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FISHING JAPAN 編集部バス釣りをするようになると、バスプロという言葉が目につくようになります。
いったいどんな人たちをバスプロと呼んでいるのか、どうすればなれるのか?
そもそもバスプロという職業で生活はしていけるのか等々、さまざまな疑問が膨らんできます。
ここでは、日本におけるバスプロについて掘り下げてみましょう。
目次
バスプロとは、プロと付く以上、バス釣りでメシを食っている人のことを指すはずです。
実際にそういう人が存在するかというと、遠いアメリカでは成立していることが知られています。
バス釣りの釣果を競うバストーナメンターたちが、まさにバスプロでしょう。
試合に勝利すれば、高額な賞金をゲットできますから、それをベースにして生活を構築していくことは可能です。
当然スポンサードしてくれる釣り関連企業も現れるので、収入の安定がバスプロという職業をより確立させてくれます。
一方日本では、バスは外来魚として、既存の生態系を脅かす害魚扱いです。
ここを改善しない限り、「バス釣りでメシを食っているんだ!」といくら主張しても、世間一般から職業として認められるのは難しいかもしれません。
また日本のバス釣りトーナメントに出場して勝利したとしても、そこで得られる賞金は微々たるもの。
バス釣りにかかる経費を差し引けば、手元に現金が残る展開はほとんど望めないのが現状です。
つまり、バストーナメンターは、悲しいかなバスプロとは呼べない状態です。
実はバス釣りでメシを食っている人が、他にいます。
YouTubeなどのメディアに出て、バス釣り関連商品の宣伝を生業としている人たちです。
収入はメディアから直接得られますし、YouTube関連の収入は莫大なものですから、個人が家庭を持ち暮らしていくにはじゅうぶん。
となると、日本におけるバスプロとは、このメディアプロを指しているといえそうです。
時代の移り変わりに合わせて、バスプロの定義が変わっていったということでしょうか。
それでもバスを釣るプロフェッショナルとしての側面も、必ず携えておくべきなので、パフォーマンスオンリーにならないための努力は求められることになります。
競技に参加するバスプロを意識している人は、本場アメリカに渡ってバス釣りトーナメントに参加しています。
職業として認められているバスプロが、そこにはしっかりと存在しています。
釣りスキルをシンプルに競い合える環境が整っているのも魅力的で、日本人の参加者も年々増え続けています。
アメリカ大会での優勝者も現れましたから、もっと日本のメディアで伝えられてよさそうな気がしますが、やはりそこにはバス=害魚のイメージが蔓延っている影響からか、盛り上がりに欠ける状況です。
現状が変わっていくにはまだまだ時間がかかりそうで、バスプロという職業が日本で認められるのも、もっと先のハナシになるでしょう。
日本でバスプロを目指そうと考えると、2つの手段があるのではないでしょうか。
ひとつは、自ら収入を得る仕事を持って、バスプロとしての生活を支えること。
プロでないような気もしますが、過渡期としてとらえるならアリかもしれません。
メディアに出たり、釣り関連サイトや本にライターとして参加したりして収入を安定させることができれば、バスを釣ることに時間を割けるでしょう。
もうひとつは、バス釣りスキルを活かして、釣りガイドを職業にすることです。
ガイドにはプロフェッショナルなスキルが要るので、バス釣りのガイドをしているのなら、バスプロと呼べるかもしれません。
手探りの状態であれこれとチャレンジしながら、日本におけるバスプロという職業を確立してみましょう。
バスプロなら釣りスキルが高いのが当然で、それを鍛えるためのおすすめタックルを取り上げてみましょう。
バスに触れる機会を増やせば、釣りスキルは向上していきます。
掛かったバスをバラさないためには、切れにくい太いラインの使用が不可欠。
となれば、ベイトロッドにベイトリールの組み合わせで、オカッパリ・ボートどちらにも対応できるものが有効になってきます。
バス釣りをおこなう上での、ベースとなるタックルを持つようにしましょう。
シマノ(SHIMANO) ルアー竿 22 スコーピオン 1651R-2 バス
2022年に追加リリースされた、シマノのスコーピオンシリーズのベイトロッドです。
全長が1.98mと2mに満たないので、釣り場での取り回しやすさが大きなメリットになっています。
継数は2本で、仕舞寸法は130cmに収まりますから、例えば航空機に乗って移動する際にも積み込みが可能です。
クルマ以外の公共交通機関を利用するときでも、130cmなら周囲の乗客の邪魔になりにくいでしょう。
ウエイトは120gと軽めで、先径は1.8mmとやや太目。
適合するルアーウェイトは5gから20gなので、幅広いウェイトのルアーを背負うことができます。
適合ラインは、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまで。
グリップの長さは243mmで、ブランクスのカーボン素材含有率は98%に設定されています。
実際に手に持ってみると、とても張りがあるにもかかわらず、負荷に対してしなやかに曲がり込んでくれる印象です。
これなら掛かったバスをバラシてしまう展開にはなりにくいですし、足元まで引き寄せるのも容易でしょう。
実売価格は2万円台と、コスパ優秀な価格帯に収まっています。
河口域周辺なら、チヌやシーバスをターゲットにすることもできますから、オールラウンドに使える1本として、購入を検討してみてはいかがでしょう。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 19 SLX MGL 71 バス釣り ラバージグ 点撃ち マキモノ
シマノから発売中の、販売価格の安い汎用型のベイトリールです。
ロープロファイルデザインなので、ロッドに装着した状態で手のひらに包み込みやすく、扱いやすいのがメリットになっています。
ギア比は6.3対1ですから、ハンドル1回転につき63cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
最大ドラグ力は5.5kgで、ウエイトは190gと軽め。
スプール寸法は、直径が32mmで、幅が23mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら16lbを80m巻けます。
スプールに巻くラインは、16lb前後の太いものにしておくと、根ズレによる破断を気にせずに釣りを続けることができます。
ハンドルの長さは42mmで、ボールベアリングは4個搭載しています。
実際に釣り場で使ってみると、カチッとした剛性が伴なっていて、安定した巻き心地が嬉しいです。
キャストフィールは軽やかで、後半が延びるようなブレーキセッティングも容易に出せます。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
このベイトリールよりハイスペックな機種は、シマノには豊富に揃っていますが、価格を抑えるという制約の中で作り込まれた釣り道具に興味を持つことも、バスプロに求められる要素かもしれません。
エンドユーザーの手に渡ることをイメージし、全ての釣り道具に対して前のめりに使える意識を持ちたいものです。
バスプロの定義や現状、バスプロになるにはどうすればいいのか等々取り上げてみましたが、いかがでしたか?
有名人になって年収を上げるだけなら、メディアプロになるのが手っ取り早いです。
でもそれではつまらない!と考える人は、高い釣りスキルとバス釣りの現状改善意識を持った、日本のバスプロを目指しましょう。
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