ウツボは危険な海の生き物!生態や釣り方、食べ方まで詳しくチェック
あなたは、ウツボにどのような印象をお持ちですか? 野性的な特性で知られるウツボですが、それは当然のことながら、本当の獲物狩りのシーンや釣り上げたときの様子は驚きを禁じえません。 …
FISHING JAPAN 編集部流氷の天使とか妖精と呼ばれている生き物が、クリオネです。
まるで羽根を動かして、飛んでいるかのような泳ぎを見せてくれます。
日本の沿岸ではひんぱんに見ることのないクリオネ、どうやら捕食シーンに強烈な個性があるようです。
動画でチェックしながら、その特徴を紐解いてみましょう。
目次
クリオネは、日本各地の沿岸部ではその姿をあまり見かけることができません。
ハダカカメガイに属している、貝の仲間になります。
北極海などの寒流の水域に棲息していて、日本海なら潮の流れに乗ってやってくるかもしれません。
隣接するオホーツク海や、太平洋の北側で出会えるでしょう。
クリオネの身体の大きさは、なんと0.5cmから成長しても3cmほど。
もっと北のエリア、例えば北極に近い海では、3cmより大きなクリオネが見つかっています。
さてこの可愛らしい外見のクリオネ、貝なのに貝殻が見当たりません。
どうやら成長とともに無くなってしまうようで、それが見た目で貝と判断しにくい原因です。
水中に漂うエサを捕食するとき、かなり激しく身体のカタチを変化させます。
可愛く見えた頭部らしき先端部分から、何やらツノのようなものが・・・。
複数本突き出して、触手のように長く伸びます。
このクリオネの形態のことを、バッカルコーンと呼んでいます。
クリオネの捕食シーンは、ひんぱんに見られるものではありません。
海にいるときは、リマキナという巻き貝の一種をつかまえて食べています。
ただし、一度捕食すれば、2年ほど持つとのこと。
クリオネ自体の寿命が2年程度ですから、もし鑑賞目的で水槽に入れておくのであれば、エサは与える必要はないのかもしれません。
ちょっと可愛そうに感じますが、水槽で飼う機会を得たら、エサを積極的に与える手間は省けそうです。
クリオネの捕食シーンを収めた動画を見つけました。
バッカルコーンの形態に変化している様子が、よく分かります。
確かに大きな変身シーンですから、飼育中に見てみたいかもしれません。
クリオネは、雌雄同体なので、2匹同じ水槽に入れておくと産卵シーンを見れる可能性があります。
ただし、飼育方法は、他の生き物とは異なり、ちょっと面倒です。
小さな水槽に海水を入れて、冷蔵庫に保管する必要があります。
水温は、0℃を目安に、徹底して冷やし続けないと、クリオネは生きていけません。
水中に雑菌が繁殖しないよう、きっちり上フタを閉じた状態をキープしてください。
とはいえ、ペットショップでクリオネが販売されていないことには、飼育を体験することは難しいでしょう。
もし行きつけのペットショップがあるようなら、クリオネを取り寄せできるか尋ねてみてください。
飼育方法も、ペットショップのスタッフさんと一緒に検討するのが楽しいかもしれません。
クリオネの飼育方法について、もう少し深掘りしてみましょう。
呼吸は、海水に溶け込んでいる酸素を、クリオネの体表から皮膚呼吸によって取り入れています。
例えば、海水を1L用意したとして、クリオネ2匹を解き放った場合。
酸素の量や水質の変化から考慮すると、2週間から3週間で海水をまるごと交換したほうがいいでしょう。
塩を溶かして作る人工海水は、あまりおすすめしません。
天然の海水や海洋深層水を使えば、クリオネに優しい環境を作れるでしょう。
足しげく海岸へ出向いて、汲んでくる作業をおこなってください。
海水は変質するので、あまり長く保管しておかないほうがベターです。
交換する際は、じゅうぶん冷やしてから作業に入りましょう。
目安は、3℃前後。
これ以上の高さになると、クリオネが生きていくのが難しくなります。
実際にクリオネを飼育した人に聞いたのですが、2匹入れておくと共食いを始めてしまったとのこと。
エサを与えなくてもいいのは、1匹飼いのケースだけかもしれません。
その1匹飼いでも、やはりお腹を空かせているのでは?と気遣いながら飼育するのは、ちょっと辛いものがあります。
リマキナの代用になるエサがあればいいのですが、エビの幼生ぐらいしか思い当たりません。
それも実際に与えてみないと、クリオネが食べるかどうか分からないので、やはりもっと飼育方法を検討する必要があります。
さまざまな水生生物をしっかり観察すれば、飼育方法を導き出すヒントが得られます。
そのために有効なおすすめアイテムをご紹介しましょう。
プロックス(PROX) EVAお魚まる見え水汲みバケツ 角/18cm PX282KW18
まずは、海水を汲み上げるための簡易バケツから。
こちらは、ボディが透明の樹脂素材になっているので、水を汲んだ状態の中身を観察しやすくなっています。
例えば、釣った魚やとらえたエビ・カニ・貝などを解き放てば、泳いだり動き回ったりする姿を間近で観れるのです。
それまで気づかなかった水生生物の、特徴ある様子をじっくりチェックできるでしょう。
この水汲みバケツには、8mのロープが標準で付いています。
足場の高い防波堤や磯場などからでも、ロープで降ろして水を汲むことが可能です。
規格は角タイプの18cmで、具体的なサイズは、W18cm×D18cm×H18cm。
容量は5Lですから、一回に汲める水の量は多めといえるでしょう。
水汲みバケツ本体の材質は、EVAです。
クリアなので透けて見えるメリットがありますが、岩やコンクリートなどとの擦れには注意してください。
実際に購入して使ってみると、とても使い心地のいいアイテムに仕上がっている印象を持ちました。
付属のロープはしなやかで、強い負荷にもしっかり耐えてくれます。
実売価格は700円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
通常の釣りシーンでも活躍してくれるので、海に持参したいおすすめアイテムの上位にランクされるはずです。
シマノ(SHIMANO) クーラーボックス 小型 9L フィクセル リミテッド 90HF-009N 釣り用 ピュアホワイト
低い内部水温をキープしながら、水漏れもしっかり抑えてくれるクーラーボックスは、水生生物の持ち帰りに欠かせない必須アイテムです。
エアポンプを取り付け可能なモデルも捨てがたいのですが、まずは軽めウエイトで持ち運びバッチリなタイプを選んでみました。
このクーラーボックスの容量は、9L。
9Lなら、水を入れた状態でも手持ちしやすいでしょう。
何も入れない状態のウエイトが、1.75kg。
保冷時間の目安は、なんと30時間に及びます。
これは、クーラーボックス容量の20%分の氷を、外気温31℃の状況下で持続できる保冷時間のこと。
クーラーボックスの内寸法は、160×260×220mm。
外寸法は、208×360×280mm。
素材は、PP+発泡ウレタン+1面真空パネルになっています。
実際に手に持ってみると、とても軽くてコンパクトなデザインに仕上がっています。
上フタの密着度が素晴らしく、水漏れ等をきっちり防いでくれそうです。
でも完全密封ではありませんから、クルマに載せる際にはクーラーボックスが倒れないように、周囲を緩衝材で囲むようにしましょう。
クリオネの特徴や生態・捕食シーン、おすすめの生き物観察アイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?
なかなかクリオネを取り扱っているペットショップには出会えないかもしれませんが、飼育方法が確立したら、ぜひ飼ってみたい生き物といえるでしょう。
貴重な捕食シーンでバッカルコーンに変身する姿を見たいなら、クリオネが好むエサも探さなければなりません。
かなりハードルの高いものになりますが、チャレンジしてみる価値はありそうです。
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