人気スモラバ【コスモ】の使い方特集！どんなふうにバスを誘えばいいの？

スモラバ＝小さなラバージグを駆使して、エビやゴリなどの小動物を表現すれば、バスは素直に口を使ってくれるケースが多いです。

ボトムアップのコスモなら、さまざまなシチュエーションで活躍してくれるでしょう。

ここでは、コスモで実際にバス釣りを実践してみて、その有効な使い方について深掘りしてみましょう。

コスモとは、ボトムアップからリリースされている、バス釣り用のスモラバのことです。

ウエイト設定は、全部で4種類用意されています。

軽いほうから、1.3g・1.8g・2.5g・3.3g。

ウエイト的には、スピニングタックルで使うルアーに感じますが、トレーラーとしてピンテール系ワームを装着すると、5gを超えていくことに。

それならベイトフィネスタックルや、通常のベイトタックルでも使うことができます。

もし濃いカバーの周辺でコスモを操りたいなら、ベイトタックルを手に取ることをおすすめします。

さて、まずはコスモの各部に注目してください。

なんといっても個性的なのは、ヘッド部分です。

素材は、比重の高い樹脂タングステン。

着底したら横倒れしにくく、ラインで中層にぶら下げると、水平姿勢をキープしようとします。

とても安定感のある状態に、コスモそのものを導いてくれる役割を果たしているのです。

しかも、このヘッド部分に覆われるように、ラインアイが上手く埋もれています。

これにより、周囲のカバーや地形変化に引っ掛かりにくく、スルリと擦り抜けてくれるようになっています。

ヘッドから伸びているブラシガードの調整はしやすく、フックは貫通性能に優れています。

シリコンスカートは、上手くカッティングされていて、時間差でフレアしていくのが強みです。

まさに生命感溢れる仕様になっているコスモを、実際のフィールドで試してみましょう。

コスモの使い方は、季節によって異なります。

春から夏にかけては、シャローエリアの日陰カバーを中心に、吊るした状態でアプローチして震わせてください。

例えば、竹林の中からロッドを水面へ突き出して、真下にコスモを落としていきます。

中層にとどめた状態で、ロッドティップを細かくシェイク。

バスの目線に丁度乗る状態になり、気づいたらすぐにバイトしてくるのではないでしょうか。

カラーは、その季節に泳いでいるベイトフィッシュに合わせてください。

ラメが含まれているスカートのほうが、微細な震えを的確な刺激に変換してくれるでしょう。

コスモの使い方でなかなか難しいのは、秋から冬にかけてです。

ベイトフィッシュに注目するのですが、魚ではなくザリガニに目を向けてください。

ビッグサイズのバスほど、効率よく捕食して寒い冬を迎えようとするので、腹持ちのいい甲殻類＝ザリガニを追いかけるようになっています。

秋におけるザリガニの居場所は、ズバリ！石を組んだ護岸エリアです。

人工的な石組みには、隙間があり、そこにザリガニが潜もうとします。

それを狙って、隙間から出てきたところをビッグバスが襲うわけです。

コスモのカラーは、エビっぽいものがマッチするでしょう。

護岸に接触させた状態で、リフト&フォールもしくはズル引きを繰り返してください。

石にラインが触れることを考慮すると、太いラインを使いたいので、ベイトタックルを組むことをおすすめします。

コスモを操るのに向いている、おすすめのベイトロッドをご紹介しましょう。

MLパワーからMパワー程度のブランクスなら、細やかなアクションを引き出せますし、フッキングも決まりやすいです。

シマノからリリースされているバス釣り用ベイトロッド・スコーピオンXVシリーズのラインナップから、1651F-2を選んでみました。

全長は1.98mなので、さまざまなシチュエーションで長過ぎず短過ぎないロッドとして使えるでしょう。

2ピース仕様で、仕舞寸法は101.5cmです。

ウエイトは125gで、ブランクスの先径は1.7mm。

適合するルアーウェイトは、5gから21gまで。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら7lbから14lbまでで、PEラインなら最大2号まで使えます。

ブランクスのカーボン素材含有率は、94.7%になっています。

実際に手に取ってみると、適度なウエイトと長さで扱いやすく、剛性も備わっていると感じました。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。

コスモの特徴や使い方・実釣インプレ、マッチしそうなおすすめのベイトロッドをご紹介しましたが、いかがでしたか？

メーカー希望販売価格は、715円です。

フックポイントをカバーしているブラシガードは、そのまま使ってもかまいませんが、釣り場で広げたり本数を減らしたりしてみましょう。

フッキング効率が良くなりますから、ひと工夫加えるほうが好釣果につながるかもしれません。