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タナ取りってどうやるの?その質問に徹底的にお答えします!仕掛け別の方法まで大公開!

FISHING JAPAN 編集部

沖釣りでよく使われるタナという言葉は、魚のいる場所、つまりマダイやイサキ、マアジなどの魚が泳いでいる層を意味します。

ただ、もっと広い意味で使われるときは、底という場合もあります。

底を取ることをタナ取りと表現するのは、このためです。

さて、実際に釣りに出かけたとき、船長がタナを指示してくれることが多いですよね。

タナは20mだから、2m手前で仕掛けを止めて、エサ振って、それから指示ダナで待つようにして」

こういわれたとき、あなたはどう反応しますか?

タナ取りには2種類ある

たとえば水深が50mあったとしましょう。

魚のタナは20mなので、仕掛けを水面から20m下ろしてアタリを待ちますか?

それともタナが20mなので、いったん底まで仕掛けを下ろして、そこから20m巻き上げてアタリを待ちますか?

この場合だと仕掛けは水面から30m下のタナに落ち着くことになりますね。

最初のやり方だと、仕掛けは水面から20m下でキープすることになります。

あとのやり方だと仕掛けを底から20m上げたところ(水面からは30mの深さ)で待つことになります。

そのため、10mもの誤差が生じるのです。

このようにタナ取りには二通りのやり方があるので、船長からタナを指示されたときは、「水面からですか?それと底からですか?」とよく聞いて確かめておくことが必要です。

使う仕掛け別タナ取りの方法

それでは水面からのタナ取りのやり方を少し紹介しましょう。

水面からのタナ取りは、マダイ釣りやアジ五目などコマセを使う船釣りときにやることが多いですね。

それは、全員が同じタナを釣るようにしてコマセをまくと、より効果的だからです。

タナの合わせ方は、使う仕掛けによって変えたほうがいいです。

これもテクニックのひとつなんです。

胴突き仕掛けでタナ取りするときは、先端につけたオモリの位置をタナに合わせてください。

胴突き仕掛けより長いハリスを使ってテンビンでフカセて釣る場合、タナを合わせるのはハリの位置ではありません。

なざなら、ハリスが長いため潮の速さによってハリの位置が変わるからです。

テンビンフカセの場合は、コマセビシをタナに合わせてください。

タナは水面から20mと指示されたら、その深さまで仕掛けを落とす前に、何回かに分けてコマセを振り、魚にアピールしておいてから、指示ダナまで仕掛けを下ろしてアタリを待つのが正解です。

潮の速さでタナを微調整

あとは潮の速さに合わせてタナを微調整することが必要です。

潮がゆるいときにロングハリスを使っていると、どうしても仕掛けが垂れてコマセビシより下の位置にサシエが落ち着くことが多いです。

こういう場合は、コマセビシを指示ダナより少し上げて微調整しアタリを待ってみてください。

底からのタナ取りは、仕掛けをいったん底にまで落とします。

リールのカウンターか色分けされたPEラインの場合は、1m毎に入れられたマーキングで何m巻き上げたかを判断し、タナをキープしてみてください。

ぜひ、参考にしてみてくださいね!

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