穴釣りを楽しみたい!初心者もハマるおすすめ釣りスタイルに必要なタックルとは?
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FISHING JAPAN 編集部漁港や防波堤に隣接したテトラ帯へ出向いて、穴釣りを実践してみましょう。
夏場の高い水温から、秋になってずいぶんと下がってきた感じですから、穴釣りに反応する魚が結構居付いているかもしれません。
ここでは、穴釣りに用いるおすすめのエサや、具体的な釣り方についてご紹介します。
目次
穴釣りとは、オモリとフックが短く丈夫なハリスでつながった、ブラクリ仕掛けでアプローチする釣り方のことです。
ブラクリ仕掛けを投入するのは、漁港や防波堤などに隣接して設置されている、テトラ帯が多いでしょう。
立体的でさまざまな方向に突起のあるテトラは、複数集まると隙間ができるようになっています。
それが積み上げられれば、隙間が穴に変わるわけです。
特にボトムに近い穴は、日照の影響をほとんど受けず、昼間でも暗いまま。
夜行性の魚にとって、この暗がりは生活拠点としてとても魅力的でしょう。
カサゴやアイナメ・ソイなどのロックフィッシュは、ガチガチの夜行性の魚ですから、テトラ帯が作り出す夜の暗さ=穴をスルーするはずがありません。
そういうロックフィッシュの習性を逆手に取って、上から穴の中にエサの付いたブラクリ仕掛けを投入するのが、穴釣りの基本となります。
ボトムまでの深さが深いほど、その途中に潜んでいるロックフィッシュの数は多くなるでしょう。
また穴が複雑に曲がりくねっているほど、魚は棲みやすく、エサを捕食しやすいかもしれません。
物陰に隠れておいて、そばを追加したものを一瞬で襲うことができるからです。
穴釣りに用いるブラクリ仕掛けには、さまざまな重さが設けられています。
軽いものを使うと、根掛かりはある程度抑えられますが、一旦引っ掛かってしまえば外しにくいです。
重いものを使うと、穴の中を上手く滑り抜けて、ボトムまで到達する確実性が高まります。
隙間に挟まった場合は、つながっているラインをたるませて重力に下から引っ張ってもらいます。
そうすると、意外とカンタンに外れて、ボトムまで一気に落ちてくれるはずです。
その際、ハリスは短いほうが引っ掛かりにくいですし、フックもあまり大きなサイズのものは、トラブルの原因になるかもしれません。
さて、穴釣りでブラクリ仕掛けに装着するエサについて、注目してみましょう。
穴釣りに適したエサとして、サバの皮付き切り身や、釣り場で獲れたカニ・エビなどが挙げられます。
ゴカイやイソメといった多毛類も、エサとして有効なのですが、もしそこにエサ盗りとして知られるフグやベラが定着していたら、あっという間に奪われてしまうでしょう。
そんなトラブルを減らすには、もっとエサにこだわったほうがいいかもしれません。
おすすめは、魚肉ソーセージです。
魚肉ソーセージなら、スーパーやコンビニで購入することができるので、手軽に穴釣りを始められます。
また1本ずつきっちりとパッケージされていますから、釣り場への持ち込みも楽でしょう。
実際にエサとして使うときは、ブラクリ仕掛けに付いているフックのサイズに合わせます。
少し大きめにしておくと、小魚を避けてグッドサイズのロックフィッシュをターゲットにできるはずです。
ただし、タコやヒトデ・エビ・カニなども魚肉ソーセージに反応しますから、ロックフィッシュ以外の生き物が釣れる可能性があります。
穴釣りの釣り方として、昼間も夜も体験しておきましょう。
魚のエサに対する反応が、まるで違うからです。
どちらもやってみて、夜釣りのほうが釣りやすい印象を持ちました。
ただし、昼間でもテトラ帯の穴の奥底なら、ビッグフィッシュが掛かってくれるかもしれません。
ブラクリ仕掛けにグロー系の塗料を施しておくと、暗がりの中でボワッと光ってくれます。
ロックフィッシュは、その光に引き付けられて、バイトしてくるでしょう。
穴釣りに使ってみたくなる、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、操作性を高めるために、ショートレングスなブランクスのロッドがマッチします。
リールは、スピニングリールでもベイトリールでもかまいませんが、テトラが構成する穴が複雑であるほど、太いラインのほうが擦れに強くなります。
ということは、ベイトリールのほうが無難かもしれません。
プロマリンブランドからリリースされている穴釣り用ロッド、PGプリズムテトラシリーズの中から、110Bを選んでみました。
全長は1.15mと、ショートレングスなブランクスに設計されています。
1ピース仕様なので、仕舞寸法は同寸です。
ウエイトは130gで、ブランクスの先径/元径は1.8/10.1mm。
適合する錘負荷は、3号から15号まで。
ソリッド構造の1ピースブランクスですから、大きな負荷に対してもしっかり耐えることが可能です。
例えば、大型のアイナメがテトラの穴の奥底で掛かって引っ張っても、それにじゅうぶん耐えながらやり取りを楽しめるでしょう。
穴釣りでは、フッキング動作が遅れると、穴の奥に魚に逃げられてしまうことが多々あります。
そんなときは絶対に焦らないようにして、一旦ラインテンションをたるませてください。
そうすれば、ラインがテトラの側面に強く擦られることが無くなり、いきなりラインブレイクしてしまうトラブルを防げるでしょう。
しばらく放置した後、ゆっくりとロッドを持ち上げてラインを引っ張ってみます。
さっきより引っ張れる長さが増えたな!と感じたら、魚が穴の奥から出てきた証し。
一気にリールハンドルを回して、ラインを巻き上げながら魚を引き寄せてみましょう。
実売価格は千円台と、とても低価格な設定になっています。
これならリールと一緒に購入することも検討しやすいですし、家族や仲間のぶんも同時購入できそうです。
シマノ(SHIMANO) キャスティング ベイトリール 両軸 18 バスライズ 初心者向け
シマノから発売中のイージーマグブレーキ搭載ベイトリール・バスライズです。
ギア比は7.2対1ですから、ハンドル1巻きにつき77cmのラインを回収することができるようになっています。
最大ドラグ力は5.0kgで、スプール寸法は直径が34mm、幅が22mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら16lbを100m巻けます。
ハンドルの長さは42mmで、ボールベアリングは1個搭載しています。
実際に手に取って使ってみると、とてもコンパクトでパーミングしやすく、手のひらでガッチリと支えながら巻き上げをおこなえます。
クラッチの切れはスムーズで、バックラッシュトラブルも上手く抑えられています。
実売価格は5千円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
穴釣りの場合、足元へ垂直にブラクリ仕掛けを落とし込んでいきます。
ボトムに着いて魚がバイトしてきたら、ウインチのように強引に巻き上げることになるでしょう。
当然ベイトリールは頑丈なものが良く、ハンドルノブも滑らないほうが安定して巻けます。
穴釣りの特徴や釣り方・仕掛け・エサ、おすすめのタックルについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
夜釣りでテトラ帯に足を踏み入れるときは、携行用LEDライトを頭部や胸の前で点灯させてください。
足元を明るく照らさないと、最悪の場合足を滑らせてしまうかもしれません。
安全最優先で、穴釣りを楽しむようにしましょう。
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