ライトショアジギング入門!釣り方をマスターするために必要なこと
青物をロックショアから豪快に狙うのが、ショアジギングのイメージ。 防波堤などの足場の良いところから、軽めのメタルジグやジグサビキをキャストするライトショアジギングも、根強い人気…
FISHING JAPAN 編集部岸から青物などの人気魚種を狙うショアジギングの中でも、よりライトなタックルを用いて手軽に楽しめるのがライトショアジギングです。
軽めのメタルジグを沖に向かってキャストし、青物の他ヒラメやタチウオ、根魚なども狙うことができます。
ルアーをキャストするだけのシンプルな釣りだからこそ、使用するタックル、特に手元の操作に直結するロッドにはこだわりたいものです。
そこで今回はライトショアジギングロッドを選ぶうえで重要なポイントを解説し、初心者から上級者まで納得して使える、編集部おすすめのロッドをご紹介します。
後半ではライトショアジギングで青物を釣るコツについても触れているので、これからライトショアジギングを始めたい方はぜひ参考にしてくださいね!
目次
ショアジギングはメタルジグと呼ばれる専用のルアーを使って、岸(ショア)から遠投して魚を狙う釣法です。
その中でも軽量なジグを用いておこなうショアジギングを、ライトショアジギングと呼びます。
メタルジグは鉛やタングステンなどの金属で作られており、本格的なショアジギングでは100gを超えるメタルジグをキャストすることもあります。
その点ライトショアジギングでは20~60gの軽めのメタルジグを用いるので、ジグの投入や操作にあまり体力を必要としません。
そのため、女性や初心者の方でも手軽に始められるのが特徴です。
また、重いメタルジグではバイトに持ち込めなかった魚種や、攻めることのできなかったシャローエリアなどを効率よく釣っていくのにも向いています。
ライトショアジギング入門!釣り方をマスターするために必要なこと
青物をロックショアから豪快に狙うのが、ショアジギングのイメージ。 防波堤などの足場の良いところから、軽めのメタルジグやジグサビキをキャストするライトショアジギングも、根強い人気…
FISHING JAPAN 編集部ソルトルアー総合メーカー「ブルーブルー株式会社」の公式YouTubeチャンネル『BlueBlueFishing~ブルーブルー株式会社~』では、ライトショアジギングに関する基礎知識を解説した動画が配信されています。
実際にライトショアジギングをおこなう様子を視聴できるため、釣りのイメージを掴みたい方はチェックしておきましょう。
ライトショアジギングロッドは、軽量なメタルジグをロングキャストしやすい仕様になっています。
柔らかいので扱いやすく、ショアジギングよりも力を必要としないのが特徴です。
ショアジギングよりも軽いジグを使用するライトショアジギングですが、不意の大物とも安心してやり取りするためには、ある程度ブランクの強さと張りが求められます。
ベテランアングラーの中にはシーバスロッドやエギングロッドをライトショアジギングに転用する方もいますが、使用するルアー重量やロッド自体の操作が異なるので、扱いにはコツが必要です。
そのため、初心者の方はなるべくメタルジグの使用に特化した専用のライトショアジギングロッドを選ぶようにしましょう。
手持ちのシーバスロッドをライトショアジギングで使いたい場合は、最低でも30~40gのルアー重量に適合した硬めのロッドがおすすめです。
また、繊細なロッドワークを要するシーバス釣りと違い、ロングキャストしてただ巻きすることの多いライトショアジギングには長めのロッドが重宝します。
さて、実際にライトショアジギングロッドを選んでいきたいところですが、レパートリーが多く何を基準に選べばよいか迷ってしまいますよね。
そこでまずは、ライトショアジギングロッドを選ぶうえでチェックしておきたいポイントを3つご紹介します。
ルアーロッドは一般的に、ft(フィート)という単位を用いて長さを表記します。
1ftは約30cmです。
初めの1本としてオールラウンドに使えるライトショアジギングロッドを探している方は、9.6ft(約2.9m)前後の長さを選ぶようにしましょう。
これを基準にすると、近距離で狙いたい方には軽く操作しやすい9ft前後のショートロッドが、飛距離を伸ばして遠投したい方には10ft以上のロングロッドがおすすめです。
ライトショアジギングロッドの硬さは、柔らかい方から順に「L(ライト)」「ML(ミディアムライト)」「M(ミディアム)」「MH(ミディアムヘビー)」「H(ヘビー)」「XH(エクストラヘビー)」というアルファベットで表記されます。
硬さは基本的に、使用するメタルジグや釣りたい魚種に合わせて選ぶのがおすすめです。
柔らかいほど軽いジグを投げやすく、硬いほどパワーが出るといった特徴を理解し、自分に合った硬さを試してみるのも良いですね。
目安としては、30g以下の軽いジグにはMLパワー、40~50g程度のジグにはMパワー、60g前後のジグにはMHパワーの硬さがおすすめです。
初心者の方はオールラウンドに使えるMパワーのライトショアジギングロッドを1本持っておくと、幅広く使い回せるでしょう。
ロッドに搭載されているガイドリングにもしっかりこだわりましょう。
何度もフルキャストを繰り返すことを想定して、ラインとの摩擦抵抗を抑えたSiCリングやトルザイトリングを採用しているロッドを選ぶと、長く愛用できます。
これらのガイドリングは通常よりも硬めの素材で作られており、耐久性に優れているのが特徴です。
SiCリングやトルザイトリング以外のガイドリングでもキャストすることは可能ですが、いざ魚が掛かってやり取りを始めたら、ラインブレイクを気にする必要が出てきます。
やり取りに集中するためにも、購入時はガイドリングについて確認しておくと安心です。
ここからは、編集部おすすめのライトショアジギングロッドをピックアップしてご紹介します。
先に述べたライトショアジギングロッドを選ぶうえでチェックしたいポイントを踏まえ、Amazonで評価やレビューが高いものを中心にまとめています。
今回はダイワやシマノを含む、人気釣具メーカーから厳選しました。
ぜひ自分に合ったライトショアジギングロッド選びの参考にしてくださいね!
ソルティースタイル ライトショアジギング STLS-962ML30-KR
アブガルシアからリリースされているこちらのライトショアジギングロッドは、自重の軽さが特徴です。
軽い分感度がよく、ロッドの操作性を向上させています。
青物はもちろん、ヒラメやシーバスなど小型~中型の魚種に対応する汎用性の高いモデルです。
【全長】2.9m
【自重】156g
【ジグ重量】7~35g
【硬さ】ML
【ガイドリング】KRガイド
ダイワ(DAIWA) ショアジギングロッド ジグキャスターライト 100ML 釣り竿
足場の高い堤防やサーフからロングキャストするのに最適な、ロングレングス仕様のライトショアジギングロッドです。
トップガイドにはSiCリングを採用しており、ラインの擦れを心配することなく使用できます。
また、グリップ部分を長めに設計することで脇に挟んでシャクることができるので、操作しやすいのも魅力です。
【全長】3.05m
【自重】195g
【ジグ重量】10~40g
【硬さ】ML
【ガイドリング】SiCリング
メジャークラフト 釣り竿 ショアジギングロッド スピニング 3代目 クロステージ CRX-962LSJ 9.6フィート
しっかりした張りと剛性感が魅力のライトショアジギングロッドです。
メタルジグは定番の重量に対応しているため、初めてライトショアジギングに挑戦する方にもおすすめできます。
堤防ではもちろん、サーフや磯など様々な釣り場で活躍する汎用性の高い1本です。
【全長】9.6ft
【ジグ重量】30~50g
シマノからリリースされているこちらのライトショアジギングロッドは、遠投性、軽さ、感度、パワーなどの基本性能がバランスよく設計されています。
独自の強化構造でブレを抑え、操作性の高さを叶えています。
硬めの作りになっているので不意の大物にも対応でき、飛距離を伸ばしたい釣りに最適です。
【全長】3.2m
【自重】196g
【ジグ重量】最大60g
【硬さ】MH
【ガイドリング】SiCリング
ロッド性能の高さを追求したシマノのライトショアジギングロッドです。
曲げやネジレに強い構造で耐久性にも優れており、魚とのファイトも難なく実践できます。
ロッドの継部には特殊加工を施し、固定力の高さと抜けにくさを両立しています。
【全長】2.9m
【自重】275g
【ジグ重量】最大70g
【硬さ】M
【ガイドリング】SiCリング
長めのレングスながらも自重が軽く、扱いやすいライトショアジギングロッドです。
幅広いジグ重量に対応しており、硬さも標準的なので様々な釣り場で重宝します。
ブランクは太径でハイパワーに設計されており、不意の大物ともやり取りできる安心感があります。
【全長】3.12m
【自重】175g
【ジグ重量】15~50g
【硬さ】M
【ガイドリング】SiCリング
堤防やサーフなどの足場がよい場所でライトショアジギングを始めたい方におすすめのモデルです。
小型~中型の青物はもちろん、大物が掛かったときにも対応できるスペックを持ち合わせています。
世界的に実績の高いFuji製ガイドを採用しており、ラインの摩擦抵抗を気にすることなく釣りに集中できます。
【全長】9.6ft
【ジグ重量】10~50g
【硬さ】M
【ガイドリング】Oリング
軽量ながらもパワーと強度に優れ、安定したライトショアジギングを実現できます。
キャスト時のブレを抑え、高い操作性を誇るので疲労も感じづらい設計です。
ガイドにはステンレスフレームのKガイドを採用しており、ラインの滑りをよくしています。
【全長】2.9m
【自重】225g
【ジグ重量】最大60g
【硬さ】M
【ガイドリング】Kガイド
ダイワからリリースされているオーバーゼアの上位機種にあたるシリーズです。
ハイパワーなブランクや握りやすく操作しやすいグリップ、アタリを取りやすいガイドリングなど、こだわりが詰まったライトショアジギングロッドです。
こちらのモデルは手返しよくメタルジグを操ることができ、広範囲を探りたいときに重宝します。
【全長】3.12m
【自重】189g
【ジグ重量】12~65g
【硬さ】MH
【ガイドリング】SiCリング
ブランクスにがまかつ独自の技術を搭載し、強度を向上させたハイパワーなライトショアジギングロッドです。
遠投性能にも優れており、軽快なキャストやアクションが可能です。
軽い使用感で操作しやすく、長時間の釣りでも疲れを気にせず集中できます。
【全長】2.9m
【自重】185g
【ジグ重量】20~40g
【硬さ】M
【ガイドリング】SiCリング
ライトショアジギングで、シーバスやロックフィッシュばかりが掛かって青物がなかなか釣れないという話をよく耳にします。
その理由として考えられるのは、対象魚が潜む場所に正しくジグをキャストできていないことです。
狙った魚を捕らえるために、まずはロッドを振る前にじっくり釣り場の選定をおこないましょう。
ここでは、ライトショアジギングで青物を釣る際に狙うべき場所を3つご紹介します。
青物狙いのライトショアジギングでは、外海に面している釣り場を選ぶようにしましょう。
青物は回遊して岸近くまで泳いできます。
ジグをキャストして届く範囲まで接近してくれるため、外海に面した釣り場であれば青物の姿を積極的に捉えられるはずです。
青物のエサとなるベイトフィッシュの動向に直接関わってくるのが、潮通しです。
潮の流れがよくある場所にはベイトフィッシュが寄り付いてくるので、なるべく潮通しのよい釣り場を選びましょう。
エサを求めて接岸してきた青物をヒットさせるためには、潮目の位置を考慮しながらジグをフルキャストして誘ってみることが大切です。
十分な水深がある場所には、浅瀬よりも青物やベイトフィッシュがたくさん集まります。
魚の数が多ければその分釣れる確率も上がるので、釣り場を選ぶ際は水深も考慮しておきましょう。
また、水深があるとボトムの地形変化が期待でき、青物のエサ場として有効な駆け上がりが存在する可能性も高まります。
今回はライトショアジギングロッドの選び方とおすすめのロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか?
ライトショアジギングロッドは、使いたいジグや釣り場に合わせて選ぶことが大切です。
メーカーによって様々なタイプがリリースされているため、比較検討して自分が使いやすいロッドを選ぶようにしましょう。
お気に入りの1本を手に入れたら、早速釣り場に出向いてライトショアジギングを楽しんでくださいね!
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初めの1本としてオールラウンドに使えるライトショアジギングロッドを探している方は、9.6ft(約2.9m)前後の長さを選ぶようにしましょう。これを基準にすると、近距離で狙いたい方には軽く操作しやすい9ft前後のショートロッドが、飛距離を伸ばして遠投したい方には10ft以上のロングロッドがおすすめです。
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