投げ釣りの仕掛けってどうすればいいの?おすすめ投げ釣りアイテム特集
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FISHING JAPAN 編集部夏の暑い陽射しの影響で、浅瀬の水温が一気に上昇します。
酸素濃度がそれに比例して薄くなるので、魚は水温が上下しにくいディープレンジへ落ちる傾向が強くなってきます。
それに対処するのが、キャロ用シンカーを用いたキャロ仕掛け。
いったいどんな仕掛けで、どんなアプローチをするのか、分かりやすくご紹介しましょう。
メバル狙いやアジングゲーム・バス釣りなどで積極的に使うと、好釣果が期待できます。
目次
キャロ用シンカーは、どんなときに使うのでしょうか。
例えば、アジングゲームを頭の中でイメージしてください。
メインで使う仕掛けは、軽量ジグヘッド+ワームのジグ単でしょう。
とても軽い仕掛けで、1g前後になってしまうケースは日常茶飯事です。
ナイトゲームで常夜灯の下を撃つだけなら、接近戦ですからそのままでいいのですが、沖合いのディープレンジにアジが落ちている場合、キャストしても全く届かない事態に陥ります。
選択した仕掛けの重さが影響して、魚に届かないのであれば、届くように改善しないと釣りが成り立ちません。
そこで使うのが、キャロという仕掛け。
これには、そのままだと飛距離を伸ばせない軽量リグやルアーを、ロングキャストするための工夫が盛り込まれています。
重さが足りないのなら、重さを加えてしまえ!というシンプルな発想の元に、キャロ用シンカーを利用します。
アシングゲーム用に作られたキャロ用シンカーは、ラインのどこにでも装着できるようになっています。
下の写真を見てください。
ゴム管のようなシリコンラバー製のキャップを2つ、ラインに通しておきます。
ラインの先端には、軽量リグやルアーを結んでおきましょう。
2つのシリコンラバー製のキャップをスライドさせ、自分で決めた位置で止めます。
そこに溝の刻まれた、両サイドが尖ったキャロ用シンカーを持ってきて、溝にラインを沿わせてください。
2つのシリコンラバー製のキャップを、キャロ用シンカーの両端に装着すれば、その圧でラインが滑りにくくなり、シンカーは上手く固定できるのです。
軽量リグやルアーと、キャロ用シンカーの間は、30cmから1m程度開けておくと、キャストしやすいでしょう。
重いシンカーを選ぶことで、飛距離は圧倒的に伸びますし、ディープレンジへの到達も早くなります。
仕掛けを着底させてそこからズル引きすれば、ボトム付近に潜んでいる魚を、効率よく誘うことができます。
ショアからのキャスティングゲームが、より一層楽しくなるのは、間違いないでしょう。
キャロ用シンカーのカタチに注目してください。
細長いカタチをしているものは、ボトムで引っ掛かりにくく、空中を飛ぶ際にも空気抵抗を抑えて飛距離を伸ばせるメリットがあります。
ほとんどのキャロ用シンカーは、細長いカタチを採用して、ロングキャストを実践しやすいものに設計されています。
中には、球体のキャロ用シンカーも用意されています。
球体のシンカーなら、ボトムの地形変化をとらえやすく、手元に伝わってくる情報量が多くなります。
そのぶんその場でステイさせて誘うのか、別の場所へ移動するのか、判断しやすいでしょう。
おすすめのキャロ用シンカーをピックアップしてみました。
スリムな形状のものには、シリコンラバー製のキャップが付属されているケースが多いです。
無い場合は、ウキ止めゴムやシンカー止めゴムを活用してみてください。
任意の位置にシンカーを止めて、アタリの取りやすいキャロや、根掛かりのしにくいキャロなどを、自分なりに作り上げてみましょう。
重さにもこだわりを持つと、釣れる魚の数は飛躍的にアップするに違いありません。
本来は近距離しかキャストできないジグ単や小型ミノー・シャッド・シンペンなどを、遠くまで飛ばせることで釣りスタイルそのものが変わってきます。
ダイワ(DAIWA) シンカー アジング メバリング 月下美人 TGアジングシンカー 4g 850339
キャロ用シンカーに適した仕掛けをロングキャストする際に活用できる、お勧めのタックルを紹介します。
ロッドについては、長尺のスピニングロッドが良い相性を示します。
また、リールに関しては、アジングゲームであれば2000番サイズ以上のスピニングリールが適しているでしょう。
シマノからリリースされているライトソルトウォーターゲーム用スピニンクロッド・ソアレSSシリーズの中から、S76UL-Tを選んでみました。
全長は2.29mと、かなり長めのブランクスに仕上がっています。
継数は2本で、仕舞寸法は117.2cmにまで縮まりますから、持ち運びはとても便利でしょう。
ウエイトは65gで、ブランクスの先径は1.4mm。
適合するルアーウェイトは、0.6gから6gまで。
適合するラインは、PEラインなら0.1号から0.6号まで、モノフィラメントラインなら1.5lbから5lbまでです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、84.7%になっています。
実際に手に取ってみると、長さの割りにとても軽く仕上がっている印象を受けました。
これなら長い時間釣りをしていても、手首や腕・ヒジ・肩などが疲れてしまう展開にはなりにくいでしょう。
グリップ周りのボリュームは細身シェイプで、とても握りやすくなっています。
不意に大物が掛かっても、慌てることなく対応できるはずです。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
アジングゲームやメバルを釣るのに適しているスピニングロッドですが、シーバスやチヌ・ロックフィッシュなどが掛かっても、柔軟に対処したい人におすすめの1本です。
シマノから発売されている軽量コンパクトなスピニングリール・ヴァンフォードシリーズの中から、C2000番サイズのノーマルギアモデルを選んでみました。
ギア比は5.1対1なので、ハンドル1巻きにつき69cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
実用ドラグ力は2.0kgで、最大ドラグ力は3.0kg。
ウエイトは150gとかなり軽めですから、さまざまなロッドワークを繰り出すのに向いています。
ハンドルの長さは40mmで、スプール寸法は直径が43mm、ストロークが13.5mm。
ラインキャパは、PEラインなら0.6号を150m、モノフィラメントラインなら3lbを125m巻けます。
ボールベアリングは、7個採用されています。
実際に手に取って使ってみると、とても軽くて小さなフォルムに仕上がっていると感じました。
ハンドル回転は軽快で滑らか、ローター回転の追従性もかなり軽やかで安定しています。
実売価格は2万円台と、とても購入しやすい価格帯に設定されていて嬉しいです。
とにかく軽いので、タックルの総重量を落として使いたい人に、ベストマッチするのではないでしょうか。
ラインローラー周りにさまざまな付着物が残るので、そのまま放置せずにマメに取り除くようにしましょう。
キャロ用シンカーの特徴や使い方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
軽量リグやルアーを遠くまで届けることで、手付かずの魚にルアーを見せることができます。
そのインパクトはかなり強く、そのまま好釣果に直結するでしょう。
ただし、遠くで魚が食い付いてくることになるので、手元には微細なアタリしかつたわってこないことも。
意図的にラインをたるませたり張ったりしながら、その変化をとらえられるようになると、フッキング動作へ移るタイミングが分かってくるでしょう。
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