チヌの釣り方ってどうすればいいの?楽しくルアーでアプローチしてみよう
河川の河口域や堤防エリアから水面を見ていると、大きなチヌが数多く泳いでいるのを見つけることができます。 どうやって釣り上げればいいのでしょうか? ここでは、初心者アングラーに…
FISHING JAPAN 編集部アングラーから愛されている、チヌのトップウォーターゲームを試してみましょう。
チヌが反応する最適な時期はいつでしょうか?
その攻略法や、パワフルなトップウォータールアーについて、理解しやすくご紹介します。
目次
チヌのトップウォーターゲームは、チヌの反応に合わせておこなうようにします。
実践するのにおすすめの時期は、ズバリ!夏。
7月になると河川の中流域から河口域にかけて、一気に水温が上がります。
しかも水深の浅いシャローエリアは、水温上昇が極めて激しく、そういう変化にチヌは敏感に反応するのです。
具体的には、水温の上がった状態に雨が降り、濁り・増水が加わると、チヌの活性が高まるでしょう。
目線が上を向くようになり、水面に落ちたものや、水面で動くものに対し、スーッと迷わず近寄るようになります。
それがトップウォータールアーなら、最接近した瞬間に口に挟んでくれるかもしれません。
また強い風が伴なう状態でも、チヌは活発に動こうとします。
風下に該当するシャローエリアには、波間の中にチヌが潜んでいると考えていいでしょう。
当然小魚・エビなどもそこに吹き流されるので、チヌが捕食モードに切り換わっているのは間違いなさそうです。
もっと活性の高い状態を期待したければ、朝夕のマズメ時にそこへ足を運んでみてください。
水面を突き上げているチヌに、遭遇できる可能性は高いといえそうです。
それでは実際に、シャローエリアでチヌのトップウォーターゲームを実践してみましょう。
用意するのは、ロングキャスト可能なタックル。
スピニングロッドなら、軽いトップウォータールアーでも遠くまで届けることができます。
スピニングリールに細いPEラインを巻き、その先端にショックリーダーラインを結んでおけば、準備OK。
風・波の当たっているところを探し出し、トップウォータールアーをキャストしてください。
最初にラインに結びたいのは、小振りなフローティングペンシルベイトです。
見た目がベイトフィッシュそのものですし、シャローエリアの隅々まで手早く探ることが可能です。
ロッドワークを加えると、得意のドッグウォークアクションを展開。
そこから水中へタイブすることも、カンタンにおこなえるのがメリットといえるでしょう。
フローティングペンシルベイトには、もうひとつ効果的な使い方があります。
それは、ただ巻きリトリーブ。
いわゆるI字引きを実践すると、微細に左右の揺れアクションにとどまりますが、これがチヌに強烈に効くケースが。
なかなか釣れないときに、ぜひ試してください。
チヌのトップウォーターゲームで使ってみたいルアーの二番手は、フローティングポッパーです。
あまりに大きなサイズだと、チヌの口に収まり切らないので、全長50mm前後にとどめておきましょう。
また浮力が高過ぎるポッパーも存在するので、水絡みをもっと上げたいときは、ボディの下部に板オモリを貼るようにしてください。
任意の大きさにカットできる板オモリが市販されていますから、それを使いましょう。
幅2mmで長さ10mm程度にカットして、ポッパーのアゴ下に横貼りします。
もう一ヵ所は、最後尾の下側で、ここにはボディに沿うように縦方向に貼り付けます。
こうすることで、やや沈み気味で前傾寄りのポッパーが出来上がり、移動距離の短いアクションを発生させることができます。
しかも水面から飛び出しにくいので、チヌがバイトしてきたときにフックが口をとらえやすいでしょう。
チヌのトップウォーターゲームで使ってみたい、おすすめのルアーとフックを取り上げてみましょう。
ルアーは、ペンシルベイトとポッパーが定番です。
フックは、標準装備のものをそのまま使ってもいいのですが、細軸のトレブルフックに換装すると、甘噛みバイトまでフッキングできるようになるかもしれません。
ただし、トレブルフックとしての剛性・耐久性は落ちるので、マメにフック交換したほうがいいでしょう。
最近では、フッ素コーティングが表面に施されたフックが、数多く市販されています。
かなり刺さりが良好なので、積極的に使ってみることをおすすめします。
DUEL(デュエル) HARDCORE(ハードコア) ルアー ポッパー ハードコアLGポッパー(F) 50mm Weight:4.5g F1203-LSCL グローチャート ソルトウォーター
タックルハウス ルアー RESISTANCE CRONUTS 67 No.11 チャートヘッド.
チヌのトップウォーターゲームを楽しむのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロッドは、軽いルアーをロングキャストしたいなら、やや長めブランクスのスピニングロッドがマッチします。
リールは、大物が掛かっても対応しやすい、2500番サイズ以上のスピニングリールが合うでしょう。
ダイワからリリースされているチニングゲーム専用のスピニングロッド・チニングXシリーズの中から、76Lを選んでみました。
全長は2.29mと、とても取り回ししやすい長さに設計されています。
継数は2本で、仕舞寸法は119cmにまで縮まります。
これなら防波堤はもちろん、河川の支流・水路にまで持ち運び便利に扱えるでしょう。
ウエイトは122gで、ブランクスの先径/元径は1.2/9.9mm。
適合するルアーウエイトは、2gから12gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら2lbから8lbまで、PEラインなら0.2号から0.8号までです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、88%になっています。
実際に手に取って振ってみると、とてもしなやかに曲がり込む印象を持ちました。
これなら軽めのトップウォータールアーでも、飛距離を伸ばせるかもしれません。
またチヌの繊細なアタリを弾いてしまう展開にはなりにくく、フッキング動作へ移行しやすいメリットも持っています。
実売価格は8千円台と、とても低価格な設定に収まっているのも嬉しいです。
ダイワ(DAIWA) 一般 スピニングリール 19 エメラルダス LT2500S-H-DH(2019モデル)
ダイワから発売中のエギングゲーム用スピニングリール・エメラルダスLTシリーズの中から、2500番サイズのダブルハンドル仕様を選んでみました。
エギングゲームのみに使うのは、もったいないスペックを誇っていて、軽いトップウォータールアーをロングキャストするのに適しています。
ギア比は5.6対1なので、ハンドル1巻きにつき79cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
ウエイトは240gで、最大ドラグ力は余裕の10kg。
ラインキャパは、PEラインなら0.6号を200m巻けます。
ハンドルの長さは90mmで、ボールベアリングは7個搭載しています。
実際に手に取ってみると、とても滑らかにハンドル回転してくれる印象を持ちました。
ダブルハンドルの巻き心地は安定していて、ステディリトリーブをおこなったり、ロッドワークを加えるのにもベストマッチです。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
チヌのトップウォーターゲームの特徴やアプローチ方法、おすすめのタックルについて取り上げましたが、いかがでしたか?
夏のシャローエリアにトップウォータールアーをキャストしていると、シーバスが掛かってくるかもしれません。
ランディング用のネットは、枠サイズの大きなものを用意して、いつでも取り出せるように足元へ置いておきましょう。
またチヌの歯は鋭く、アゴのチカラが強めなので、フックを外すのにロングノーズタイプのプライヤーは必須です。
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