アジをサビキ仕掛けで釣りたい!よく釣れる時期や釣り方・おすすめタックル特集
アジが回遊し始めると、防波堤などには釣り竿を持った家族連れの姿が見られるようになります。
手軽にサビキ仕掛けで釣ることのできるアジ、あなたもチャレンジしてみませんか?
ここでは、アジをサビキ仕掛けで釣るためのノウハウをご紹介します。
「アジングとは違うのかな?」
アジングは、アジをルアーで狙うアプローチですから、餌釣りとは異なりますね。
どちらも休日を楽しく過ごせる点では、共通しています。
目次
アジを釣るサビキ仕掛けってどんなもの?
アジが群れで回遊してくるようになるのは、海水温が上昇してから。
具体的には4月以降で、ゴールデンウィークから夏にかけて、各地で盛んに釣れるようになります。
一度の仕掛け投入で数多くアジを釣りたいなら、サビキ仕掛けかおすすめですよ。
どんな仕掛けかというと、イラストをご覧ください。
ハリがいくつもぶら下がっていますよ。
まるで幹から枝が伸びているようです。
まさに中心を柱のように支えているのを幹糸、枝のように数多く伸びているのを枝スと呼びます。
この枝スの先にハリを結ばれていて、ハリのみではなくゴムや魚皮・ティンセルなどによるアトラクターが付いています。
それが餌のように見えるので、アジが食い付いてくるわけです。
この仕掛け全体を、サビキ仕掛けなのです。
「あれ、イチバン下の部分に何かぶら下がってるよ?」
それは、アミカゴ。
撒き餌のオキアミを封入して、サビキ仕掛けと一緒に海中へ沈めます。
その際にかかる水圧によって、中の撒き餌がカゴの外へ放出されて、広範囲からアジを引き寄せる効果を発揮するのです。
凄い数が集まってくることがあり、その中でサビキを上下させれば、もうアジは食い付かざるを得ないでしょう。
防波堤などの足場の高い釣り場を選んで、サビキ仕掛けの上下運動を実践させてください。
それまで体験したことのない、アジの数釣りを堪能できるはずです。
季節によって、回遊してくるアジの体長が異なります。
子アジに大きなハリを用意しても、なかなかフッキングには至りませんよ。
釣り場には必ず大小さまざまなハリサイズのサビキ仕掛けを持ち込むようにしたいですね。
釣り場近くの釣具店や餌屋さんに立ち寄れば、今釣れているアジにジャストフィットなハリサイズを教えてくれるでしょう。
しっかり利用して、釣り場で有効なサビキ仕掛けをゲットしましょう。
アジのサビキ釣りに用いるタックル
アジのサビキ釣りに用いるタックルは、どんなものがいいのでしょうか。
まず竿は、延べ竿よりもリールの付く磯竿タイプがおすすめです。
足場が高い釣り場では、リールで道糸の長さを調節できるほうが、順応性が高いからです。
竿の長さは、4メートル前後のものが扱いやすいですよ。
硬さは2号から3号ぐらいが、曲がり過ぎずいいかもしれません。
リールは2000番から2500番クラスのもので、じゅうぶん対応できるでしょう。
巻き付ける道糸には、3号前後のナイロンラインがマッチします。
蛍光カラーのナイロンラインにしておけば、操作性が高まりますよ。
アジのサビキ釣りを実施するためのマナー
アジのサビキ釣りでは、釣り場でのマナーが注目されています。
感染症が流行している現在では、隣りの釣り人との距離をじゅうぶん開けてください。
到着した釣り場が混んでいるようなら、別の釣り場へ積極的に移動するように心掛けましょう。
サビキ釣りを楽しんだ後は、足元が撒き餌などで汚れています。
その状態のまま放置せずに、水汲みバケツで海水を汲んで、しっかりと洗い流すようにしましょう。
あともうひとつ、クルマの駐車スペースが確保できない釣り場は、活用しないと決めておきましょう。
初心者の人なら、釣り公園がおすすめ。
駐車場はもちろん、トイレ設備なども充実していることが多いので、事前に調べてから向かうようにしたいですね。
アジをサビキ仕掛けで釣る方法を分かりやすく解説している動画はこちら
アジのサビキ釣りにおすすめのタックルを選んでみた!
それではアジのサビキ釣りに適した、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
まずは、ロッドから見ていきます。
振出式の磯竿や万能竿を使えば、持ち運びはとても便利。
釣り場に着いたら、ガイドに道糸を通して伸ばすだけです。
あまりに長過ぎると、取り回しがたいへんですから、4メートル前後のものを選ぶようにしてください。
プロマリンブランドから、アジのサビキ釣りにマッチした万能竿がリリースされています。
全長は4.00メートルですから、操作性はバツグン。
アジのアタリを読み取りやすいですし、周囲に竿先が干渉してしまうのも防ぎやすいでしょう。
継ぎ数は5本なので、仕舞寸法は約93センチにまで縮まります。
ここまで短くなれば、クルマへの積み込みも楽ですし、釣り場までの持ち運びにも便利です。
クーラーボックスやバッカンなど、たくさんのタックルを運ばなければならないときに、竿がコンパクトであれば助かりますね。
自重は約194グラムと軽め、先径/元径は約1.3/22.0ミリです。
適合する錘は、2号から10号までとなっています。
実際に手にしてみると、曲がり込みがスムーズでアジを弾いてしまうような、過度な硬さはありません。
曲がってからの復元は、ゆったりした感じでシャープさはあまり伴なっていないイメージ。
でもアジのサビキ釣りをするなら、それくらいが合っているのかみしれませんね。
実売価格は4千円台と、とても安い価格帯に設定されています。
これなら家族の人数分揃えて、みんなでサビキ釣りを楽しめますね。
ガイドにラインを通すときも抜くときも、じっくり丁寧におこなうようにしましょう。
釣りから帰宅したら、ガイド周りの汚れや塩気は、しっかり取り除いておきます。
そうすれば次回の釣りでも活躍してくれるでしょう。
シマノから発売中のコスパ優秀なスピニングリールです。
ナイロンラインが標準で装備されているので、このままアジのサビキ釣りに活用できますよ。
ギア比は5.0対1ですから、ハンドル1巻きで71センチのラインを回収できるようになっています。
最大ドラグ力は4.0キロで、自重は250グラムと2000番クラスにしてはちょっと重め。
スプール寸法は、直径45ミリでストローク14.5ミリです。
ラインキャパは、ナイロンラインなら2号を150メートル巻けます。
実際に使ってみると、じゅうぶん剛性・耐久性があるので、サビキ釣りに使えるでしょう。
ローターもしっかり回りますし、ハンドル回転も上々。
実売価格は2千円台と、かなり安い価格帯に収まっています。
シマノの純正リールでこの設定価格には、驚くほかはありません。
サビキ釣り以外では、穴釣りやちょい投げ釣りなどにも活用できそうですね。
アジのサビキ釣りに用いる撒き餌です。
密封されたパッケージに入っていて、必要なときにだけキャップを開けて絞り出せるようになっていますよ。
中身はオキアミですが、なんとあの臭みが取り除かれています。
代わりにフルーティーな香りが漂うように、香料が加えられていますよ。
サビキ釣りの苦手な人に聞くと、撒き餌のニオイを嗅ぐのが嫌!というケースがあることをよく耳にします。
この撒き餌なら、その問題点をしっかり解消しているといえるでしょう。
実際に使ってみると、パッケージからアミカゴへ注入しやすく、香りも大胆なほど華やかです。
とても撒き餌のニオイとは思えないほどのレベルなので、正直驚いてしまいますし、これでアジが集められるのかな?と戸惑ってしまうほど。
でもひとたびサビキ仕掛けを投入するや、アジがたくさん湧いてきました。
一度この撒き餌を使ってしまうと、以前の撒き餌には戻れなくなってしまいますね。
実売価格は400円台と、とても低価格な設定になっているのも嬉しいですね。
残ったらキャップをしっかり閉めて、次回の釣りまで保管しておきましょう。
アジのサビキ釣りをマスターして休日を満喫しよう!
アジのサビキ釣りの特徴や釣り方、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
釣り場での行動が、感染症対策を意識したものになるように心がけたいですね。
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