マハタってどんな魚?生態から釣り方、おすすめの料理法まで一挙ご紹介!
料亭などではお馴染みの高級魚、マハタ。 普段なかなかお目にかかることができない魚ということもあって、釣り人の間では不動の人気を誇ります。 今回はそんなマハタの生態に迫り、釣り…
FISHING JAPAN 編集部関東地方から関西・四国地方にかけて、水田に水が満たされている季節に足を運ぶと、細長く金色っぽい体色をした生き物に遭遇することがあります。
まるでウナギそっくりの姿に見えますが、実は全く異なる魚・タウナギです。
食べることができるといわれているこのタウナギの、特徴や習性についてご紹介しましょう。
タウナギとは、タウナギ目タウナギ科に属している、外来の淡水魚のことです。
在来種の生息地は、日本の南端エリア=奄美大島や西表島などですが、本州や四国で見かけるものは、外来種になります。
体長は、30cmから40cmを少し超えるぐらいに成長します。
タウナギの体表面を観察すると、魚にあるウロコは見られません。
また、胸びれと腹びれも見当たらず、背びれと尻びれは存在しています。
成長すると性転換し、幼魚のときはメスで、大型になるとオスです。
タウナギは夜行性ですから、陽が暮れてから水田の用水路にライトを当てると、意外とカンタンに発見することができます。
もし釣りたいなら、夜に出向くと照明によるサイトフィッシングが体験できるでしょう。
タウナギの特徴として、本来魚にあるエラが退化しています。
口腔の粘液部分で、酸素を取り入れて呼吸をしています。
タウナギの生態は、水田の畔道などにトンネルを掘り、そこに流れ込んでくる小動物=昆虫やイモリ・ヒル・小魚などを捕食しています。
厄介なのは、このトンネル。
水田と通じてしまうと、せっかく溜めた水が用水路に流れ出てしまい、稲が育たなくなるのです。
体長が40cmもあるタウナギが、トンネルを掘れば、一晩で水田に溜めた水が流れ出てしまうかもしれません。
なのでもし飼育しているタウナギにいたら、絶対に逃がさないこと。
大きな被害につながる可能性は、じゅうぶんにあるといえるでしょう。
タウナギが産卵するのは、毎年6月から7月の初夏になります。
稚魚の状態をあまり見かけたことはありませんが、夜になると用水路のオープンウォーターエリアで、ウネウネ動いているのを見かけます。
積極的に泳いでいるシーンに遭遇することはほとんどなく、ヘビと見間違えることが多いです。
昆虫を襲ったり、もう少しサイズのある野ネズミのしっぽに噛み付いたり。
たぶん視力がそれほどよくないのか、自分の鼻先で動くものに対して、逃げることなく間を詰めていく習性があります。
そしてそのままの流れで、パクリ。
すぐには吐き出さないですから、飲み込んで食べてしまうケースがほとんどではないでしょうか。
タウナギをつかまえて活け締め・血抜きをおこない持ち帰れば、美味しく食べることができます。
中華料理などの食材としても活用されているので、中骨を取り除いてぶつ切りにし、香辛料・調味料で炒めて食べるのがいいでしょう。
タウナギの釣り方について、深掘りしてみましょう。
タックルは、ショートレングスなスピニングロッドに、2500番サイズまでのスピニンクリールを装着します。
スピニングリールのスプールには、3号程度のナイロンラインを巻いておきましょう。
ナイロンラインなら、水田のどこに触れても、カンタンに破断してしまうことはありません。
チヌバリを直接ナイロンラインに結んで、オモリもサルカンも特に必要はありません。
エサは、食感の柔らかいものならOKです。
イカの塩辛やコンニャク・魚の切り身・鶏生肉など、いろいろ試してみたらどれも食い付いてくれました。
エサのニオイで寄せるのではなく、小刻みに震えるアクションでタウナギに興味を持たせます。
なので、まずはタウナギやタウナギが潜んでいそうな穴を見つけます。
その前にエサの付いたハリをぶら下げて、ロッドワークで揺らし続けます。
そうすると少しずつ間を詰めてきて、ついには食い付いてくれるでしょう。
タウナギを水田近くの用水路で釣るのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、取り回しのいいショートレングスなスピニングロッドが合います。
リールは、1000番から2500番サイズ程度のスピニングリールなら、とても扱いやすいでしょう。
シマノ(SHIMANO) スピニングロッド 23 ルアーマチック バス S66L (バス推奨モデル) ブラックバス
シマノからリリースされているルアーキャスティングゲーム用スピニングロッド・ルアーマチックシリーズの豊富なラインナップから、S66Lを選んでみました。
全長は1.98mですから、キャストせずにエサ・仕掛けをぶら下げて、真下にいるタウナギを誘うのに向いています。
2ピース仕様で、仕舞寸法は101.9cmにまで縮まります。
水田地帯を歩き回る釣りになるので、携行しやすいサイズに収納できるのはありがたいです。
ウエイトは97gと軽めで、ブランクスの先径は1.5mm。
適合するルアーウェイトは、3gから10gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら最大6lb前後までで、PEラインなら最大1.0号まで使えます。
キャストしないので、もう少し太いラインでも活用することが可能でしょう。
グリップの長さは237mmで、ブランクスのカーボン素材含有率は、74.9%に設計されています。
実際に手に取ってみると、とても軽くて独特な張りがあり、負荷が掛かってもじゅうぶん対処できると感じました。
タウナギは、危険を感じたら穴の中に隠れてしまうので、素早くフッキングして引っ張り上げる必要があります。
グリップは細身で握りやすく、ガイドにはラインが絡まりにくいでしょう。
実売価格は4千円台と、とても低価格な設定になっているのが嬉しいです。
2ピース仕様のスピニングロッドは、携行性がとても高く、さまざまな釣り場へ持ち込みやすくなっています。
シマノから発売されている汎用型スピニングリール・セドナシリーズの中から、2500番サイズのハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は6.2対1なので、ハンドル1巻きにつき91cmものラインを回収することができるように作られています。
実用ドラグ力は3.5kgで、最大ドラグ力は9.0kgです。
ウエイトは240gで、スプール寸法は直径46.5mmで、ストロークは14.5mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら3号を120m、PEラインなら1.5号を220m巻けます。
ハンドルアームの長さは55mmで、ボールベアリングは3個搭載しています。
実際に手に取ってみると、ハンドルの巻き心地はとても滑らかで、ローター回転もスムーズだと感じました。
ボディフレームには適度な剛性感が備わっていて、リトリーブが安定しています。
実売価格は6千円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
こちらは深溝スプールタイプですから、ラインキャパがかなり豊富で、太いモノフィラメントラインを豊富に巻くことができます。
さまざまな釣り場で幅広く活用できるので、1台持っておくと重宝するでしょう。
タウナギの特徴や習性・釣り方、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
食べて美味しい魚ですから、春になったら水田に足を運んで探してみましょう。
運よく見つけることができたら、タックルを取り出して釣ってみてください。
いろいろな種類のエサを試してみると、とてもよく釣れるものに出会えるかもしれません。
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