イワナの写真

イワナを釣りたい!渓流に潜む美しい肉食魚の釣り方やおすすめタックル特集

FISHING JAPAN 編集部

山間部に足を踏み入れると、美しい渓流に出会えます。

そこに棲む魚としてヤマメやアマゴが知られていますが、肉食で激しくルアーを追う魚といえば、イワナを挙げる人が多いでしょう。

カンタンには釣れないことでも有名で、釣り堀や管理釣り場でしか掛かったことがないという人も。

ここでは、イワナの特徴や釣り方についてご紹介します。

「まずは探さなきゃいけないんでしょ?」

そうなんですよ、結構山奥まで入ることになりますから、それなりの装備や心構えが必要になります。

クルマで乗り付けてすぐに釣れちゃう!ってノリは、期待しないほうがいいでしょう。

イワナとは

イワナとは、サケ目サケ科に属する魚のことで、渓流エリアに生息していることから、ひんぱんに見かけることのない魚として知られています。

それでも釣り対象魚としての人気は高く、解禁の3月には多くのアングラーが山を登ることになります。

産卵期は、毎年10月から1月にかけての冬に集中していて、その期間は釣りをしないことで保護されている魚でもありますね。

体長は、孵化して2年もすれば20センチを超えていくでしょう。

30センチになると尺イワナ、餌の豊富な河川の支流なら、40センチ以上に成長するイワナもいますよ。

アングラーの夢は膨らむばかり、他人が足を踏み入れていないポイントを目指して、今日もイワナ釣りを楽しんでいる人が全国にたくさんいることでしょう。

冬に山に入って渓流の澱みなどを見渡すと、黒く変色したイワナに出会うことがあります。

その色からこの時期だけ「サビ」と呼ばれるのですが、水温が上がる春には、また元の美しい発色に戻るようになっています。

イワナの禁漁期間を把握しよう!

イワナの釣れる時期は、春から秋にかけてです。

冬は禁漁期間ですから、釣りをすることはできません。

その期間も地方によって異なりますから、イワナ釣りを遠征でおこなう際は、必ず地元で定められたルールを確認してから渓流に入るようにしましょう。

イワナは、強い肉食性の生き物で、基本的に小動物なら何でも食べます。

小魚や虫・甲殻類はもちろん、カエルやサンショウウオ・ヘビ・トカゲなど、水に落ちた動くものには俊敏に反応しますよ。

ということは、餌釣りは当然として、ルアーやフライにも果敢にアタックしてくれます。

ただし、ちょっとした物音や影に反応し、すぐにカバーやストラクチャーに隠れてしまいますから、釣り場では低姿勢で通すことを心がけましょう。

ロッドを真っ直ぐに立てることすら控えたほうが、釣果はかなり変わってくると考えてください。

自然は危険と隣り合わせであることを強く認識しよう!

渓流における心構えは、とてもシンプルです。

自然の奥深くに人が足を踏み入れることになるので、イノシシやシカ・クマとの接触は逃れられないでしょう。

そんな動物にはカンタンには遭遇しないよ!と考える根拠が、一瞬で崩壊しますよ。

野生動物と至近距離で遭遇したとき、どのように対処すればいいのか、その準備と心づもりのできない人は、イワナ釣りをするべきではありません。

釣りは遊びですが、渓流釣りに終始遊び感覚で接していると、とんでもない事故に遭うと強く認識してください。

そういったリスクを覚悟の上で山に入る、それができるアングラーにならなければいけません。

毒ヘビやブヨ・アブ・ハチの対処法も、必ず身に着けて臨んでください。

イワナ釣りにおすすめのタックルをピックアップ!

イワナ釣りにおすすめのタックルを取り上げてみましょう。

川虫やミミズをつかまえて餌釣りを展開するのが最も釣りやすいですから、ロッドは延べ竿になるでしょうか。

フライやテンカラによるアプローチも、食い付く瞬間が見れて楽しいですよ。

でもあえてここでは、ルアーを用いたアプローチ用のタックルをご紹介します。

理由は明確で、他の釣りでは届かないポイントに、ルアータックルなら届くからです。

スミス(SMITH LTD) D-コンタクト TSレーザー

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スミスからリリースされているミノー・D-コンタクトです。

ヘビーシンキング仕様ですから、あっという間に沈んでしまうイメージを持っている人が多いですが、このミノーはそんな単純な作り込みではありません。

キャストしてリトリーブするだけで、への字に曲がったボディシェイプが、形の変化を強く表現してくれますよ。

一瞬薄っぺらく見えたのに、次の瞬間には幅広く見えるという、切り替わりのレスポンスが素晴らしいのです。

またトゥイッチを入れてからロッドワークを止めている間も、前のめりするようにボディ全体が滑っています。

つまり、トゥイッチの次が静止ではなく、滑りという僅かながらも別のアクションを繰り出しているのです。

それがイワナの捕食スイッチをオンにし、突進してきてバイトにつながるケースが多いですね。

この50ミリタイプは、自重が4.5グラム。

本来ならスピニングタックルでキャストする対象なのかもしれませんが、より太いラインを使いたいと考えたら、ベイトフィネスタックルに手が伸びるのは必然ではないでしょうか。

擦れ・根ズレに強いモノフィラメントラインの6~10ポンド前後を、渓流の岩場で使いたい人におすすめです。

シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 17 カルカッタコンクエスト BFS HG 右ハンドル バス釣り 軽量シャッド 渓流ベイトフィネス

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シマノから2017年に発売された、丸型のベイトフィネスリールです。

得意の遠心ブレーキをキレイさっぱり放棄してマグネットブレーキを選択する辺り、メーカーとしての潔さが明確に現れていて素晴らしいですよね。

実際にこのFTBブレーキを使ってみると、雑さがまるでありません。

スプール自体の構造がシンプルで超軽量、そこにマグネットを内側から当てに行くだけですから、何度投げてもキャストフィールが変わりません。

これは画期的なことで、しかもボディ剛性は高く、マイクロモジュールギアの採用で巻き心地は滑らか。

これほど完成度の高いベイトリールは類を見ない!と、断言できるハイレベルです。

唯一要望を挙げるなら、8ポンド45メートルのラインキャパをもう少しアップできないものかと。

渓流ではこれでもじゅうぶんなのですが、ちょっとしたライントラブルでラインをカットした場合、それが原因でキャストフィールが変わってしまうのです。

10ポンドラインを50メートル程度に上げてくれると助かりますが、そうすればこれまでの投げやすさが消えてしまうのかも。

リールのセッティングは、難しいものなのかもしれませんね。

ちなみに、ドラグきっちり締めで40センチオーバーのイワナとやり取りしましたが、主導権を渡すことなくランディングに持ち込めました。

これぞベイトフィネスタックルの存在意義のような感じがするのですが、いかがでしょう?

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もっと短いタイプでも良かったんですけど、5フィートなら結構なヤブ漕ぎにも耐えられますし、目線より上が枝で邪魔されるようなポイントでもロッドが振れるのがいいですね。

何よりメジャークラフトらしい価格の安さが魅力で、予備ロッドのつもりで購入したのに、扱いやすさでいつの間にかメインロッドになってしまったという、バランスの良さバツグンの渓流用ベイトロッドです。

カルカッタコンクエストBFSとの相性もよく、ほとんどロッドを振らないサークルキャスト+バックハンドキャストもキレイに決まりますよ。

ファーストアクションに作られていて、全体的に張りがあるのが特徴です。

当然軽いルアーをキャストするのは難しいのかと思ったら、ルアーをぶら下げた状態での曲がりが良く、その反発+復元を利用して7~10メートルくらいなら正確に投げられます。

ちょっと広くなったエリアなら、5フィートという長さを利用してロングキャストにもトライできるので、これ1本あればイワナ釣りを楽しめるでしょう。

イワナ釣りをマスターして尺サイズを狙ってみよう!

イワナの特徴や釣り方、おすすめのアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?

結構な山奥へ入ったつもりでも、足元にはペットボトルやタバコの吸い殻が落ちています。

そのままにしておけないので拾って帰りますが、渓流でイワナを釣り続けたいなら、釣り場を汚して去る行為は止めましょう。

それから木の枝を折る行為もよく見かけます。

たぶんその枝がなければ、ルアーをキャストしやすいのでしょうが、枝を折ったせいで居付いていたイワナも散ります。

自分主体でモノを考えるのではなく、自然に入ったらその一部になるところからスタートできるようになりたいものです。

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