あと“ゴムはカッターでも切れん”というフレーズも印象的で、ハリスのフロロカーボン素材を特殊ポリマーで包んでしまうという着想に結び付いていますよ。
根で擦れても切れにくいラインの開発は、どのアングラーも共通して求めているもの。
松田稔さんが関わるライン開発に、注目が集まるのは至極当然といえるでしょう。
松田稔さんが開発に関わった、おすすめの磯釣りアイテムむを取り上げてみましょう。
ロッドやライン・ウキなどが思い浮かびますよね。
実釣に大きく影響するものばかりで、すでに購入して使用している人も多いでしょう。
サンライン(SUNLINE) ウキ 松田ウキ 松山ピエルブルー ピエル帯グリーン #3B
サンラインからリリースされている磯釣り用ウキ・松山です。
素材には桐を使っていて、水面め水中での安定感を生み出していますよ。
塗装工程はなんと13回もおこなわれていて、研磨の回数もそれに比例し、潮馴染みの良さはバツグン。
その他V字鉛や2段パイプ構造など、こだわりの作り込みが磯釣りのレベルをアップしてくれるでしょう。
実売価格は4千円台と、高めの価格ですが、上記のハイスペックに見合った設定といえるでしょう。
松田稔さんのプロフィールや名言、おすすめの開発アイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?
これから磯釣りを始める人も、ぜひ参考にしてくださいね。
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