ロッドとリールのアップ写真

筏釣りに使う竿ってどれを選べばいいの?シマノやダイワなど初心者におすすめのロッド特集

FISHING JAPAN 編集部

筏(いかだ)釣りって体験したことはありますか?

海の上に浮かべられた釣り専用の木組み台になっていて、複数のアングラーがその上に乗れるようになっています。

ターゲットは、大物サイズのチヌ=クロダイ。

四国徳島の鳴門や紀伊半島各地には、こういった筏が数多く組まれていますよ。

ここでは、シマノやダイワなどの釣具メーカーから発売されている筏釣りに用いる竿について、詳しくご紹介しましょう。

初心者アングラーが竿選びをする際に、調子や長さなどの知っておきたいことをピックアップしてみました。

筏釣りの竿とは

筏釣りの竿とは、繊細かつ豪快なチヌとのやり取りが楽しめるように作られた、ワンハンドグリップタイプの竿のことです。

見るからにぜい肉がなく、操作性の高さがにじみ出ているようなデザイン・スペックのものばかりですよ。

ハイエンドモデルで9万円前後のものがありますが、1万円を下回るリーズナブルなモデルもリリースされていますから、選択肢はかなり豊富と見ていいでしょう。

筏釣り初心者の人も、ハードルがめっちゃ高いな!と感じなくても、この釣りを始められそうです。

「でも筏になんて乗ったことがないんだよ、どうすればいいの?」

それはジギングなどの乗合船と同じで、チヌ釣り筏を経営している公式サイトをネットでチェック。

見つけたら予約の電話を入れれば、それだけでOKです。

餌なども販売しているところだと、タックルのみ揃えて向かうことができるでしょう。

「でもさ、ベテランアングラーの人と一緒の筏に乗ることになったらどうしよう、迷惑かけちゃうんじゃないかなぁ~、、」

そんな心配は要りませんよ。

予約の時点で、自分が筏釣り初心者であることを伝えましょう。

担当スタッフさんが、丁寧に筏での振舞い方や、乗る筏を選定してくれるはずです。

初めてのときは何事も相談するのがイチバン、分からないことはきっちり問い合わせをして、納得してから釣り場へ向かうようにしたいものです。

筏釣りの竿を選ぶ際に知っておきたい調子①フカセ調子=7対3調子

筏釣りに用いる竿には、独特の調子や長さが設定されています。

初心者アングラーなら、まずは2つの調子から覚えるようにしましょう。

1つ目は、フカセ調子と呼ばれている、7対3で竿がしなっていくもの。

完全なフカセ釣りスタイルから中通しオモリを使ったスタイルまで、さまざまな釣り方に幅広く対応することができますよ。

チヌがしっかり食い付いて現れる、強いアタリが出るまでに時間のかかる餌を使うなら、この調子を選ぶようにしましょう。

一般的な筏に乗るときに、こういう竿から始めると扱いやすいでしょう。

筏釣りの竿を選ぶ際に知っておきたい調子②先調子=8対2調子

もう1つ知っておくとすれば、8対2調子です。

こちらは、先調子と呼ばれるもので、ダンゴ釣りを含めさまざまな釣り方に対応可能な、オールラウンドに機能する調子と考えてください。

軽めの仕掛けを組んでいても、しっかりと穂先に負荷が乗るようになっていて、チヌのアタリをとらえてくれるでしょう。

水深が深めのところや潮の流れがキツめのところでも、アタリがとりやすくフッキングにも持ち込みやすいですよ。

その他、攻調子やエビ調子=極先調子などが設定されていますから、筏釣りの経験値が上がった時点でそれらの竿に、手を伸ばしてみるといいでしょう。

初心者が筏釣りをするのにおすすめの竿を選んでみた!

筏釣りの竿の中で初心者アングラーにおすすめのものを取り上げてみましょう。

シマノやダイワなどから、豊富なラインナップが発売されていますよ。

軽量で取り回しやすく感度の高いものを、じっくりと選びたいですね。

販売価格も気になるところですから、詳しくチェックしてみましょう。

シマノ(SHIMANO) 磯竿 ロッド アドバンス イカダ 82-140 黒鯛 チヌ カカリ釣り

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最安値価格
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シマノから発売されている筏釣り専用竿です。

8対2の先調子でさまざまな餌に対応しやすく、長さは1.40メートルと短めの設定になっています。

2ピースモデルで仕舞寸法は83.0センチ、自重は100グラムと軽めですね。

錘負荷は最大2号まで、適合ハリスは0.8号から2.5号ぐらいです。

ブランクスのカーボン差材の含有率は、11.0パーセント。

高感度なグラスソリッド穂先で視認性はバツグン、アタリがしっかりと表現できるしなやかな曲がりがいいですね。

ガイドシステムは、MKガイドにNガイドを配置、ガイドリングはOリングを搭載しています。

手のひらにフィットするDPSリールシートを採用しEVAグリップ仕様なので、リールを上向きに着けても下向きに着けても安定しますよ。

竿の穂先部分は、元竿に収納できるようになっていて、穂先の破損を防ぐためにテーパー尻栓が取り付けられています。

また尻手が環付なので、誤って落としてしまうトラブルも防げるでしょう。

実際に手にしてみると、グリップエンドがヒジに届いていないので、大物チヌが掛かったら腕力で耐え続けるしかありません。

実売価格は1万円台と、とても安い価格帯に収まっています。

これなら初めの1本として揃えやすいかもしれませんね。

シンプルなブラック系の配色は、どんなリールを乗せてもマッチするイメージです。

ダイワ(DAIWA) イカダ・カセ・チヌ専用竿 飛竜イカダ・V 150・V 釣り竿

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ダイワからリリースされている筏釣り専用竿です。

長さ1.51メートルですから、足元の釣りで仕掛けを動かしやすいといえるでしょう。

2ピース仕様で仕舞寸法が85センチ、自重は85グラムと軽めに作られています。

適合ハリスは、ナイロンで0.6号から2号程度、ロッドブランクのカーボン含有率は、42パーセントです。

LSリールシート=板タイプを採用していて、スライドフードの内部にクッションを設けていますよ。

これによりリールフットを傷めることなく、取り付け時のガタつきなどを抑えてくれる仕組みになっています。

キレのいい極細先調子に仕上がっていて、チヌの繊細なアタリをとらえられるでしょう。

穂先には赤色・黄色・白色の3色に塗り分けられたグラスソリッド素材を搭載、微細なアタリを目でとらえることが可能です。

人気のダイワアイテムなので、使っているアングラーも多いでしょう。

筏釣りはもちろん、防波堤からの穴釣りや船釣りにも転用ができるのがいいですね。

実売価格は1万円前後と、リーズナブルな価格設定に収められています。

パイプシートのグリップタイプも選べるので、自分が握りやすいほうを購入するのもいいかもしれません。

宇崎日新 極技 攻 IKADA 竹 先調子 1502. 大

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宇崎日新は、さまざまな釣竿を製作している老舗のロッドメーカーです。

筏釣り竿も種類が多く、この極技攻IKADAシリーズも長さやカラーリングを変えたタイプが、豊富に揃っていますよ。

これは、長さ150センチで2ピース仕様、仕舞寸法は85センチにまで収めることができます。

自重は75グラムと軽め、適合するハリスは0.8号から3.0号までとなっています。

錘負荷は最大で3号までですから、幅広いアプローチスタイルに対応可能でしょう。

トシナシサイズの大型チヌが掛かっても対処できるように、ブランクスのバットにパワーを持たせていますよ。

先調子設計で穂先はとてもしなやかに曲がり込んでくれるように作られています。

そのカラーは、視認性の高い白色や蛍光オレンジ色・蛍光グリーン色に塗装されています。

チヌのアタリが繊細であっても、穂先の曲がり具合で判別しやすいでしょう。

EVAグリップを採用しているので、滑りにくくて手のひらに馴染みやすいのが特徴です。

実際に使ってみると、軽くて操りやすく、長い時間の釣りでも難なくこなせますよ。

特別な竹の模様の塗装が施されているのが特徴で、味わい深い雰囲気の漂う1本に仕上がっています。

実売価格は8千円前後と、とても低価格な設定ですから、初心者アングラーも手を伸ばしやすいでしょう。

宇崎日新の竿は、どれも丁寧に作り上げられているので、安心して使い込めるのがいいですね。

筏釣りの竿を使いこなしてトシナシサイズを釣り上げよう!

筏釣りの竿の特徴や、初心者アングラーにおすすめの機種をご紹介しましたが、いかがでしたか?

まだまだ覚えなければならないことが多いのが、筏釣りの特徴です。

練り餌を丸めてダンゴにし、その真ん中に餌を仕込むアプローチは、ボラやフグなどの餌盗り魚対策として編み出されたもの。

先達の工夫が盛り込まれている釣りだからこそ、奥が深く没頭できるのです。

竿が決まったら、次はリールを選んでみたいですね。

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