シマガツオの名前の由来って知ってる？エチオピアとも呼ばれる中深海魚

相模湾で船釣りをしていると、大きく扁平したカタチの魚か釣れたことがあります。

その名は、シマガツオ。

船長さんは、エチオピアと呼んでいましたが、その呼び名にはどんな由来があるのでしょうか。

ここでは、シマガツオの特徴や習性・釣り方・食べ方について、詳しくご紹介します。

シマガツオとは、スズキ目シマガツオ科に属している海水魚のことです。

水深400m程度のところでも泳いでいるので、深海魚のカテゴリーに入れてかまわないのではないでしょうか。

ただし、水深150mのレンジでも、メタルジグや仕掛けに食い付いてきたことがあるので、生息範囲はかなり広いといえそうです。

シマガツオの体長は、よく釣れる個体で40cmから50cmを超えるぐらい。

大きい個体で、60cm程度でしょうか。

体格は、平たくて体高は高めです。

外観の輪郭は、丸みを帯びています。

体色は、銀白色に映りますが、釣り上げて活け締めすると、一気に黒褐色に切り換わります。

シマガツオの頭部は、前方に向けて張り出していて、目玉はとても大きいのが特徴です。

目玉に光が当たると、オレンジ色に反射します。

ウロコは、三日月のカタチをしていて、とても硬いです。

背ビレと尾ビレには、小さくて横長のウロコが並んでいます。

見た目は、マンザイウオの仲間やツルギエチオピアなどに似ています。

シマガツオの生息域は、日本の近海エリアや、北太平洋の亜熱帯から亜寒帯域に分布しています。

深海で泳いでいるものの、夜になって太陽光が無くなると、浮上しやすい習性を持っています。

シマガツオの捕食対象は、イカなどの軟体動物・魚類・エビやカニなどの甲殻類です。

群れで行動しているので、釣れ出すと複数掛かることが多く感じます。

シマガツオは船釣りで狙うターゲットで、掛かってからの引きが強く、激しくファイトが多くのアングラーを魅了しています。

南のほうで漁獲されるマナカツオに似た魚なので、南を島のイメージでとらえて、シマガツオと名付けられた由来があります。

アングラーからは、エチオピアと呼ばれることがあり、相模湾で豊漁となった1930年代、エチオピアの王族が訪日していたことにちなんでいるそうです。

その他の呼び名は、テツビン・モモヒキ・クロマナガツオなどです。

魚屋さんの店頭など、市場ではあまり見かけない魚のひとつでしょう。

シマガツオの釣り方は、船釣りによる中深海釣りが基本となります。

エサ釣りなら、胴付き仕掛けを用意して、オモリ150号ぐらいまでの設定で沈めて誘いましょう。

ネムリバリの16号に、サバの切り身を付けます。

最近では、バーチカルジギングで食わせる釣り方が流行っています。

シマガツオは、掛かってからかなり暴れるので、その強烈な引きを楽しむのにジギングゲームが適している！と判断されているのでしょう。

シマガツオの食べ方として、美味しい旬は、秋から春にかけてです。

さばいていくと、やや赤みがかった白身であることが分かります。

ウロコは、とても硬く、剥がしていくのもなかなか困難な印象を持ちました。

全体的に見て、調理するのが容易な魚とはいえないでしょう。

ウロコは、皮ごとひいてしまうのがいいかもしれません。

新鮮なシマガツオは、脂が乗っているので、刺身で食べてください。

サーモンや中トロに似ている食感で、もっちりとしていますが歯切れは良好です。

お腹には、寄生虫のアニサキスなどが居る場合があり、刺身で食べるときは注意してください。

その他揚げ物やムニエル・粕漬けなどにして焼き上げるのもいいでしょう。

なめろうや塩焼き・あら煮・竜田揚げにも向いています。

船釣りで釣り上げたシマガツオの鮮度を保つには、よく冷えるクーラーボックスを持ち込む必要があります。

おすすめのクーラーボックスを、ダイワ・シマノからひとつずつ取り上げてみましょう。

体長が、大きくても60cm程度なので、それが収まる長さのものを選びたいところです。

ダイワからリリースされている大型クーラーボックス・タフトランクS4300RDです。

大径のキャスターとサイドハンドルが付いているので、ひとりでの持ち運びも楽におこなうことができます。

大型のサイドハンドルは、クーラーボックスの両側に装備されているので、ふたりで担いで持つことも可能です。

上フタには、ガッチリ密閉するロックボタンの付いた、フロントロックが装備されています。

上フタは両開きする仕様で、取り外しも可能ですから、洗浄メンテナンスがしやすくなっています。

手が濡れない跳ね上げ式の水栓が、標準で付いています。

このクーラーボックスの容量は、43Lです。

43Lもあれば、中型魚から大型魚まで幅広く対応できるでしょう。

2Lのペットボトルを、縦置きで収納可能です。

底部には、ふんばるマンが付いていて、滑りにくく抜群の安定感を生み出しています。

ウレタン断熱の高保冷モデルや、軽量スチロールモデルから選べるようになっています。

防水プルーフケースも付属しています。

このクーラーボックスの内寸は、230×565×315mmで、外寸は、340×735×410mmです。

実際に実物に触れてみると、全体的に剛性感があり、片手で引っ張って運ぶことができました。

実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

50cm程度のシマガツオなら、複数匹保管できるのではないでしょうか。

船釣りから帰宅したら、上フタを外して内部をしっかり洗浄してください。

隅々まで除菌して、拭き取りをおこなってから冷暗所で乾燥させておきましょう。

シマノから発売されている大型クーラーボックス・スペーザリミテッドNS-C35Yを選んでみました。

このクーラーボックスの容量は、35Lです。

ウエイトは、7.7kgになっています。

外寸は794×347×320mmで、内寸は592×252×230mm。

ボディ素材は、PPとステンレスで出来ています。

最大保冷時間＝I-CE値は、60hです。

断熱構造は、発泡ポリスチレン+3面一体型真空パネルを採用しています。

機能および付属パーツは、取り外し可能上フタ・サイドロック・ハンドル・ラックアップハンドル・ショルダーベルト・水栓・キャスター・滑り止めゴム・トレーです。

実際に実物に触れてみると、かなり大きめの容量が備わっていると感じました。

ひとりでキャスターやハンドルを利用しながら、長めの距離でも運ぶことができます。

船上で釣れたシマガツオをきっちり活け締めして血抜きをおこない、このクーラーボックスに収納して持ち帰るようにしましょう。

実売価格は3万円台と、購入を検討しやすい価格帯に設定されているのが嬉しいです。

シマガツオの特徴や習性・釣り方・食べ方や、おすすめのクーラーボックスをご紹介しましたが、いかがでしたか？

乗合船で釣ることになるので、予約の際に船長さんやスタッフさんから、シマガツオ釣りについてレクチャーを受けておきましょう。

また、エサ釣りでアプローチするか、ジギングゲームで誘いをかけるか、決めておきましょう。

当然船長さんとも協議して、他の同船するアングラーの釣り方に合わせる必要があります。

持参するタックルも、必ず当日の釣り方に合わせてください。