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サヨリの刺身を食べたい!特徴や釣り方・食べ方を詳しくチェック

FISHING JAPAN 編集部

サヨリは、栄養豊かな美味しい魚で、日本全国の沿岸部に群れで接近します。

毎年6月に産卵期を迎えるため、特に美味しい時期は秋から冬、そして春の初めまでとされています。

この記事では、サヨリの特性や、その釣り方や料理方法について、具体的に説明します。

「サヨリを利用してシーバスゲームを作ることもあるでしょう!」

その通り、秋のサヨリは群れで川を遡上する特性があり、その際に付いてくるシーバスを狙うのが一般的です。

シーバスがサヨリを追いかけているときには、釣りの絶好のチャンスと言えるでしょう。

サヨリってどんな魚なの?

サヨリとは、ダツ目サヨリ科の海水魚のことです。

細長くて尖ったカタチをしている、あのダツの仲間なんですね。

確かに外観はそっくりで、体色も似ているところがあります。

サヨリの特徴的な口を、じっくり見てみましょう。

前方に長く細く突き出しているのは、実は下アゴです。

体長は、最大サイズで40センチほどまで成長しますから、釣り上げると結構身があってぷりぷりしていますよ。

産卵の時期は、毎年6月に入った辺りから始まります。

藻が生えているエリアに集まってきて、サヨリ1匹につき1000個から2000個ほども産み付けるでしょうか。

寿命は2年で、どんどん新しい群れが構築されていきます。

サヨリの群れの移動は早く、接岸してきた!という情報が入っても、すぐに向かわないとどこかへ行ってしまった後になりがちです。

当然漁の対象としても獲るのが難しく、市場価格は常に高めですね。

サヨリを刺身で食べる機会というのは、なかなか稀であると考えたほうがいいでしょう。

その旬は、秋の終わりごろから冬にかけて、春先ぐらいまでとなります。

特に秋の終わりごろ、サヨリは群れで河川をのぼろうとしますよ。

淡水域の手前ぐらいまでのぼったところで、群れが崩壊し、そこをシーバスやチヌに襲われている姿を見かけることがあります。

シーバスに追われて逃げるために遡上しているのか、それとも河川に何か目的があるのか、詳しく知りたいですよね。

サヨリの釣り方をマスターしよう!

サヨリの釣り方は、とてもシンプルです。

接岸しているタイミングにうまく当たったら、オキアミを餌にして延べ竿のウキ釣りで獲ることができますよ。

サヨリの口は意外に硬く、専用のサヨリ針は小さくて細いので、しょっちゅう交換することになります。

接岸の度合いが薄く、沖合いで泳いでいるときは、コマセカゴを付けたウキ釣り仕掛けを遠投して釣るようにしましょう。

こちらは、仕掛けセットが釣具店に並んでいるので、それを購入して使うと手っ取り早いですよ。

磯竿スピニングリールの組み合わせで、ウキ仕掛けを沖合いへ届けて、アタリを待ってください。

ウキの反応は明確で、しっかり引っ張り込まれてからフッキング。

サヨリの口が硬いことから、丁寧に引き寄せるようにすれば、バラシは抑えられるでしょう。

ランディング用のネットを用意しておくと、ポロリと落としてしまうトラブルは防げますよ。

お腹の内側の真っ黒な部分はしっかり取り除いて食べるようにしよう!

サヨリの食べ方は、釣り場で活け締め・血抜きをして、自宅でさばくところから始まります。

内臓に寄生虫のアニサキスが入っていることがあるので、きっちり取り除くようにしてください。

ウロコを外して頭を落とし、内蔵を取り除くと、お腹の内側が真っ黒になっていることに気づきます。

食べると独特の苦味がありますから、しっかりとキッチンペーパーなどで拭いて、取り除くことをおすすめします。

そのまま調理して、刺身などで食べないほうが賢明ですよ。

刺身は、薄作りにすると身が透明で美しい印象です。

その他塩焼きや昆布〆・塩焼き・フライ・天ぷらなどに調理すると、美味しく食べることができます。

サヨリを釣るのに使いたいおすすめタックルを選んでみた!

サヨリを釣るのに使ってみたい、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

接岸していれば、シンプルな延べ竿仕掛けでかまわないのですが、移動の早い魚なので、その釣りスタイルオンリーでは、ちょっと対応しかねるかもしれません。

投げ釣りスタイルのタックルを用意しておけば、広範囲からサヨリを釣り上げることができるでしょう。

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プロマリンブランドからリリースされている、振出式の磯竿です。

2号の硬さがあるので、サヨリの投げ釣り用ウキ仕掛けを、的確に飛ばすことができますよ。

全長は4.30メートルと、とても振り切りやすい長さに設計されています。

継数は4本で、仕舞寸法は116センチになりますから、釣り場への持ち運びやクルマへの積み込みはとても便利でしょう。

自重は196グラムと200グラムを切っているので、操作性は高く扱いやすい印象です。

先径/元径は、1.5/24.1ミリとやや細目に作られていますよ。

錘負荷は1号から5号までで、ブランクスのカーボン素材含有率は50パーセントになっています。

半分はグラスファイバー素材ということになりますから、柔軟に曲がり込んでくれる味付けですね。

実際に手にしてみると、穂先からベリーに掛けては、とても美しい弧を描いてくれます。

バット部分はしっかりしていて、剛性感のある作りに仕上がっていますよ。

実売価格は2千円台と、破格の安い価格に設定されていますから、家族の人数分を揃えることも容易でしょう。

釣り場で使った後は、濡れタオルなどできっちり拭き取り作業をおこなってください。

コマセやサヨリのヌメリなどが付着したままだと、異臭の原因になりますし、継目に引っ掛かりが出てスムーズに収納できなくなるかもしれません。

穂先から連なる各ガイドにも、付着物は残りやすいもの。

目でチェックしながら、ひとつずつ拭き取り作業をおこなうようにしましょう。

AbuGarcia (アブガルシア) CARDINAL III S2500 スピニングリール 糸付き

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アブガルシアブランドから発売中の、小型スピニングリールです。

ウエイトは256グラムと、やや軽めな設定になっていますよ。

ギア比は5.1対1ですから、ハンドル1回転させると72センチのラインを巻き取ることができるようになっています。

最大ドラグ力は5.2キロもあるので、きっちり締めてラインを出さない釣り方も実践できそうですよね。

ボールベアリングは3個搭載されていて、ラインキャパは、モノフィラメントラインなら10ポンドを150メートル巻けます。

PEラインなら、2号を150メートル巻けますよ。

購入時にはナイロンラインの2.5号が、150メートルストックされています。

実際に手にしてみると、さほど持ち重り感はなく、ハンドル回転もスムーズですね。

ローター回転の立ち上がりも滑らかなので、長い時間サヨリ釣りを楽しめるでしょう。

スピニングリールは、ラインローラー部分が常にラインと接触しています。

海水による塩が付着しやすい状態なので、帰宅したら必ずラインローラーから洗浄するようにしましょう。

水道水を蛇口から流しっぱなしにして、そこにラインローラーを当てて、指で回しながら洗ってください。

洗浄後は、タオル等で振り取り作業をしてから、乾燥させるようにしましょう。

サヨリの釣り方や食べ方をマスターして美味しく食べてみよう!

サヨリの特徴や釣り方・食べ方、おすすめの釣りタックルを取り上げてみましたが、いかがでしたか?

サヨリが釣れている!という情報をゲットしてから、その場所に出向いても、すでに移動してしまった後かもしれません。

釣り場に到着してあまり釣れていないようなら、そこから最も近い河川の河口域へ足を伸ばしてみましょう。

普段はあまり釣れていない場所でも、サヨリに出会えるかもしれませんよ。

砂浜や周辺の護岸エリアなど、くまなくチェックして釣り上げてみてください。

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