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アブラボテを釣って飼育したい!習性や釣り方+おすすめタックル

FISHING JAPAN 編集部

淡水に棲むアブラボテという魚をご存知ですか?

大きな河川よりも、小さな水路の藻や浅いエリアで見かけることがあります。

タナゴ釣りの入門種として知られているアブラボテの、特徴・習性や釣り方についてご紹介しましょう。

アブラボテってどんな魚なの?

アブラボテとは、コイ目タナゴ亜科に属している淡水魚のことで、タナゴの一種です。

日本の固有種なので、アジア大陸から渡ってきたタナゴとは異なります。

関東エリアには生息地はなく、岐阜県・愛知県の濃尾平野より西で広く分布しています。

アブラボテの体長は、最大で10cm前後。

通常は5cm程度のものが、泳いでいるのを見つけることができます。

大きな河川に出向いても、その姿はどこかに隠れてしまっているようです。

そのまま支流や水路に足を運ぶと、水深30cm程度のところで、アブラボテを発見。

藻や陸上から生えている草がかぶさっているようなら、その陰に潜んでいるケースが多いと感じました。

他のタナゴと比較すると、ずいぶん地味な体色をしていますが、独特な深みのある色合いで個性的ともいえます。

アブラボテのオスは、攻撃性が強いといわれています。

例えば、釣り上げたアブラボテを飼育する場合、同じ水槽にオス同士は入れないほうがいいでしょう。

60cm水槽を用意したら、入れるアブラボウズの数は10匹程度に絞り込みます。

オスを一匹放したら、残りは全てメスにしましょう。

メスの数を減らすと、なんとメスまでも攻撃対象にすることがあります。

複数のメスと同居させることで意識が分散し、攻撃しようとする姿勢が緩和されるかもしれません。

なかなか強い個性を持っているアブラボテですが、飼育してその生態・習性を間近で観察するのは、とても面白いといえそうです。

あまり小さい水槽にすると、テリトリー意識の強い魚ですから、攻撃ばかりおこなって弱ってしまうことに。

最低でも45cm水槽程度の大きさのものを用意して、ゆったりとした環境で飼育したいものです。

アブラボテの特徴や習性を分かりやすく解説している動画はこちら

アブラボテに触ってみたら・・・

アブラボテを実際に触ってみました。

独特のヌルリとした滑りがあって、まさにアブラにまみれているような感触です。

名前の由来がそこから来ているのかどうかは不明ですが、他の魚にはない触り心地を味わうことができます。

それから、口周りにも特徴があります。

アゴから伸びているヒゲが、ずいぶんと長めなのです。

これは他のタナゴと比較しても、顕著に長く、アブラボテ特有の外観上の個性といえるでしょう。

アブラボテの釣り方!

アブラボテを自然の中で釣ってみました。

水路へ出向いて、藻や草などのカバーエリアにエサを投入します。

エサは、ミミズやアカムシ・練り餌のグルテンでOK。

ミミズなら水路の周辺で採取できるので、釣り場に到着したら探してみましょう。

石や岩などを移動させると、その下に潜んでいることが多いです。

長いままでは、アブラボテの口に入りませんから、5mm前後のサイズにカットして使います。

仕掛けのフックの先端に、引っ掛けるようにして装着し、水中に投入してください。

藻の間から真っ先に飛び出してくるのが、アブラボテとみていいでしょう。

他のタナゴよりも活発で、捕食に対するテンションも高めです。

なので釣り上げるのは、さほど難しいことではありません。

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アブラボテを釣るのにおすすめのタックルを選んでみた!

アブラボテを釣るのに使ってみたくなる、おすすめのタックルやアイテムをご紹介しましょう。

まずは、ロッドから。

リールを装着しない延べ竿を使えば、水路などの小場所を丁寧に探ることができます。

長さは、足場の高いところだと必要になりますが、アブラボテのアタリに素早く反応しにくくなります。

できるだけショートレングスなものにして、一瞬でアワセられるものがベストでしょう。

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ティムコから発売中の延べ竿・幸釣シリーズの中から、456タイプを選んでみました。

これ一本で、3通りの使い方ができるようになっています。

ロッドの長さを、約1.4m・1.6m・1.8mの3通りに変えられるのです。

3段スライド方式を採用している延べ竿なので、足場の高さやポイントまでの距離に合わせて、使い分けてみましょう。

ロッドのウエイトは、35gしかありませんから、女性・子供もラクラクと操ることができます。

仕舞寸法は、なんと約32cm。

ここまでコンパクトサイズに縮まるなら、さまざまなシチュエーションへ持ち込むことができるでしょう。

細い用水路でアブラボテを見つけた場合にも対応できますし、自分の足元がポイントだとしても攻めることができます。

ブランクスのカラーが、鮮やかな青色=ソライロになっていて、タナゴ釣りに向かう気分を盛り上げてくれるでしょう。

実際に手に取ってみると、やはりとても軽く、取り回ししやすいと感じました。

3段階のスライド設定もやりやすく、それぞれの長さで魚を誘うことができます。

実売価格は6千円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

家族や仲間の人数分を揃えておけば、水路を見つけたタイミングでアブラボテ釣りをスタートすることができます。

振出式の延べ竿なので、継目部分に汚れなどが付着したままだと、次回の釣行で伸ばせなくなる恐れがあります。

濡れタオルをしぼった状態で、ブランクスの表面をしっかり拭き取り、暗がりで乾燥させることをおすすめします。

また内部に水が溜まっていることがありますから、尻栓を外して水抜きを定期的に実施してください。

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プロックスからリリースされている、ロープ付きの水汲みバケツです。

折り畳むことはできませんが、しっかりとした剛性感のあるバケツで、透明で中身が見えるようになっています。

背面には、ブクポンプホルダーが付いていますから、エアーポンプを取り付けて酸素を送り込むことができます。

上フタはメッシュ構造で、ダブルファスナー式になっています。

これなら釣れたアブラボテを入れておいても、跳ねて逃げ出される展開にはならないでしょう。

傾ければ、魚は中にキープしたまま、水換えや水切りすることが可能です。

魚の活かしバケツとしても、水汲みバケツとしても利用できるのが嬉しいです。

透明クリアな側面ですから、アブラボテを目の前でじっくり観察することができます。

実際にフィールドで使ってみると、水を汲みやすくて安定している印象を持ちました。

実売価格は千円台と、とても購入しやすい価格帯に設定されています。

このバケツなら、淡水エリア以外の釣りでも、活躍してくれそうです。

例えば、ライトソルトウォーターゲームでアジやメバル・ロックフィッシュなどを釣り上げたときでも、海水を汲み上げて魚をバケツの中に解き放つことが可能です。

アジやメバルがどんな動きをするのか、直接観察できるのはとても刺激的でしょう。

アブラボテを釣り上げて飼育してみよう!

アブラボテの特徴や習性・釣り方・飼育方法や、おすすめの釣りタックル・アイテムを取り上げてみましたが、いかがでしたか?

水路の近くには、必ず畑や水田が広がっています。

そこに連なるところに二枚貝を見つけたら、アブラボテが生息している可能性が膨らみます。

畑や水田で働いている農家さんの、作業の邪魔にならないように、乗ってきたクルマの駐車場所には気を付けましょう。

通行を止めてしまうような場所に停めることのないように、じゅうぶん配慮してください。

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