ヒイラギって魚知ってる?釣り方からさばき方、おすすめの料理法まで一挙ご紹介!
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FISHING JAPAN 編集部オイカワやウグイなどと共に、河川や水路で泳いでいる姿を見せてくれるのが、カワムツです。
細長いフォルムで、体側に横一本の黒い線が走っているのが特徴的。
自宅の水槽で飼育している人も、結構多いですよね。
ここでは、カワムツの特徴や生態、釣り方などについてご紹介しましょう。
「稚魚ぐらいのサイズのを釣って食べる機会があったよ!」
そうなんです!カワムツは料理して食べることのできる魚ですから、これから釣り対象魚として人気が出てもおかしくありません。
カワムツとは、淡水エリアに棲むコイ目コイ科の魚のことです。
コイのように大きく育つことはなく、成魚の最大サイズは20センチ前後でしょうか。
池や湖よりも流れのあるシチュエーションを好む習性を持っていて、河川や水路に集まっているところをよく見かけます。
田舎で小川が流れていたら、ぜひ覗いてみてください。
カワムツのオスは、メスよりも体格が大きく傾向があります。
上から見下ろすとオイカワに似ていたりしますが、胴体と比較してヒレが極端に小さいですから、カワムツと識別しやすいでしょう。
幅が大き目で、なかなか俊敏に動き回るようになります。
カワムツの生息域は、日本では能登半島・天竜川水系より西側とされていました。
それがアユの放流などに紛れて、関東エリアにも広がりを見せています。
日本以外では、朝鮮半島や中国・台湾などにも生息域を広げていますよ。
カワムツは見た目がよく似ているオイカワなどと比べると水質の汚染に弱く、河川の土手が改修されてコンクリート化されただけでも、その辺りから姿を消してしまうことが。
ということは、カワムツの有無によって自然の状態を推し量るバロメーターになるのかもしれません。
昔はよく釣れていたんだけどね~!という言葉を、河川近辺に棲む知り合いからよく聞くようになりました。
カワムツの繁殖期は、水が温かくなる春から8月にかけてです。
繁殖期のオスは、お腹の赤色の部分が広がり、顔も赤黒くて追星が表れてきますよ。
これがいわゆる婚姻色で、極めて派手な配色に驚くアングラーも多いでしょう。
河川のシャローエリアに集まって、砂地の部分を見つけては産卵をします。
厄介なのは、カップルになることからあぶれた成魚が、せっかく生まれてきた卵を食べてしまうケースがあること。
やけ食いなのか何なのか、わざわざ同種の卵を食べなくてもいいのに!と、その姿を見てがっかりすることも。
魚の習性は、個々に異なっているので、とても興味深く観察することができます。
カワムツの釣り方は、餌をハリに付けて流すだけでカンタンにフッキングすることが可能です。
延べ竿にウキすら付けないミャク釣りで、あっという間に5~6本を釣り上げることができるでしょう。
餌は、川虫やミミズなどを現地調達すればOK、川べりの石や岩をめくったらいますよ。
実はもっとカンタンに釣る方法があります。
それは、ルアーを用いた釣り方。
スプーンルアーなどの、小さくてフラッシング効果の高いものをキャスト&リトリーブしてみましょう。
スローに誘うのはもちろん、素早くリトリーブしても食い付いてくるので、リトリーブスピードはこまめに変えてみることが大切です。
釣れたカワムツは、捌いて天ぷらなどに料理すると、美味しく食べることができます。
ちょっぴり苦みのあるものもありますが、それこそ川魚独特の美味しさといえそうですね。
カワムツを釣るのに使いたい、おすすめのタックルを取り上げてみましょう。
餌釣りはあえておこなわずに、ルアーでアプローチしてみることに。
実はカワムツ、ルアーに対して激しくアタックしてくるのです。
スプーンはもちろん、派手なクランクベイトにまでガッツリ食い付いてきますよ。
スピニングタックルにすれば、渓流釣り用に作られたものを転用できそうですね。
プロマリンブランドからリリースされている、2ピース仕様のトラウトロッドです。
全長1.68メートルと短めなので、狭い場所でも振り回しやすいのが特徴ですね。
継数は2本ですから、仕舞寸法はなんと86センチにまで縮まります。
これならヤブコギが必要な川岸でも、積極的に歩を進めることができるでしょう。
自重は79グラムと軽めで、女性や子供も扱いやすい設計になっています。
先径/元径は、1.4/7.7ミリと細めで、適合するルアーウエイトは1.5グラムから5グラムまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインの2ポンドから4ポンドまでです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、95パーセントになっていますよ。
実際に手にしてみると、シマノやダイワのトラウトロッドと比べて、ブランクスの薄さや曲がり込みからの復元の緩さが気になりますが、20センチ程度の大きさのカワムツを釣るのなら、じゅうぶんに機能してくれる印象です。
実売価格は3千円と、驚くほどの低価格を実現していますよ。
休日を河川や水路で遊ぶ際のお供に、ぜひ持っていきたくなるアイテムですね。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 17 セドナ 1000 渓流ルアーフィッシング エリアトラウト 初心者向け
シマノの小型スピニングリール・セドナの1000番モデルです。
ギア比は5.0対1とノーマルギアタイプで、ハンドル1回転につき66センチのラインを回収することができます。
最大ドラグ力は3.0キロで、自重は215グラムと軽めに作られていますよ。
スプール寸法は、直径42ミリでストロークは12ミリです。
ラインキャパは、PEラインの0.8号なら200メートル以上巻けます。
実際に手にしてみると、とてもコンパクトでハンドルノブも握りやすく、リトリーブするのに何ら問題はありません。
アキュラシー精度の高いキャストができるようになるまで、キャストの練習をやり込みながら、リールの特性を理解するのがイチバンでしょう。
剛性感もしっかりとありますから、カワムツが掛かったらラインテンションを緩めずにゴリ巻きで引き寄せるようにしましょう。
バラシを減らすための秘訣でもあります。
実売価格は4千円台と、とてもリーズナブルな価格に収まっています。
ラインを水に素早く沈めたい人は、PEラインではなくフロロカーボンラインを巻くようにしましょう。
スミス(SMITH LTD) スプーン バック&フォース ダイヤ 4g シルバーピンク SP #10 ルアー
よく見かけるティアドロップ系スプーンでも釣れるのですが、こちらのようなカタチのほうが、メリハリのあるウォブリングアクションが発生するので、カワムツが食い付いてきたときに伝達振動の変化が分かりやすいというメリットがあります。
スミスから発売中のスプーンルアーで、ウエイトは4グラム。
これだけの重さがあれば、飛距離はしっかり稼げますし、コントロールも付けやすいでしょう。
キャストして着水後、ボトムまで落とし込んでからリトリーブをスタートさせてください。
浅い水深のところがほとんどですから、すぐに着底するので、ラインスラックが出たらリトリーブ!でいいのではないでしょうか。
上向きに付いたシングルフック仕様なので、根掛かりの心配はさほど要らないですよ。
丁寧にリトリーブしながら、ちょっとした変化や巻きに重さを感じたら、ロッドを立ててください。
その動きだけで、カワムツのアゴをフックがとらえてくれるでしょう。
カワムツの特徴や生態・釣り方や、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
カワムツのいる場所は、ちょっとしたトロ場になっているケースが多いですね。
水路なら近くの空き地や幅のある道路にクルマを停めて、カワムツの居そうなポイントへ静かに近づくようにします。
いきなり川べりに立つと、カワムツは警戒心を膨らませてルアーを追わなくなってしまいますよ。
低い姿勢で近づき、そのままルアーをキャストしてください。
ロッドも立てずに、そのままの角度でリトリーブ。
そうすればカワムツが釣れる確率は、一気にアップするでしょう。
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