コンパクトロッドってどれを選んだらいいの?ダイワ・シマノなどおすすめアイテム10選
ちょっとした旅行に出かける際に、バッグの片隅へコンパクトロッドを忍ばせている人が結構いますよね。 滞在先が海に面していたり、川や池がそばにあったりしたら、ロッドを持参しなかった…
FISHING JAPAN 編集部ゼナックといえば、斬新なガイドシステムや8本撚りPEライン導入の立役者として知られています。
手に取ってみると、こだわりが凝縮したアイテムばかりで、圧倒されてしまうものばかり。
1960年の創業時代から脈々と受け継がれている、ものづくりへの熱い情熱が、アングラーひとりひとりにしっかり伝わるロッドといえるでしょう。
ここでは、ゼナックの特徴やおすすめアイテムをご紹介します。
バス釣り用のブラッカートやグランツ、遠征用コンパクトロッドのエクスペディション、ロックショアジギングを世に広めたミュートスシリーズなどについて、ピックアップしてみました。
ゼナックとは、釣りの現場からフィードバックされた答えを、製品に反映させ続けているロッドメーカーです。
魚と相対するとき、すなわち自然環境の中で独りの個人を意識せざるを得ない状況になったとき、頼りになるのは、その状況を推し量るためのセンサーです。
ただし、単なるセンサーでは、自然の変化を察知するだけになり、そこから魚をとらえることはできません。
足りないものは、作らなければならないのですが、それがロッドではなく、そこに搭載するガイドシステムであったとしても、ゼナックは怯まずにチャレンジしたのです。
それが画期的なRGガイドシステムであり、その後のゼナックの歩みを決定付けた要因ともなりました。
アングラーは驚き、感動し、それを手にしてフィールドに向かいました。
バットガイドのリングは大きい!という常識が、どのロッドも見た目が同じという弊害を生んでいた時代。
当然新しいロッドに対するインパクトは薄れ、「ああ、また二番煎じか・・」と諦めの境地にいたアングラーは、少なくなかったでしょう。
そこに突然現れたのが、ゼナックのRGガイドシステムでした。
スピニングリールから放出されたPEラインが、小口径のゼナックオリジナルガイドに吸い込まれていく様子は圧巻で、特に2号までの細いPEラインに効果的です。
スパイラルにスプールに収まっているのですから、スパイラルにラインが放出されるのは予想できること。
それをフリーなままにせず、小口径+足高バットガイドで一気に収束させ、ロッドブランクに沿って一直線に放出できるようになっています。
最初はバットガイドに強い負荷が掛かって、それが抵抗となり飛距離が落ちてしまうのではないか?と懸念しましたが、数投すればそういう不安は払拭されます。
またロッドティップまでのガイドも、小口径かつ密に数多く並べることで、PEライン特有のブレが抑えられます。
現在では他社製品でも、この小口径ガイドシステムは応用されるようになりましたが、ハジメの一歩を踏み出したゼナックの判断と行動力は、アングラーの中で高く評価されるようになりました。
ゼナックは、4本撚りのPEラインの使用に疑問を持ったメーカーでもあります。
特にオフショアのジギングにおいて、糸鳴りが釣果に悪影響を与えると判断するアングラーが出始めたのです。
そこでPEラインを8本撚りにすることにより、よりしなやかで消音効果もあることに気づき、ロッドメーカーであるにも関わらず8本撚りPEラインの開発に乗り出したのです。
20年ほど前になるでしょうか、PEラインといえばカラフルなものが当たり前になっていましたが、ゼナックはそこにも疑問を持ち、白い原糸のようなカラーを採用したのです。
そのほうが、魚に対する刺激をマイルドに抑えられると考えてのこと。
このアプローチも、当時のアングラーには強く支持された出来事として記憶に残っています。
ゼナックは常に革新的で確信的でしたが、釣りの現場からフィードバックされた答えを、シンプルに製品化しようとしたに過ぎないのかもしれません。
これからのゼナックの歩みにも、注目し続けたいですね。
それでは、ゼナックのロッドラインナップから、おすすめのアイテムを取り上げましょう。
ボートジギングからバス釣り用まで、さまざまな対象魚・釣り方に合わせて製品がラインナップされていますよ。
操作性に優れたものが多く、絞り込んでしまうのはちょっともったいない気がしますね。
ゼナックからリリースされている、ショアジギング用のロッド・ミュートスシリーズです。
ソニオは、シーバスゲームとの兼用が可能な仕上がりになっていて、青物をスモールプラグで狙う際にもとても扱いやすく作られています。
アキュラは、メタルジグのキャストだけでなくプラグも扱える調子になっていますよ。
デューロは、キャスティング性能やルアーの操作性能・青物とのファイト時のコントロール性能を優先して作られている、エキスパートアングラー向けのロッドです。
アプローチ別にしっかりと性格付けがされていて、選ぶ側としては明確な違いを感じやすい仕様ですよね。
ショアジギングにのめり込みたい人に、しっかりおすすめできるアイテムといえるでしょう。
RGガイドモデルはもちろん、KガイドモデルやGTモデルといった、ガイドシステムを指定して選ぶことができるのも嬉しいですね。
ゼナックのバス釣り用ロッド・ブラッカートです。
手にしてみると、極めて高い感度を有しているブランクスに仕上げられています。
ベイトフィネスロッドのB65Finesseから使っていますが、ガイドセッティングがブランクスに密に沿っていて、感度以上にキャスタビリティの凄さに驚かされますよ。
黒カラー推しのコスメもインパクトがあって、手元が締まるイメージですね。
B2-63では、ログなどのジャークベイトを操っていますが、とてもテンポよく刻めるのと、ラインスラックの処理がスムーズで、次のキャストへの移行が途切れないのがいいですね。
B67Frogは、中空フロッグをカバー周りで操りのに適したロッドで、やや短い設定のおかけで下向きにしたトゥイッチを入れることもカンタンです。
ガチガチに硬い雷魚ロッドのようなロッドには仕上げなかったところに、ゼナックらしいセンスを感じますね。
このグランツは、バス釣り用というよりはビッグベイトをキャストして操るための専用ロッドという括りのほうが、言い得ているような気がします。
なぜなら、ビッグベイトによるアプローチ自体が、すでにバス釣りの枠を超えて、他魚種狙いにも盛んに使われているからです。
SOPMODというロッドも、シーバスゲーム用に用意されているのですが、使ってみた感じではグランツのほうが扱いやすいイメージを受けます。
振り抜けの良さと、魚を掛けてからの操作性、硬過ぎない曲がるブランクスの味付け等々、ビッグベイトの釣りに欠かせないものが豊富に搭載されているからです。
硬さ・長さで複数種類ラインナップされているので、自分の好みに合ったものを選んでください。
短いから・長いからというだけで、扱いにくいものには仕上がっていないところが、ゼナックのロッド作りの真骨頂でしょう。
8フィートモデルで800グラムのルアーまで背負えるので、大き目のビッグベイトを使うつもりの人なら、そこ一択になってしまいそうですね。
海外遠征をして釣りを楽しむアングラーが増えていますから、こういった待ち運び便利な3ピースロッドが、ゼナックからもラインナップに加わるようになりました。
ジョイント部分の補強や全体的な曲がり・振り抜けの良さ・ルアーのカバー範囲など、気になる問題点をことごとく解消してくれているのが、エクスペディションシリーズです。
これさえあれば、海外の怪魚釣りにも果敢に挑めそうですよね。
ゼナックが開発しているPEラインで、なんと4本撚りと8本撚りの間に位置する、6本撚りで仕上げられています。
しなやかさをキープするための白いカラーは、魚に対しても余計な刺激を与えにくい効果があります。
また6本撚りにすることによって、均一性と耐久性も保たれるようになっていて、ライントラブルを抑えた釣りを展開するのに適していますよ。
エギングやシーバスゲーム・各種ジギング用に使ってみてはいかがでしょうか。
ゼナックの特徴や、おすすめアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?
最近では、ネット通販で並んでいるところを見かけなくなりました。
その代わりに、公式サイトにゼナックストアが開設。
メーカーの在庫状況も逐一チェックできるので、購入したいと考えている人はそちらをご覧ください。
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