コンパクトロッドってどれを選んだらいいの？ダイワ・シマノなどおすすめアイテム10選

ちょっとした旅行に出かける際に、バッグの片隅へコンパクトロッドを忍ばせている人が結構いますよね。

滞在先が海に面していたり、川や池がそばにあったりしたら、ロッドを持参しなかったことを悔やんだ経験があるからでしょう。

水のあるところに魚あり！ですから、常にアングラーの血が騒ぐ人なら、携帯性に優れたコンパクトロッドが気になるはず。

そこで今回は、ダイワやシマノなど有名ブランド製品を含めて、おすすめのコンパクトロッドをご紹介します。

コスパ優秀なものや、磯竿・アジングロッドとして使えるものもピックアップしてみましょう。

コンパクトロッドとは、短く縮めてコンパクトに収納できる釣り用ロッドのことです。

釣りに使うロッドの長さは、通常なら2メートルを超えてしまうケースがありますから、そのままの状態では持ち運びが大変です。

特にバスや電車などの公共交通機関を利用する場合は、他の乗客の邪魔になってしまいますよね。

なんとか長さを短くしようと試行錯誤して誕生したのが、コンパクトロッドなのです。

「でも1ピースロッドと比べたら性能が落ちるんじゃないの？」

確かに継ぎ数が多くなることで、継ぎ目ごとの強度を確保しなければなりませんし、延ばした状態での張りや感度も気になるところです。

でも安心してください！最新のロッド製作技術によって、継ぎ数が多くてもロッドとしてじゅうぶんに機能するものが増えてきましたよ。

コンパクトロッドを選ぶには、まずどんなタイプ・形式を採っているロッドか、確認するところから始めます。

大きく分けて2つのタイプが設定されていて、まず1つ目が、振出式タイプ。

これはグリップ部分に穂先などの他のセクションが、全て縮んで収納される形式＝振出式になっているものです。

バラバラに離れてしまうトラブルを防ぐというメリットはありますが、1ヵ所に収納するためにロッドブランク本体が薄い作りになってしまいます。

そうすると通常あるはずの剛性や耐久性、感度までもが下がってしまう可能性が出てくるのです。

分厚くすると収納が難しくなったり、ウエイトが重くなってしまったりと、デメリットが発生してしまうのが難点といえるでしょう。

コンパクトロッドのもうひとつのタイプ・形式は、継ぎタイプです。

並継ぎや逆並継ぎ、インロー継ぎタイプが用意されていますよ。

振出式のようにブランクを薄く作る必要がないので、剛性や感度などを損なわずに釣りに使えるというメリットがあります。

ただし、ティップやバット・グリップなど、各セクションがバラバラに分かれてしまうので、うっかり失くしてしまうケースが発生するかもしれません。

注意深く扱うように心がけましょう。

人気釣具メーカーのダイワやシマノを含め、おすすめのコンパクトロッドを取り上げてみました。

コスパ優秀かどうかを判断基準にして、さまざまなロッドをチェックすることにしましょう。

まずは振出式タイプから。

どんな釣りに使えるのかも重要ですよね。

人気メーカーのダイワからリリースされている、振出式のスピニングロッドです。

仕舞寸法が44センチと、極めてコンパクトに収納することができます。

これなら旅行カバンやデイパックの中に、入れておくことがカンタンですよね。

自重も120グラムと軽いので、ルアーのキャスト&リトリーブを繰り返してもほとんど疲れずに済むでしょう。

こちらもダイワから発売中の、万能竿の要素を持った振出式のコンパクトロッドです。

仕舞寸法が45センチですから、邪魔にならずに携行することができますよね。

10-210とは、オモリ負荷が10号前後で、伸ばした長さが210ミリ(実際には218ミリ)ということ。

ルアーで換算すると、5グラムから15グラムぐらいまでをキャストするのに向いていますよ。

各種ワームやミノーはもちろん、天秤仕掛けの餌も投入できますね。

長さ8.6フィートまで伸びる、ダイワの振出式コンパクトロッドです。

この長さならシーバスゲームやエギングなどに活用できるでしょう。

ルアーは28グラムまでキャスト可能なので、4号サイズのエギも遠投できますね。

ソルトウォーターゲームを満喫したいアングラーにおすすめです。

仕舞寸法は、たったの54センチまで縮んでくれますよ。

シーバスゲームで使うことを念頭に開発された、継ぎ式のモバイルロッドです。

仕舞寸法は67センチと、3メートル超えのシーバスロッドを持ち運び便利なサイズにまでコンパクトにできます。

継ぎ数は5本で、40グラムまでのルアーをキャスト可能に作られていますよ。

実売価格は5万円台とやや高めですが、ダイワのモアザンシリーズですから感度も剛性もバツグン。

携行しやすいシーバスロッドを探していた人に、ビビッと響く逸品です。

シマノからリリースされている、6本継ぎのコンパクトロッドです。

タチウオのワインド釣法やシーバスゲーム、サーフヒラメゲーム・ショアジギングなどに幅広く活用できるでしょう。

自重195グラムと軽めで、56グラムまでのルアーをキャストすることができます。

実売価格は2万円前後と、コスパ優秀なところも見逃せませんね。

ソルトゲーム初心者の人で、どの釣りも試してみたい人にも適しているといえるでしょう。

デイパックに入れて背負えば、バイクで釣り場をランガンできますよ。

シマノのワールドシャウラシリーズに、継ぎ式のコンパクトロッドがラインナップされていますよ。

長さ6.5フィートで5本継ぎ、自重は112グラムと大変軽量化されているのが特徴です。

歴代ワールドシャウラで証明されているのは、強さ・剛性・耐久性ですから、このロッドにもしっかり受け継がれています。

実売価格が7万円前後とやや高めですが、それに見合うスペックを携えているといっていいでしょう。

これ1本あれば、バス釣りはもちろん、ライトソルトウォーターゲーム全般を楽しむことができるはずです。

シマノの携行性に優れた、継ぎ式のコンパクトロッドです。

専用ロッドケース付きですから、バイクや電車での移動でしっかり活躍してくれるでしょう。

バス釣りや河川・海でのさまざまな魚を対象に、釣りを展開できるのが嬉しいですね。

継ぎ数は4本で、21グラムまでのルアーをキャストできるようになっています。

トップウォータープラグやミノー・シャッド・ジャークベイト・バイブレーション・スピンテールジグ・チャターベイトなどをラインに結んで遠投しながら探ってみることをおすすめします。

メジャークラフトからは、アジングやメバリング用のパックロッドが豊富にリリースされています。

こちらは長さ7.6フィートの継ぎ式メバリングロッドですね。

4本継ぎで仕舞寸法が62センチと、持ち運び便利な仕様になっています。

ウルトラライトアクションなので、軽いリグを広範囲にキャストして、活性の高いメバルをとらえましょう。

実売価格は1万円台と、かなり安い設定です。

コスパの優秀さでは他メーカーに引けを取らない、メジャークラフトらしいロッドですよね。

タカミヤから出ている、堤防などでさぐり釣りをするのに適したコンパクトロッドです。

長さ90センチで仕舞寸法がなんと、30センチしかありません。

自重も47グラムなので、カバンに忍ばせておいても全然問題ないでしょう。

実売価格は2千円前後とコスパ優秀なところは、タカミヤ製品に一貫したコンセプトそのままです。

こちらはプロマリンから発売中の、仕掛け・リール付きコンパクトロッドです。

これさえあれば、すぐに投げ釣りを始めることができますよ。

仕舞寸法は67センチで、長さ3メートルまで伸ばすことができます。

家族や仲間で釣りを楽しみたいときに、クルマに複数セット常備しておけば便利ですよね。

実売価格は3千円前後ですから、とてもリーズナブルなタックルセットといえそうです。

コンパクトロッドの種類や選び方、おすすめアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか？

あまりに小さく縮められるので、本当に釣りに使えるのかな？とためらう人もいるでしょう。

でも一度コンパクトロッドを手にしてしまえば、その便利さに手放すことができなくなってしまうはず。

将来的にもっと進化したコンパクトロッドが登場するはずですから、ロッドの持ち運びもどんどん簡略化されていくでしょう。

そうなればどこでも釣りが楽しめるようになって、ますます釣りにハマること間違いなしですね。