大雨のあと海はいつ釣れる 船長の一言「水潮」

大雨のあと、最初に釣れ出すのはどの港?|船長の一言「水潮」で分かる、海が戻る順番

FISHING JAPAN 編集部

雨がやんだ次の朝、どの港へ向かえば、いちばん早く魚に会えるのか。この週末、その答えにつながる一言を書いた船長がいました。

7日(月)は、関東南部と東海で線状降水帯の予測が出ていました(6日夕方時点)。千葉県では24時間で250mmの見込みでした。雨がやんだあと、海はいつから釣れるのか。それを考える手がかりが、この週末の船長コメントにありました。

和歌山市の勝丸、9月5日のアマダイ船です。「昼前までは当たり多数でアマダイ、イトヨリ、アジ、アオハタ、シイラ等色々釣れました。後半は最近の雨の影響で水潮入って来て当たり減少でスミマセん」。

水潮。雨で川から流れ込んだ真水が、海の表面に広がった状態を、船長たちはこう呼びます。真水は海水より軽いので、上に乗ります。塩分が薄く、濁っています。

勝丸の日で大事なのは、「後半は」という書き方です。朝は釣れて、昼から止まりました。潮が動いて水潮が船の下に入ってきた、という順番です。水潮は一様に広がるのではなく、潮に乗って塊で動きます。

ここから、雨のあとの見方を3つにまとめます。

1つ目は、川の近くから遠ざかることです。水潮は川の出口から広がります。湾の奥や河口に近い場所ほど、戻りが遅くなります。外洋に面した松輪や外房は、湾奥より先に戻ります。

2つ目は、上より下です。真水は表面に乗ります。底近くの魚は、表面の濁りとは別の水の中にいます。エサを底まで届ける釣りがあります。テンヤや天秤のタチウオ、テンヤマダイです。表面の水潮の影響を、受けにくい釣りだと考えられます。もちろん、うねりが収まって船が出てからの話です。

3つ目は、船長の言葉を読むことです。「水潮」「濁り」「潮が澄んで」。この言葉が釣果コメントから消えたとき、その海は戻っています。釣割の釣果ページで、気になる港の船長コメントを数日追ってみてください。9月6日の館山・伊戸では、雨の中でもマダイが12匹上がりました。外洋寄りの港が先に戻る、という見方の一つの例です。

今週は火曜から金曜まで、降水確率50〜60%の日が続きます。土曜は40%で、大潮です。濁りが取れていく順番を頭に入れて、土曜の場所を選びます。それが、今日できる準備です。

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