イカの締め方ってどうすればいいの?エギングゲームでゲットしたイカを美味しく食べる方法
エギングゲームをしていて付けたイカを、そのまま持ち帰ろうとすると鮮度がどんどん落ちてしまいます。 当然あまり美味しくない状態で食べることになるので、ちょっともったいないですよね…
FISHING JAPAN 編集部エギングゲームのターゲットとして人気が高いのが、アオリイカです。
いったいどんな生態をしているのか、よく知っておくと自分の釣りに活かせるはず。
ここでは、アオリイカの生態について、詳しくご紹介しましょう。
秋になると、漁港内などで小さなアオリイカをよく見かけますが、なぜ秋はサイズが小さいのでしょうか?
目次
アオリイカの生態について、ひとつずつチェックしてみましょう。
必ず自分のエギングスタイルに、活かせる情報があるはずです。
まずは、アオリイカの生息域から。
実はアオリイカの皮膚は、真水に弱いという事実を知っていましたか?
海に棲むアオリイカが真水に触れるとすれば、次の2つの機会が考えられます。
ひとつは、雨の日。
空から落ちて来る真水を避けるために、アオリイカは塩分濃度の濃い深場などに落ちていくでしょう。
もうひとつは、河川の河口域。
河川の上流部から流れて来る真水は、河口域に行ってしまうと全身にかぶります。
そんな危ない行為をアオリイカ自らするわけがなく、河口周辺にはほとんどアオリイカが居ません。
となると、アオリイカをエギングで狙うとき、それ以外の気候条件や場所に絞り込めば、よく釣れることになります。
具体的には、アマモなどの藻が生えている岩場や、藻が群生しやすい地形変化が、メインの生息域となるでしょう。
藻が生えるには、潮の通りが良好であることも条件になります。
潮が通るなら、小魚の集まりもひんぱんに発生し、アオリイカが捕食しやすい条件も兼ね備えていることに。
アオリイカの捕食行動についても、深掘りしてみましょう。
アオリイカが好んで食べるのは、小魚とエビ類です。
小魚を襲うときは、アオリイカが活発に動き回れるときに集中する傾向があります。
アオリイカの活性は水温に左右され、高水温なら小魚を追うケースが増えると考えてください。
小魚は表層から中層にかけて、群れで泳いでいることが多く、アオリイカもそのレンジを意識しています。
水温でいえば、15℃以上で25℃ぐらいまででしょうか。
逆に海が低水温になると、少しでも水温の高いボトム付近にアオリイカは落ちます。
そんなアオリイカの視野に入って来るのが、エビ類ですから、捕食対象も小魚からエビ類へとシフトするわけです。
アオリイカが捕食する際、積極的に泳ぎ回って小魚やエビ類に抱き付く!という展開は、あまりないかもしれません。
理由は、泳ぎを得意としていないからです。
流れに逆らったホバーリングは得意ですが、捕食活動をするときは、物陰に隠れての待ち伏せスタイルがほとんどでしょう。
例えば、岩やそこに生えている藻の中に潜んで、自分の目の前を無防備に通り過ぎていく小魚・エビ類を凝視しています。
そしてタイミングを見計らって、縮めた腕を急速に伸ばし、捕まえにかかるのです。
アオリイカの視力は高いほうですが、全体的に青っぽく見えています。
眼球には偏光機能が備わっていて、水面のギラギラした乱反射の中に小魚が居ても、しっかり識別できるようです。
そして水面の上に居る我々アングラーの姿も、アオリイカからは丸見えです。
釣り場に到着しても、いきなり水際に立つことは、この理由で避けたいものです。
アオリイカのエギングゲームで有効な、おすすめのエギをピックアップしてみました。
エギを選ぶ場合、そのボリュームや沈下スピード・カラーなどにこだわりましょう。
前述のように、捕食対象が小魚かエビ類かで、エギを投入するレンジが変わってきます。
まずは水温を計り、高ければ表層から中層を、低ければボトム付近を叩きましょう。
小魚に似せたカラーにするのか、エビ類に似せるのか、攻めるレンジに合わせて切り換えるといいかもしれません。
またアオリイカの産卵時期は、水温が上がり始める春先です。
藻や岩礁に直接卵を産み付けますから、その周辺をエギで探ると効率よく釣ることができるでしょう。
アオリイカの生態を自分なりに研究していくことで、生息域を絞り込むことができ、それが釣果に直結することを知っておきたいものです。
ダイワ(DAIWA) エギ エメラルダスピークTypeSRV3.0号夜光-ブルージーンスキュート
ヤマシタ(YAMASHITA) エギ エギ王 LIVE S 3.5号 19g ピンクラバー #035 604849 ルアー
アオリイカを絞り込んだ釣り場で効率よく釣るのに向いている、おすすめのエギングタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、Mパワーブランクスのスピニングロッドが扱いやすいです。
リールは、2500番サイズ以上のスピニングリールなら、軽快なロッドワークを引き出せるでしょう。
ダイワからリリースされているエギングゲーム用スピニングロッド・エメラルダスAIR AGSシリーズの中から、88M-Sを選んでみました。
全長は2.64mと、とても操作しやすく、ロングキャストも決まりやすい長さに設計されています。
2ピース仕様で、仕舞寸法は136cmにまで縮まります。
ウエイトは91gで、ブランクスの先径/元径は0.9/10.9mm。
適合するエギサイズは、2.5号から4.0号まで。
適合するラインは、PEラインなら0.5号から1.0号までとなっています。
ブランクスのカーボン素材含有率は、98%です。
実際に手に取って振ってみると、とても軽くてシャープな張りの備わったブランクスだと感じました。
負荷に対しては素直に曲がりやすく、アオリイカのバイトを弾いてしまう展開にはなりにくいでしょう。
実売価格は3万円台と、ハイスペックならではの価格帯に設定されています。
少し長めのブランクスですが、全体的なバランスが良好で、さまざまな釣り場にマッチしそうです。
ダイワ(DAIWA) 21 エメラルダス エア FC LT2500S
ダイワから発売されているエギングゲーム専用スピニングリール・エメラルダスAIRシリーズの中から、2500番サイズのノーマルギア仕様を選んでみました。
ギア比は5.1対1なので、ハンドル1回転につき72cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は5.0kgで、ウエイトは160gと軽め。
ラインキャパは、PEラインなら0.6号を200m巻くことができます。
ハンドルの長さは50mmで、ボールベアリングは12個搭載しています。
実際に手に取ってみると、とても軽量で扱いやすく、ハンドルの巻き心地も滑らかそのものです。
ローター回転もスムーズで、急にラインスラックが発生しても、素早く巻き取ることが可能でしょう。
ドラグのレスポンスも良好で、アオリイカがジェット噴射で逃げ出しても、身切れすることなく対処できるはずです。
実売価格は3万円台と、購入を検討しやすい価格帯に収まっています。
ハンドルノブはラウンド形状になっていて、強くチカラを込めてつまんでも滑りにくい印象です。
大型のアオリイカと対峙しても、このスピニングリールがあれば、上手くランディングに持ち込めるのではないでしょうか。
アオリイカの生態や釣り方、おすすめのエギ&タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
スローにフォールしていくエギなら、表層から中層に居るアオリイカに見つけてもらいやすいです。
そして浅場に生えている藻に潜んでいるアオリイカにとっても、発見しやすいエギとなるでしょう。
潮の流れが早い釣り場や、ボトム付近を素早くチェックしたい場合は、フォールスピードの速いエギを使ってみてください。
青はアオリイカから見やすいカラーですから、エギの一部もしくは全体に配色しておくと、発見されるのが早まります。
小魚に似たものやエビ類に似たものを織り交ぜながら、アオリイカの反応をとらえてください。
イカの締め方ってどうすればいいの?エギングゲームでゲットしたイカを美味しく食べる方法
エギングゲームをしていて付けたイカを、そのまま持ち帰ろうとすると鮮度がどんどん落ちてしまいます。 当然あまり美味しくない状態で食べることになるので、ちょっともったいないですよね…
FISHING JAPAN 編集部春イカは秋イカと釣り方が違うの?エギングをもっと知りたい
ショアからのエギングゲームで春イカと呼ばれているのは、産卵を控えたアオリイカをほぼ指しています。 当然体格が大きいので、孵化してからしばらくしか経っていない秋イカとは、行動パタ…
FISHING JAPAN 編集部釣れるイカの種類って知ってる?エギングをマスターするための秘訣
海水温の上昇に伴ない、岸際の浅いエリアにちらほらとイカの姿が。 どうやら産卵のために接岸してきた、アオリイカのようです。 日本で釣れるイカには、さまざまな種類がありますから、…
FISHING JAPAN 編集部DAILYランキング