真鯛の釣り方特集!船も堤防もタイラバで対応可能ってホント?
釣りの対象魚で人気の高い真鯛は、船からさまざまな釣り方でターゲットにされています。 最近ではエサ釣りよりも、タイラバを用いたアプローチを実践する人が増えているのではないでしょう…
FISHING JAPAN 編集部船で沖に出て楽しめる釣りといえば、マダイやロックフィッシュ・青物などをターゲットにした、タイラバゲームが挙げられるでしょう。
独特なカタチをした疑似餌・タイラバを駆使しながら、深いレンジに居る大型マダイを釣り上げたいものです。
ここでは、タイラバゲームの釣り方や、使うタックルについてご紹介します。
目次
タイラバゲームとは、マダイを狙うのに特化した疑似餌・タイラバを使って、船から沖合いの深場を探る釣り方のことです。
最近では、堤防からのキャスティングゲームでも、専用のタイラバを投げて釣るスタイル=ショアラバが流行っています。
今回は、船からのタイラバゲームについて、分かりやすく深掘りしてみましょう。
タイラバは、4つのパーツで構成されています。
まずは、ヘッドパーツから。
ヘッドパーツは、タイラバのオモリのことで、タイラバを狙っているレンジまで沈めるのに必要なものです。
ほとんどが丸い球状のカタチをしていて、一気にボトムまでフォールさせることができます。
ボトムの地形変化をとらえやすく、根掛かりトラブルも上手くかわせるカタチといえるでしょう。
次に注目するパーツは、ネクタイ。
ネクタイは、水中を移動しながら波動を出す役割を担っていて、マダイにしっかりアピールすることができます。
実際に水中のネクタイを見てみると、魚にも見えますし、タコが逃走して足をたなびかせているようにも見えます。
そういうピロピロ・フニャフニャしたアクションに、マダイは敏感に反応してくれるのです。
そして、スカートも付いています。
スカートは、ネクタイとは異なる波動を発生させ、タイラバ全体のボリュームに変化をもたらしてくれます。
膨らんだり縮んだり見えることで、アピール度が高まるようになっています。
そして、フックが装着されています。
タイラバに食い付いてきたマダイを、きっちり掛ける役割です。
タイラバには、ヘッドパーツの中をラインが通る誘導式と、ヘッドパーツに直接ラインを結ぶ固定式がラインナップされています。
食い付いてきたマダイが、違和感なくネクタイやスカート・フック部分を吸い込めるのは、ヘッドパーツと切り離されている誘導式ではないでしょうか。
実際にタイラバゲームを始めるときには、誘導式のタイラバを船に持ち込むことをおすすめします。
ただし、ヘッドパーツにはさまざまなウエイトがあり、船が向かうポイントによって変わりますから、船長さんにどんな仕様・ウエイトのものが必要なのか、確認しておかなければなりません。
タイラバの釣り方を、順番に解説します。
まずは、タイラバを水面に浸けて動かしてみてください。
ヘッドパーツにネクタイ・スカート・フックが絡まっていないか、しっかり確認しましょう。
絡まっていると、マダイが食い付いてきてもフッキングできない恐れがありますし、そもそもマダイが食い付かないかもしれません。
各パーツが絡まっていなければ、ロッドに装着したベイトリールのクラッチを切って、タイラバをボトムまで落とし込みましょう。
着底を確認したら、クラッチをつないでリールハンドルを回します。
このとき船長さんから指示があり、ボトムから何mぐらいまでを誘えばいいのか、つまりリールハンドルをどれくらい回せばいいのか教えてくれます。
そのレンジまでタイラバが到達すれば、再度ベイトリールのクラッチを切って、ボトムまで落とし込めばOKです。
この繰り返しをおこないながら、マダイを誘い続けるのが、タイラバゲームの基本となります。
とてもシンプルで覚えやすいのではないでしょうか。
タイラバゲームを続けながら、もしマダイが釣れなければ、ヘッドパーツを交換してカラーやウエイトを変えてみます。
それだけでマダイが反応し、食い付いてくることがあります。
同じように、ネクタイやスカートのカラーや長さを変えてみるのも効果的です。
またリールの巻き上げを早めたり遅くしたりするのも、良い刺激になるでしょう。
フォールスピードを遅くすれば、落ちている最中に食い付いてくることもあります。
自分なりにいろいろ工夫できるようになると、タイラバゲームがより一層楽しくなるはずです。
シマノ(SHIMANO) ルアー ソルトメタル 鯛ラバ 炎月 キョウリンバクバク 45g JD-R45U キョウリンスケオレ 004 オフショア タイラバ マダイ 海水
ダイワ(DAIWA) 紅牙 カレントブレイカー トリニティα 120g 桜グロー
タイラバゲームを楽しむのに使ってみたい、おすすめのロッド&リールをご紹介しましょう。
ロッドは、6ftから7ftぐらいのベイトロッドが扱いやすいでしょう。
パワーはM以上ぐらいのもので、タイラバのヘッドパーツウエイトに合わせてください。
リールは、カウンター機能付きのベイトリールにすると、どれくらいラインを出したのか、どれくらいラインを巻き上げたのかが分かりやすいです。
シマノ(SHIMANO) ソルトウォーターロッド タイラバ 炎月XR 2021年モデル B72MH-S/L オフショア タイラバ
シマノから発売されているタイラバゲーム用ベイトロッド・炎月XRシリーズのラインナップから、B72MH-S/Lを選んでみました。
全長は2.18mとやや長めのブランクスになっていて、操作性の高い1本に仕上がっています。
2ピース構造で、仕舞寸法は149.9cmになっています。
ウエイトは143gで、ブランクスの先径は1.4mm。
適合するルアーウェイトは、45gから200gまで。
適合するラインは、PEラインなら最大1.5号までです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、93.6%に設計されています。
実際に手に取って継いでみると、とても軽くてスムーズに曲がり込む印象を持ちました。
シマノオリジナルのスパイラルXコアを用いたブランクスや、Xシートが装備されています。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に設定されています。
やや長めのブランクスなので、きっちり曲がっても船べりを叩かない安心感があります。
シマノからリリースされているタイラバゲーム用カウンター付きベイトリール・炎月CTシリーズの中から、150PGを選んでみました。
ギア比は5.8対1ですから、ハンドル1回転につき58cmのラインを回収することができるようになっています。
最大ドラグ力は6.0kgで、ウエイトは250g。
ラインキャパは、PEラインなら1号を330m巻けます。
スプール寸法は、直径/幅が32/22mm。
ハンドルアームの長さは51mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。
実際に手に取ってみると、とてもパーミングしやすくて、各スイッチ・クラッチなども扱いやすい並びになっている印象を受けました。
ハンドルの巻き心地は軽やかで安定していますから、タイラバが着底してからの巻き上げを丁寧におこなえるでしょう。
実売価格は2万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
カウンター付きのほうが、狙うレンジを絞りやすいので、好釣果につながるかもしれません。
また電池交換がカンタンにおこなえるのも、大きなメリットのひとつでしょう。
ボディフレームは軽くて丈夫なアルミ製ですから、大型マダイが掛かっても安心してやり取りを楽しめます。
タイラバゲームの特徴や釣り方、おすすめの各タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
初心者アングラーなら、さまざまな情報や釣り方を丁寧に教えてくれる、乗合船を見つけるのが最優先かもしれません。
用意するタックルまでレクチャーしてくれるケースがありますから、まずは乗合船に連絡して予約を取るところから始めてみましょう。
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