アコウは初夏が旬!豊潤な旨みとほどよい歯応えの薄造りが最高なアコウの生態から釣り方まで大公開!

FISHING JAPAN 編集部

釣り人の皆さん、アコウって魚派ご存知ですか?

関西ではキジハタをアコとかアコウと呼びます。

この魚は日本に限らず外国でも高級魚として扱われており、大変美味しくてハモと並ぶ人気魚です。

そんなアコウの生態から釣り方までご紹介します。

アコウってどんな魚?

アコウは日本に限らず外国でも高級魚として扱われており、香港の海鮮料理屋でしばしば登場する石斑(シパン)と呼ばれるハタ科の魚の中でも特に値が高く、現地で最も人気がある海鮮料理の一つ清蒸海鮮(チンチョン・ハイシェン)に使われることが多い高級魚です。

清蒸海鮮は魚のうま味を逃さず、あますところなく食い尽くすという香港の人たちの食道楽ぶりを、如実に感じることができる料理法のひとつですね。

この料理は、アコウだけでなく白身のハタ科の魚を使ってやるとなんでも美味しいですね。

南の海に多く沖縄でアカジンと呼ばれているスジアラが手には入れば最高だし、イシダイ釣りの外道にかかるアカハタや、リーフの内側の浅い海でルアーを引くとよく飛びついてくる小型のカンモンハタなどもお勧めです。

中華料理で蒸(チョン)の字がつけば、蒸す料理のことなので、もし中国へ行って清蒸海鮮が食べたくなったとき、発音の難しい中国語で通じなければ、スチーム(蒸気)といえば理解してくれることが多いですよ。 

旨さは西のフグと称されるほど

アコウは、スズキ目ハタ科マハタ属の魚で、日本では青森県以南の日本海や太平洋に広く分布しています。

春の終わりから夏にかけて旬を迎える魚で、豊潤な旨みとほどよい歯応えを備えた身は、薄造りにしてポン酢でいただくのが最高です。

その淡泊な旨さは"西のフグ”と称されるほどで、ハモと並ぶ夏の人気魚です。

アコウの幼魚や若魚は防波堤の捨て石やテトラ周りに好んですみつきますが成魚は浅海の起伏の激しい岩礁帯を好み、生きた小魚を主食にするフィッシュイーターです。

最大で60cmを超える大きさに成長しますが、釣りでは30cm前後の大きさのものがよく釣れますね。雌性先熟の性転換を行う魚として知られ、全長40cm前後になるとメスからオスに性転換するそうです。

新釈「魚名考」によると標準和名のキジハタという呼び名は、少し赤みがかった地色に朱紅色の小班点が散らばっていて、オスのキジの羽根の色に似ていることから名付けられたのではと紹介されていますが、目が緑色をしており、キジの目の色とそっくりなのでキジハタだという説もあります。

同じように魚名考に関西でアコとかアコウと呼ばれるのは
 
-「旨い魚」の意であろう。<ア>は愛称語であり<コ>は魚名語尾。アユ、アジなどと同義語で、旨い魚の意を表わす呼称であろう。
 
と記されています。この他にも山陰ではアカミズ、長崎や福岡県ではアカアラ、愛知県ではアズキマスと呼ばれています。

小魚泳がせて釣るノマセ釣りが盛ん

アコウは生きた小魚を主食にしている魚なので、イワシやサバの子のエサを泳がせて釣るノマセ釣りが盛んです。

中でも大きな内湾を備えた丹後地方は、昔から定置網漁が盛んでシーズンになると定置網にアコウのエサに丁度よい10cmほどの大きさのカタクチイワシが大量に入ります。

このイワシを買い付けてエサにし船を流しながら釣るのが盛んです。

エサにするカタクチイワシは鼻掛けにして泳がせるのですが、太軸のハリだと重いためにエサがすぐに弱ってしまって元気に泳いでくれません。

なので丸セイゴのように細軸のハリを使った方がいいですね。

エサは出来るだけ手早く付ける。これが原則ですがイワシを水中に入れたとき口が開かないよう、下アゴからハリ先を入れ上アゴに抜くのがセオリーです。

このときハリ軸がアゴの中心を貫いているのが理想的ですね。

アコウはロックフィッシュとも呼ばれるように底棲魚です。

なので大半の人が釣っているとき余り底を切りたがらないようですね。

ただオモリでコツコツ底を叩きながら釣ると、ときとしてアコウよりガシラの方がよく釣れることが多いと思います。

そんなときは思い切って底を切ってみるのもひとつの手です。

底の状態にもよりますが最低1m以上、根が高いときには2m近く底を切って釣ってみると、ガシラはほとんど釣れずにアコウばかりになることが多いですよ。

しかも底を狙うより型のいいアコウが釣れる確率が高いと思います。

生きた小魚をエサにしているアコウは、目の前にエサがやってくるのをじっと待っているわけではありません。

めざとくエサを見つけたら、1mでも2mでも瞬時に跳び上がってエサを食う習性があります。

だから、少しぐらい底を切って釣っていてもアコウはちゃんと食ってくれるのです。底釣りといっても底ばかりに固執して釣る必要がない、と覚えておきましょうね。

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