クロアナゴを釣って食べたい！味はどんな感じなの？釣り方&食べ方チェック

クロアナゴって食べたことはありますか？

関西の市場ではあまり馴染みがありませんが、関東エリア特に東京湾において、盛んにターゲットにされている魚なのです。

ここでは、クロアナゴの特徴や釣り方・食べ方などについてご紹介しましょう。

「めっちゃデカくなるやつだよね！」

その通り！怪魚クラスと言っても過言ではないほどのビッグサイズに成長します。

クロアナゴとは、ウナギ目アナゴ科に属している海水魚のことです。

体長は成長すると1.5メートルを超えていくことがありますから、ハリに掛かったらランディングまでたいへんなことに。

強烈に引くので、それなりのタックルセッティングをしておかないと、バラしてしまうことになるでしょう。

頭や体側には、白い点模様はありません。

マアナゴには白点があるので、そこを確認すればクロアナゴかどうかを見分けることができます。

「えっ、クロアナゴだから真っ黒なんじゃないの？」

実物を見てみたのですが、黒い印象はなかったですね。

定着している棲み処の環境にもよるのでしょうが、普通にアナゴの色をしていましたよ。

体側に並んでいる側線孔が、小さな斑点に見えることはあります。

クロアナゴの生息域は、青森県から九州の太平洋沿岸・屋久島エリア・瀬戸内海とさまざまな場所が挙げられます。

朝鮮半島から済州島、中国の福建省や台湾エリアでも、生息が確認されていますよ。

浅い岩礁帯から砂地を好んで居付いているイメージが強いですね。

護岸などの硬いストラクチャーに潜んでいて、砂地に出て捕食活動をしている感じでしょうか。

エビ・カニなどの甲殻類を食べたり、小魚やゴカイ・アオイソメなどの虫系を食べたり。

雑食というより、刺激臭の強いものを好む印象もあります。

魚の切り身や内臓などでも釣れるので、実際に釣る場合はさまざまな餌を持ち込みたいですね。

クロアナゴの釣り方は、餌を付けたぶっこみ釣りか、メタルジグを用いたジギングがおすすめです。

ショアから狙うなら、餌ぶっこみ釣りのほうが仕掛けを固定できるので、根掛かりなどのトラブルを防げますよ、

前述の通り、腐肉などの刺激臭を好むケースがあります。

夜釣りでぶっこみスタイル＋刺激臭の餌という組み合わせなら、釣れる可能性は一気に高まりそうですね。

船からデイゲームで狙うなら、メタルジグによるバーチカルジギングを試してください。

フックをシングルフックにして、腐肉ちょん掛けトレーラーも大いに効果があります。

クロアナゴが美味しい旬は、夏です。

食べ方は、皮が分厚く小骨が多いので、しっかりさばいて食べやすくしてから、天ぷらに揚げるのがいいでしょう。

湯引きや煮付けにしても、美味しく食べられますよ。

実際に食べてみたのですが、背びれ部分は包丁できっちり取り除いたほうがいいですね。

身は透明感のある白身で、マアナゴほどの旨味は感じませんでしたが、皮はぷにょぷょしていて旨味が乗っています。

クロアナゴをジギングで釣るのに、おすすめのメタルジグを取り上げてみましょう。

特別なタイプのものを用意する必要はありませんが、グロー系カラーやシルバー系カラーのものは必ず持っておきたいですね。

ウエイトは、100グラムから150グラムもあればじゅうぶんでしょう。

メジャークラフトから発売されている、タチウオ用メタルジグです。

フォールでしっかり誘えるので、クロアナゴに対するアピールにも効果がありますよ。

アシストフックに魚の切り身などを付けて落とし込むと、高い確率でバイトを拾えるでしょう。

サンマやサバの切り身でいいのですが、ハリ持ちが良くないことがあります。

そんなときは、イカの輪切りをちょん掛けしてみてください。

ジグのリアアイにシングルフックを付けてアプローチするのも、釣りやすいかもしれませんね。

実際に使ってみると、底を取りやすくて手返しも上々です。

実売価格が500円と、とても安い価格に設定されているのも嬉しいですね。

硬い地層と砂地が接しているようなポイントを探すと、効率よくバイトを取ることができるでしょう。

あまり接岸し過ぎると危ないので、ブレイクラインなどの地形変化を攻めるほうがいいかもしれません。

オーナーばりからリリースされている、ジギング用アシストフックです。

頑丈に作られているので、クロアナゴに飲み込まれてもいきなりブレイクしてしまう心配は要らないでしょう。

刺さりも上々で、餌をトレーラーにしてアプローチを開始してください。

実売価格は400円前後と、とてもリーズナブルな価格帯になっています。

クロアナゴの歯は結構鋭いですから、フックを外すときはじゅうぶん注意しながら作業しましょう。

フックサイズを数種類用意しておくと、すっぽ抜けが多発するような場合に対応しやすいですよ。

クロアナゴの生態や釣り方・食べ方、おすすめのジグ・フックなどをご紹介しましたが、いかがでしたか？

クロアナゴ釣りには、巨大魚を釣り上げる！という楽しみ方もあります。

タックルに頑丈なものを用意して、1.5メートルクラスとのやり取りに備えるようにしましょう。