マダイの生態学を勉強しよう!タイ科の魚は13種類しかいない!?呼び名や大鯛の定義など徹底解説!
マダイはスズキ目、タイ科、マダイ属の魚です。 昔から魚の王様といわれるのは、その美しさや風格、味もさることながら、釣りの難しさにあるのかもしれません。 今回はそんな魚の王様…
FISHING JAPAN 編集部多くのアングラーがターゲットにしている、海の大型魚・真鯛。
釣れる時期が絞り込めていればアプローチしやすいのですが、実は四季を通して釣ることができます。
ここでは、春夏秋冬ごとの真鯛の習性や釣り方についてご紹介しましょう。
目次
真鯛の習性や釣り方を、季節ごとに分けて確認してみましょう。
常に同じレンジで生息しているわけではなく、季節・水温・ベイトフィッシュなどの影響を受けて、居場所を変えていく習性を持っています。
まずは、春から。
春といえば、真鯛が産卵のために浅瀬へ入って来る季節です。
いわゆるノッコミシーズンが到来するわけですが、産卵をおこなう場所に注目してください。
警戒心を膨らませて、毎年産卵場所を変えていくような行為には出ません。
ほとんど同じといっていいでしょう。
となると、前年の春の実績が参考になるわけですが、あまり釣っていないようなら、前年叩いた場所は今年叩かなくてかまわないでしょう。
まだ叩いていない場所で釣りをすることで、真鯛の産卵場所をどんどん絞り込めることになります。
春の真鯛を釣って、内臓の内容物をチェックすると、エビ・カニなどの甲殻類がよく出てきます。
ゴカイやナマコといった、足の遅い生き物も出てくるので、捕食しやすいものを中心に食べている傾向が見受けられます。
当然アプローチするときには、それらのエサを意識したものを用意しておくと、アタリを取りやすいかもしれません。
活エサに頼っていい時期ではありますし、エビ・カニ・ゴカイに似たルアー・ワーム類を用意してキャストするのもアリでしょう。
夏になると、水温がより一層上昇します。
その中で産卵を終えた真鯛は、どんどん活性が上がっていきます。
定着していた場所から離れてしまうので、釣りにくくなるのは間違いありません。
しかも捕食対象が、足の遅い生き物から稚魚・幼魚といった小魚に移っていく傾向が見られます。
ルアーなら、ミノーやメタルジグなどに反応しやすくなるでしょう。
とはいえ、まだまだ浅瀬周辺を泳いでいることが多いので、ショアからのキャスティングゲームでとらえることが可能です。
季節が秋になると、広範囲に散らばっていた真鯛は、次第に群れを構築するようになります。
群れなら1匹釣り上げても、そばに別の真鯛がいるので、同じ場所で数釣りを楽しめるでしょう。
しかも寒い冬に備えて、荒食いしてくれますから、真鯛を釣るにはベストシーズンといえるかもしれません。
特に初心者の人なら、秋から真鯛釣りをスタートすることをおすすめします。
船釣りならタイラバ、ショアからならメタルジグやショアラバを中心に、さまざまなルアー・仕掛けを投入してみましょう。
防波堤から外海に向けてキャストする際には、潮がしっかり動いていることを確認してください。
潮目が帯状に発生しているところなら、その真下や周辺も丁寧に探ります。
キャストしたメタルジグやショアラバをボトムまでフォール、そこからただ巻きリトリーブで誘いをかけます。
ボトムをズル引きしてもかまわないのですが、根掛かりトラブルのリスクを避けつつ、真鯛をしっかり誘い込むなら、ただ巻きによる定速リトリーブのほうが、バイトの確率を上げられるでしょう。
冬は気温・水温ともに極端に下がりますから、真鯛は浅瀬エリアに居続けられなくなります。
どんどん深場に落ちるようになり、活性も低い状態に。
低活性の真鯛は、目の前にタイラバが落ちてきても、すぐに反応しません。
そこで比重の高い、タングステン製のタイラバへシフト。
落とし込んだ位置からあまり動かさずに、時間をかけてじっくりと誘い続けることを実践しましょう。
冬は天候か荒れることも多いですから、できるだけ風のない日を選んで、深場を叩ける船に乗ってアプローチすることをおすすめします。
11月ぐらいまでならショアからのキャスティングゲームで釣った経験はありますが、それより寒くなると船釣りに切り換えたほうがいいでしょう。
真鯛を船釣りで狙うのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
手軽にアプローチしたいなら、やはりタイラバゲームがマッチします。
ロッドもリールも、タイラバを操る専用モデルがリリースされているので、それを活用しましょう。
ダイワ(DAIWA) タイラバロッド 紅牙 AP(エアポータブル) N69MB-S AP 釣り竿
ダイワからリリースされているタイラバゲーム用ロッド・ 紅牙エアポータブルシリーズのN69MB-S APです。
全長は2.06mと、操作しやすい長さに設計されています。
継数は2本で、仕舞寸法は108cmにまで縮まります。
ウエイトは95gと軽めで、先径/元径は0.8/8.9mm。
適応するタイラバウエイトは、30gから120gまでで、メタルジグも同じ程度の負荷のものに対応できるでしょう。
適応するラインは、PEラインなら0.5号から1.0号まで。
ブランクスのカーボン素材含有率は、89%になっています。
実際に手に取って継いでみると、とても軽くて操作しやすいブランクスだと感じました。
ガイドにはラインが絡まりにくく、積極的なロッドワークを繰り出しても、問題なくアクションできるでしょう。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
乗せ調子でしなやかに曲がりやすく、比較的浅い水深からでも探りやすくなっています。
手返しよくフォールさせては、リトリーブでタイラバを引き上げるようにしてください。
フォール中にアタリが出ることもありますが、ほとんどは巻き取りの最中に起こります。
いつでもフッキング動作へ移れるように、準備しておくことが大切です。
2023年にダイワから新発売されるタイラバゲーム用ベイトロッド・紅牙シリーズです。
ギア比は8.1対1ですから、ハンドル1巻きにつき81cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
最大ドラグ力は5.5kgで、ウエイトは205gと軽めです。
ボールベアリングは5個搭載していて、ラインキャパは1号を300m巻けます。
ハンドルの長さは、130mmと長めです。
実際にフィッシングショーで手にしてみましたが、ロープロファイルデザインでパーミングしやすく感じました。
ハンドルは長めなので、ギア比が高いのも気にならず、スムーズに巻き取りを実践することができます。
実売価格は2万円台と、購入を検討しやすい価格帯に収まっています。
タイラバをキャストして広範囲を探るつもりなら、スピニングリールを装着したスピニングタックルのほうが扱いやすいでしょう。
自分が利用する乗合船の釣り方に合わせて、タックルを用意してください。
乗合船の船長さんやガイドスタッフさんに釣行日までに連絡を入れて、どんなタックルを用意したらいいのか確認するようにしましょう。
真鯛の季節ごとの習性や釣り方、おすすめのタイラバゲーム用タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
春のノッコミシーズンになると、ショアから真鯛を狙う人がさまざまな場所に立って、ロッドを振るようになります。
意外とノーマークなのが、埋め立て地から外海へ向けてアプローチできる場所。
山の土が周辺に広がっていることが多く、ブレイクラインとも重なっているようであれば、真鯛が入り込んでいるかもしれません。
ボトムまでしっかり落とし込んで誘いたいので、ショアラバをメインにして探ってみましょう。
ポイントを絞り込めたら、活エサ釣り仕掛けに切り換えても面白いかもしれません。
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