ぶっこみサビキ特集!沖に向かってキャストする実釣動画を徹底チェック
「ぶっこみサビキ」って聞いたことありますか? 非常に精力的な名の由来ですが、オリジナルのサビキ釣りは、装置自体を垂直に吊るし、釣師の周りをゆらゆらと探しながら釣りをします。 ただ…
FISHING JAPAN 編集部

アジやイワシ・サバなど、海の小型回遊魚が接岸してきたら、サビキ釣りの時期到来といえるでしょう。
逆に言えば、アジやイワシなどが1年中釣れれば、サビキ釣りの時期はいつでもOKということに。
試しに冬にサビキ釣りをしてみると、足元が急深エリアでなければ、まずアタリすら発生しない状況に陥ります。
釣り自体が難しいのではなく、対象魚がいないから釣れない!それだけのことなのです。
ここでは、サビキ釣りに適した時期や、おすすめタックルについてご紹介しましょう。
サビキ釣りに適した時期とは、海水温が上がり始める時期のことでしょう。
上がれば餌となるプランクトンなどが豊富に発生し、それを食べにアジやイワシが接岸してきます。
接岸がなければ、船に乗って沖合いまで小魚を迎えに行かねばなりませんが、広い広い大海原から小型のアジやシワシを見つけ出すのは至難の業。
それなら陸地=防波堤・堤防などに陣取って、小魚のほうから接岸してくるタイミングを待つほうが、理にかなっているでしょう。
そのタイミングが、サビキ釣りに適した時期といえそうです。
具体的には、4月から5月のゴールデンウィーク前後が、最も水温上昇の著しい時期ですね。
神奈川・静岡・愛知・富山・大阪・高知・長崎・鹿児島など、日本全国で水温上昇が同時に発生するわけではありませんから、自分が住むエリアにおけるベストタイミングを調べてみる価値はあります。
判明したら、その時期に出撃できる準備を整えればOKでしょう。
ただし、現在は県をまたぐような広域の移動には適していません。
釣り場で密になる状態を避けながら、釣りを楽しめる方法を各自で考えて行動してみましょう。
サビキ釣りは、足場の高い堤防や防波堤エリアでおこなうのがおすすめです。
なぜなら、足元までしっかり深いからです。
サーフなどの浅瀬にもアジやイワシは回遊してきますが、それを迎え撃つ用意ができません。
サビキ釣り用の仕掛けが縦方向に長いため、仕掛けを真っ直ぐぶら下げて誘いをかけるのに、一定以上の水深が必要となります。
これを満たせないと、サビキ釣りが成立しないのです。
ですから、場所の選定は、かなり重要だと認識してください。
ちなみにショアジギングのメタルジグにサビキ仕掛けを結んでキャストする、ジギングサビキというアプローチが盛んになってきました。
これも魚が回遊するエリア・水深までサビキを届けたい!というアングラーの願いが生んだ、効果的な釣りスタイルといえるでしょう。
サビキ釣りには、サビキだけ用意しても魚を釣ることができません。
仕掛けにセットするカゴを確保し、その中にアミエビなどの撒き餌を詰め込んでから海へ投入しましょう。
カゴからアミエビが飛び出して、周囲に広がり始めます。
それに気づいた小魚が引き寄せられてきて、サビキそのものにバイトするに至るのです。
上下に大きく振って誘いをかけたければ、長めのロッドが要りますし、少し沖でサビキを漂わせたければ、飛ばしウキを装着して遠投を仕掛けるようになるでしょう。
サビキ仕掛けそのものも多種多様に富んでいますから、対象魚や自分の釣りスタイルに合わせて、切り換えるようにしたいですね。
また撒き餌の種類も多様化してきて、常温で保存できるタイプも市販されるようになってきました。
それでは、サビキ釣りに適したおすすめタックルを取り上げてみましょう。
防波堤や堤防など足場の高いところでは、長めのロッドやランディングネット・水汲みバケツ・パイプチェア・クーラーボックスなどがあれば便利です。
強い陽射しを遮るための服装などにも、気を配りたいですね。

シマノ(SHIMANO) ロッド 投げ竿 17 ホリデースピン ショートモデル (振出) 275JXTS ライトな投げ釣り用 全長2.75m 自重160g
全長3.35メートルの振り出し式ロッドです。
足場がさほど高くない、一般的な防波堤で操るのに適していますよ。
短い分だけ軽くなっていて、自重は250グラムしかありませんから、1日中操っていても疲れは感じないでしょう。
2500番前後の、ラインキャパ多めのスピニングリールを装着して使ってみてください。

ダイワ(DAIWA) 磯・波止釣りロッド リバティクラブ磯風・K 2-45・K 釣り竿
こちらは、ダイワからリリースされている全長4.46メートルの振り出し式ロッドです。
足場の高い防波堤でも、じゅうぶんに操れる長さを持っていますよ。
自重は170グラムと軽め、サビキ釣りはもちろん、ウキを使ったフカセ釣りにも対応できます。
ブランクにはブレーディングXを採用しているので、ネジレに対しての復元力がしっかり備わっていますよ。

プロマリンからロッドとリール、それからサビキ仕掛けなどフルセットになった便利アイテムがリリースされています。
コスパ優秀で必要な道具が全て揃っていますから、釣り場で困ることはありませんね。
これを複数セット用意しておけば、いつでも家族でサビキ釣りを楽しむことができます。
撒き餌に使うものも準備するようにしておけばOKでしょう。
最近はオキアミを使わず、チューブ式になった加工品を代用するケースが増えていますよ。

つり具TEN釣りエサ付 サビキ釣り ちょい投げ釣り 完全釣りセット メーカー保証あり(釣り竿 仕掛け エサ 釣り道具)
こちらは、なんと撒き餌やちょい投げ仕掛けまで付いた、サビキ釣りコンプリートセットです。
ロッドやリールも含めてこの価格なら、サビキ釣り初心者の人には嬉しいですよね。
実際に使って消耗したぶんだけ買い足せばいいので、スタートキットとして活用してみましょう。
釣り入門用ガイドブックも付いているので、基本的なことを調べるのに重宝しますよ。
海釣りを楽しむ上で、とても便利な釣り道具セットといえるでしょう。

ナイロンの3号ラインなら200メートルも巻ける、ダイワの汎用型スピニングリールです。
3000番サイズなので、サビキ釣りから他の釣りまで、柔軟に使うことができますよ。
ハンドルノブも握りやすく、糸ヨレトラブルも抑えられています。
5千円以下という販売価格も、大変魅力的ですね。
使用後はしっかり水洗いして、日陰で乾燥させるようにしてください。

紐付きの水汲みバケツです。
釣り場の清掃や、撒き餌の入れ替え時の洗い作業などに使えますよ。
撒き餌に冷凍オキアミを使う場合は、水に溶かすケースがあるのでバケツは必須になります。
足場の高い防波堤からの水汲み作業は、じゅうぶん注意しておこなうようにしてください。

マルキューからリリースされている、簡易タイプの撒き餌です。
パッケージから押し出して使えるので、指や手を汚すことなくカゴに撒き餌を注入できます。
ニオイもキツくないですから、初心者の人にもおすすめ。
使用後は空のパッケージを必ず持ち帰るようにしましょう。

キャプテンスタッグ パレット コンパクトチェア(ミニ) M-3919 (レッド)
カンタンに設置できる、持ち運び便利なパイプチェアです。
あると無いとでは大違い、腰をかけながらロッド操作できると、身体への負担は軽減されますよ。
コンパクトな設計なので、複数台クルマに積んでおくことも可能です。
他のアウトドアイベントにも活用できるのがいいですね。

シマノ(SHIMANO) クーラーボックス 22L フィクセル ベイシス 220UF-022N 釣り用 ピュアホワイト
シマノのコンパクトなクーラーボックスです。
左右どちら側からでもフタを開けることができますから、釣った魚を投入するのに便利ですよ。
荷重に対しても耐えられる構造なので、座って釣りをすることも可能です。
500ミリリットルのペットボトルなら、17本も入る大容量が魅力ですね。

コンパクトで取り回ししやすいランディングネットです。
全長3メートルまではカバーできますから、もっと足場が高い釣り場なら、それにマッチした柄のものを用意しましょう。
サビキ釣りをしていて、大型の魚が掛かってしまうこともあります。
そんなときに慌てなくて済むように、ランディングネットは常に手元に置いておきたいものです。
サビキ釣りに適した時期や釣り方、おすすめタックルをご紹介しましたが、参考になりましたか?
家族や仲間とワイワイ楽しめるのが、サビキ釣りのメリットなのですが、現状ではそのスタイルを実践するのは難しいでしょう。
釣り場で密にならない状況を作るために、どのような釣り方があるのか、そろそろ模索し始めていい時期かもしれません。
同じ釣り場で隣り合わせの密接状態で釣りをしない!これが可能かどうかやってみなければ分かりませんが、休日のたびに釣り人で溢れ返り、ゴミの山を作り続けていた釣り場の現況を考えると、冷静に新しい釣りとの関わり方や、釣り場の選定の仕方・釣り場での行動そのものを見直す、良い機会だといえるでしょう。
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