海が凪でも、道は通れません|関東は今朝までに120ミリ、明朝までにもう120ミリ

海が凪でも、道は通れません|関東は今朝までに120ミリ、明朝までにもう120ミリ

FISHING JAPAN 編集部

釣りをやめる理由は、たいてい海にあります。今日は違います。

日本気象協会の吉田友海予報士が、9月8日6時04分に記事を配信しました。8日から10日(木)にかけての大雨についてです。四国から東北南部で、警報級の大雨のおそれがあります。

数字を出します。まず9日午前6時までの24時間予想雨量です。東海200ミリ、四国200ミリ、近畿180ミリ。関東甲信と北陸が120ミリ、東北が80ミリ。

そしてそこから10日午前6時までに、さらに降ります。関東甲信で120ミリ、東海で150ミリの予想でした。

線状降水帯のおそれも出ています。三重県は8日昼過ぎから。静岡県、愛知県、岐阜県は8日夕方から。いずれも9日朝にかけてです。

関東について、記事はこう書いています。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があります。少しの雨量でも土砂災害の危険度が高まります。

ここが今日の要点です。同じ100ミリでも、乾いた地面と緩んだ地面では意味が違います。

海の予報だけを見ていると、この差は見えません。波2.5mを見て「今日はやめよう」と決める。それは正しい判断です。ですが判断すべきものが、もうひとつあります。

港までの道です。

今日の紙面に出てくる港で言います。三浦市の松輪江奈漁港は、三浦半島の先端にあります。千葉県鋸南町の勝山漁港は、山を下った先です。茨城県鹿嶋市の鹿嶋旧港は、利根川の下流域になります。

山を越える港は土砂、川沿いの港は洪水。見るべき地図が違います。

そこで使うのが、気象庁の「キキクル」です。危険度分布を地図の色で示すページになります。

3種類あります。土砂キキクル、浸水キキクル、洪水キキクル。それぞれ別の地図です。

色の意味は共通です。黄色が警戒レベル2相当。避難経路を確認する段階になります。赤が3相当で、高齢者などは避難する段階。紫が4相当で、危険な場所からの避難。そして黒が5相当です。

ここで、いちばん大事な注意があります。

黒は、出ないまま災害が起きることもあります。黒が出たときには、すでに災害が発生している可能性が高い段階です。行動を終えておくのは、紫の時点になります。

その黒は2022年6月30日に追加されました。同じときに、うす紫と濃い紫が紫にまとめられています。紫を1色にして、警戒レベル4と1対1で対応させるためです。

今日から変えられること

行くと決めている人も、出発の前にキキクルを開きます。見るのは港のまわりではありません。自分が通る道の色です。

そして、開く地図を港で選びます。三浦や勝山のように山を越えるなら土砂キキクル。鹿嶋や飯岡のように川沿いを走るなら洪水キキクルになります。

赤が出ている区間があれば、その道は使いません。迂回路がなければ、その日は行きません。船が出るかどうかとは、別の判断です。

そして今夜以降の雨は、明日からの海も濁らせます。川から出る水が変わります。10日(木)からは大潮です。潮が動く週に、水も動きます。

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