タチウオ 天秤は数、テンヤは型

タチウオ130cmはテンヤ、54本は天秤|東京湾3隻の数字が教える、次にどっちを持って乗るか

FISHING JAPAN 編集部

130cmのドラゴンはテンヤで、54本の数釣りは天秤で。この週末、東京湾のタチウオ船が残した数字は、はっきり二手に分かれました。

東京湾のタチウオ船で使う道具は、主に2つです。エサを付けた天秤仕掛けと、イワシを巻いたテンヤです。どちらを持っていくか。船長コメントに、判断材料がそろっていました。

まず、横浜市金沢八景の弁天屋、9月5日です。「テンヤ3〜14尾、テンビン11〜54尾」。同じ船で、天秤の最大は54本、テンヤの最大は14本でした。

横須賀市久里浜港の平作丸、同じ9月5日です。「天ビン4~22本、60~100cm。テンヤ3~15本、最大130cm、126cm、120cm、119cm、118cm」。天秤は数で22本、ただし型は100cmまで。テンヤは15本止まりですが、130cmを筆頭に大型が5本並びました。

ここまでで、ひとつの形が見えます。天秤は数、テンヤは型という形です。

ところが、逆の日もあります。横須賀市大津漁港の小川丸、9月6日です。「最大115センチにトップテンヤで17本・二番手天秤で16本」。この日はテンヤが数でも天秤を上回りました。前日の9月5日は「竿頭は天秤31匹 二番手はテンヤで29匹 三番手もテンヤで21匹」で、こちらは天秤が上です。同じ船で、日によって入れ替わっています。

つまり、こうです。数を取りたい日は、天秤が有利なことが多いです。型を狙うならテンヤです。ただし、どちらが上かは日によって変わります。

だから答えは「両方持っていく」になります。金沢八景の米元釣船店は9月5日のタチウオ船に「※テンヤも可」と書いています。弁天屋と平作丸も、両方の数字を出しています。両方を持ち込める船が、東京湾には少なくありません。

ここからは、数字から出る一つの組み立てです。朝いちばんは天秤で入ります。アタリが多い時間帯に、まず数を確保するためです。走水の教至丸の船長は9月2日に「出たアタリはどんどん掛けて」と書いていました。数が落ち着いてきたら、テンヤに替えます。平作丸の数字を見る限り、100cm超えはテンヤに集中していたからです。

もうひとつ、平作丸の数字で気になることがあります。天秤の型が「60~100cm」で止まっている点です。100cm超えは、この日はすべてテンヤでした。大型だけを狙う日は、最初からテンヤで通す手もあります。

前線が抜けたら、東京湾のタチウオは再開します。持っていくのは両方です。使う順番は、天秤からです。これが3隻の数字と2隻の言葉から出る答えです。

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