フカセ釣りの餌って何を使えばいいの?おすすめの付け餌や撒き餌をチェック
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FISHING JAPAN 編集部オキアミは、海洋生物に捕食される餌として有名で、かなり多くの種類が存在していることが確認されています。
黒くて丸い目に長いヒゲ、どこから見てもエビなのですが、実はエビではありません。
形だけ似ている甲殻類の一種で、プランクトンなのです。
海水面から深海にまで生息域を広げていて、南極海でも大きな群れを見つけることができます。
ここでは、オキアミの特徴や釣り餌としての活用法、針への付けたなどをご紹介しましょう。
「大きくなったらエビフライの元になると、ずっと信じていました!」
そういう人はかなり多いですが、プランクトンなのです。
でもプランクトンにしては、結構大きいですよね。
目次
オキアミを実際に手に取ってみてください。
釣具店に行けば、解凍し立てのものが販売されていますよ。
加工された状態で冷凍売りされているものもありますから、好みのオキアミを購入して釣り場へ向かいましょう。
防波堤などから、チヌやアジをターゲットにするつもりなら、さほど仕掛けを遠投しなくても釣りが成立します。
通常のウキを用いた仕掛けを準備して、その先端にある針を指でつまみます。
そこにオキアミを刺していくのですが、トラブルを減らす付け方としては、刺す前にひと工夫加えるほうがいいでしょう。
エビとよく似たオキアミには、ヒゲや目・頭・胴体・尻尾があります。
その最後尾に付いている尻尾の先端、これを指先で引きちぎってください。
「えっ、せっかくエビっぽいフォルムなのに、わざわざ取り除いてしまうの?」
その通り!フォルムを魚に凝視させて釣るわけではありませんから、そこは気にしなくていいのです。
なぜ取り除くかというと、尻尾は意外と幅広で、水中に入ったら水流の影響を受けやすいパーツになります。
そのせいで、なんと針ごと回転してしまうトラブルが発生しやすく、ハリスが糸ヨレを起こしてしまいます。
そんな状態のところに魚が食い付いてしまったら、糸ヨレでライン本来の強さを発揮できないことに。
最悪の場合は、ラインブレイクしてしまって、せっかくの魚をみすみす取り逃がしてしまいかねません。
オキアミの付け方のハジメの一歩として、尻尾をカットすることを覚えておきましょう。
次におこなうポイントは、オキアミのどこまで針先を通し、突き出させるかを実践することです。
餌は、針に真っ直ぐに付けることで、水中姿勢が安定しますよ。
それが違和感を解消し、魚が食い付きやすい状況を作り出すのです。
最もオーソドックスな突き出す位置は、オキアミのお腹側。
小さな複数の脚が終わる胴体の真ん中辺りからお腹に向けて、針先を出してみましょう。
その際にオキアミの頭部を真正面から見るようにして、針先の方向が左や右に傾いていないか確認してください。
傾いているようなら、もう一度刺し直しです。
それだけで回転しがちな餌と針を、ほぼ回転しない状態に修正することができます。
ちょっとしたことでも、きっちりこだわって修正作業をおこなっておくと、好釣果につながっていくでしょう。
このオキアミの付け方を、尻掛けと呼んでいます。
オキアミの付け方で、尻掛け以外の付け方も存在しますよ。
知っておきたいのは、胴掛けという方法。
これは尻尾をカットした断面から針先を挿入し、針の弧に合わせてオキアミを縫い刺しにしていく付け方のことです。
縫い刺しなので、オキアミは針の形に湾曲することに。
「えっ、針先はどこからも突き出さないの?」
そうなんです!針を全てオキアミの中に隠してしまうのです。
こうすることで、チヌやアジからは針を目視することができなくなりますよね。
スレた魚を相手に釣りを展開する際に、効果的な付け方といえるでしょう。
「フッキングが甘くなったりしないの?」
オキアミは解凍すると、とても柔らかいですから、魚が食い付いた衝撃でじゅうぶんフッキングに持ち込めますよ。
最近では、オキアミを加工して硬めに仕上げ、針持ちを向上させた餌まで登場しています。
オキアミそっくりのルアーまで登場していますから、釣れる餌としての地位は、しばらくは揺るぎないままでしょう。
オキアミを餌に使った釣り方に、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
防波堤などからのフカセ釣りに使うケースが多いですから、それに関連するロッドやリールを選んでみました。
初心者の人が購入しやすい価格帯なら、ロッドはこちらを手に取ってみてください。
シマノ(SHIMANO) ロッド 磯竿 ラディックス 1.5号-500 ショートモデル 高い操作性 攻撃的な釣り
シマノのフカセ釣りに適した磯竿・ラディックスです。
硬さ1.5号で、長さは5.0メートルですから、少し短めで取り回ししやすいロッドといえるでしょう。
5本継ぎの振出式で、仕舞寸法は109.4センチになります。
これだけコンパクトに収納できるのなら、防波堤や磯場までの持ち運びもラクラクですね。
錘負荷は、1号から4号まで。
自重は185グラムと、軽めの設定になっています。
ブランクスには、シマノ独自のスパイラルXが採用されていて、軽さと張り・パワーを両立していますよ。
穂先は、カーボンソリッドのタフテックαなので、微細なアタリでもしっかり反応し、目で見てフッキング動作に移りやすく、また魚をバラシにくいメリットも生んでいます。
実際に手にしてみると、マットラバーコーティングが施されたグリップやリールシート部分は、とても握りやすい印象を受けました。
チタンフレームのSiCリングで、FujiのIMガイドが搭載されています。
ガイドに絡み付くライントラブルは、かなり抑え込まれていますね。
実売価格は2万円前半と、とてもリーズナブルな価格設定に収まっているのがいいですね。
オキアミを使ったフカセ釣りにチャレンジしてみたい人に、ぜひ持ってもらいたい1本です。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 19 ストラディック C3000 バーサタイル
オールラウンドに使えるスピニングリールなら、シマノ・ストラディックのC3000番がおすすめです。
ギア比5.3対1で、ハンドル1巻き78センチのラインの回収することができますよ。
自重は225グラムと、C3000番にしては軽めで、ラインキャパは2.5号で180メートルも巻くことが可能です。
剛性感の高いHAGANEギア・HAGANEボディや防水性能が際立つXプロテクト、滑らかで軽やかな巻き心地を実現するマイクロモジュールギアⅡなどが、かなりハイスペックな使用感を引き出してくれますよ。
実際に使ってみると、ローターの回転は滑らかで、確実にラインを拾ってヨレを抑えた巻き取りをおこなってくれます。
手返しよく仕掛けを撃っていけば、その回数だけ糸ヨレしていくものですが、ラインの安定感はあまり変わらずに維持されるので、とても使い良いですね。
実売価格は2万円を下回る安い価格設定で、高性能かつコスパも優秀なスピニングリールを探している人に、ぜひおすすめしたい逸品です。
このモデルのドラグから、カーボンワッシャーを採用していて、耐摩耗性に優れたものに仕上がっています。
シマノの上位機種と遜色ないスペックに、驚くアングラーも結構多いのではないでしょうか。
釣り針メーカーの金龍からリリースされている、ヒネリのないストレートタイプのチヌ針です。
刺さりに関しては、口の硬い部分にもしっかり掛かって、貫通する確率も高いのが特徴。
50センチを超えるような大型サイズの体重が掛かっても、伸ばされてしまうようなトラブルは避けることができますよ。
とにかく硬くて鋭い専用針なので、安心して魚とのやり取りを楽しむことができるでしょう。
管付きタイプではありませんから、針の結び方をしっかりマスターするための練習から入るようにしましょう。
カラーはステルスブラックで、目立たないように配慮されています。
実売価格は200円台と、とても購入しやすい安い価格設定なので、サイズ別に複数種類所持しておくと、対象魚や釣り場のシチュエーションにアジャストすることができます。
オキアミの付け方や、おすすめのタックルについて取り上げましたが、いかがでしたか?
まずは硬めに加工されたものを用意して、付け方の練習から始めてみましょう。
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