エギングの基本をマスターしよう!基本動作やおすすめエギ・タックルをピックアップ
エギングを始めるなら夏の終わりから秋がおすすめです。 春から夏にかけて孵化した新子のイカが、港内部や防波堤周りに集まってくるからで、エギング初心者の人でもカンタンに釣り上げるこ…
FISHING JAPAN 編集部アオリイカをターゲットにしたエギングゲームでは、さまざまなエギを使うことになります。
プラスチック樹脂製で中身が空洞なものが、数多く釣具店や通販サイトに並んでいますが、その中で異彩を放っているのが、株式会社林釣漁具製作所の餌木猿です。
独特のうねりのような外観フォルムはもちろん、使われている素材に人気の秘密がありますよ。
餌木猿とはどんなエギなのか、じっくりチェックしてみましょう。
餌木猿とは、エギングゲームで使用するためのハンドメイドエギのことです。
株式会社林釣漁具製作所が製作を手掛けていて、ひとつひとつ職人の手作りで仕上げられていますよ。
特徴的なのは、ボディ本体の素材に天然素材の桐の木を使っていること。
桐って結構硬くて、身が詰まっている感じがしますよね。
南洋材のようなスカスカした軽さはないので、質量のある塊にエギそのものが成ってくれる気がします。
自分でルアーをよく製作するのですが、アユースやバスウッドといった木材を用います。
とても加工しやすい反面、凹みが発生しやすいので耐久性には難があるでしょう。
その点、桐材なら、安心してキャストを続けられますし、水に浮かべたときの安定感が違います。
これはプラスチック樹脂素材と比較すると、とても分かりやすいですよ。
プラスチック樹脂で中身を空洞構造にすると、水中ではバタバタと揺れ動いてしまいます。
こういう不安定な状態が、イカに効果的ならそのほうがいいのですが、エギングをしているとそうは感じません。
エギをフォールさせているときに、ほぼ揺れずに安定した姿勢のほうが、圧倒的にイカが手を伸ばしてくれるのです。
ロッドワークを使ってダートアクションさせ、その後のフォールがピタリ!と決まれば、好釣果に恵まれることが圧倒的に多いですね。
そういうエギの安定感にこだわったのが、餌木猿のボディ素材=天然の桐材ではないでしょうか。
元々エギングという名称が無かったころ、シーバスタックルを用いてイカを釣っていた時代がありました。
キャストしていたのは、漁師さんが用いていたというハヤシのエギ。
すなわち、餌木猿のルーツとなるエギに魅了されて、エギングゲームを始めていたことになります。
PEラインすら無かったので、太いナイロンラインでアオリイカと格闘していたのを懐かしく思い起こしますね。
ですから餌木猿は、エギングに求められるさまざまな要素が、しっかりと詰め込まれた稀有なアイテムといえるでしょう。
ただし、原材料の高騰や部品調達の遅れが現在発生していて、なおかつ製作に携わる職人不足も影響して、餌木猿の生産数量が大幅に減少しているそうです。
これはとても残念なことで、一日も早く多くのアングラーに供給できるようになってもらいたいですね。
餌木猿には、さまざまなアイテムがラインナップされています。
ダイスケスペシャルや米田塾長スペシャル・ネイチャー斎藤・神明・シャロースペシャル・NINJAなどから選べるようになっていますよ。
カラーリングやウエイトバランスに違いが設けられているので、最初はノーマルの餌木猿シリーズから手に取ってみればいいでしょう。
筆者がよく使っているのは、餌木猿3号の赤テープで、サイズは3.5号です。
3号なのに3.5号サイズって、ちょっと分かりにくいのですが、その辺は慣れるしかありません。
20グラムを少し超える程度のウエイトになっていて、沈下スピードは1メートル沈むのに3秒少し。
このバランス設定が、水に丁寧に絡んでくれて、潮の流れも感知しやすい印象を受けます。
何よりロッドワークを加えたときのダートアクションが素晴らしく、独特のうねるようなボディの傾きと復元を繰り返してくれますよ。
そして特筆すべきは、アクションを止めた直後からの安定感。
ブレずにひたすらフォールしていく姿勢が、なんとも素晴らしいですね。
風などで海が荒れ気味なシチュエーションでも、スルスルと水に絡みながらフォールしてくれますから、イカの反応がストレートに表れます。
迷いがないというか、餌木猿に接近してきてそのまま抱き付くんですよ。
この感じ、ぜひフィールドで実体験してもらいたいものです。
もうひとつ餌木猿でよく使うのは、スーパーシャローです。
使い方は、浅い水深で用いるのではなく、藻のあるエリアで、それに乗せてはシェイクしてほぐし、またフォールさせていくという方法。
藻の中に隠れているイカが、勢いよく飛び出してきて抱いてくれるでしょう。
1メートル沈むのに6秒ほどかかるので、藻にしっかりと絡み付いてしまうのを防いでくれます。
なかなか使い勝手がいいので、ぜひ藻場でキャストしてみてください。
それでは餌木猿をキャストして操るのに、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
スタンダードなエギングタックルで、少し短めのロッドにしておくと、細やかなロッドワークを繰り出しやすいですよ。
スピニングリールも軽めのほうが、長い時間エギングを楽しむのに集中力が続くでしょう。
シマノから発売されている、低価格で扱いやすいエギング専用ロッドです。
全長は2.52メートルとやや短めな設定になっているので、ブレの収束がとても早いですね。
継数は2本で、仕舞寸法は129.4センチですから、クルマへの積み込みも楽におこなえます。
自重は102グラムと軽めで、手首やヒジなどが疲れにくいですよ。
先径は1.6ミリと細身で、適合するエギサイズは2号から4号まで。
適合するPEラインは、0.5号から1号までです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、95.4パーセントです。
実際にフィールドで試してみると、バットからベリーにかけて、しっかりとパワーが感じられる仕様ですね。
キャストフィールはバッチリで、イメージ通りの飛距離を叩き出せるでしょう。
餌木猿をフォールさせている最中のラインスラックを注視しながら、変化が表われたらロッドティップをリフトしてください。
フッキングするには、そこからリールハンドルを回してラインテンションを持たせてからでOKです。
全ての行程において、高い操作性を保持しているロッドに仕上がっていますよ。
実売価格は1万円台と、とても安い価格帯に収まっています。
これならリールと一緒に購入したり、初心者の人が購入を検討しやすいでしょう。
グリップはとても握り込みやすい肉薄にデザインされていますから、安定感バツグンです。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 20 ヴァンフォード 2500S バス釣り用スタンダードモデル
シマノからリリースされている、軽量コンパクトなスピニングリールです。
ギア比は5.3対1に設定されているので、ハンドル1巻きにつき78センチのラインを巻き取ることができるようになっています。
実用ドラグ力は2.5キロで、最大ドラグ力は4.0キロです。
自重は175グラムしかありませんから、とても軽くて手に負担がかかりづらいでしょう。
スプール寸法は、直径47ミリでストロークが17ミリ。
ラインキャパは、PEラインなら0.6号を200メートル巻けますよ。
実際に手にしてみると、とても滑らかで軽やかに回転させることが可能です。
ローターもハンドルも、スムーズに回ってくれるのが心地いいですね。
エギングならC3000番というイメージがありますが、テクニカルなロッドワークを望む場合は、この番手も視野に入れていいのではないでしょうか。
実売価格は2万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっていますよ。
大きな負荷が掛かってもボディのたわみは感じられず、巻き感に差が表れないのが嬉しいですね。
餌木猿の特徴や使い方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
お気に入りのカラーやタイプをゲットして、エギングゲームを実践しに釣り場へ出かけましょう!
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