ビッグバドで釣りたい!バスやナマズに効くヘドン定番トップウォータールアーの使い方
アメリカの老舗メーカー・ヘドンが製作したものの中に、一風変わったデザインのトップウォータールアーがあります。
まるでビール缶から顔を出して、舌をペロリ!としているかのような。
その名は、ビッグバド。
確かにバドワイザービールのラベルも貼られていますから、名前にマッチしたカラーリングといえるでしょう。
「こんなので釣れるの?」
そんなふうに第一印象を持ってしまうと、なかなかラインに結んでキャストするまでには至りませんよね。
そういう食わず嫌いな人こそ、ぜひ使ってもらいたいルアーなのです。
ビッグバドとは
ビッグバドとは、ヘドンが製作したトップウォータールアーのことです。
ビール会社のノベルティアイテムとして作られたという、稀有な経歴の持ち主なのですが、そのデザインからは想像できないほど魚を引き寄せてくれますよ。
重さは5/8オンスなので、約18グラム前後でしょう。
ベイトタックルでキャストするのに、ちょうどいい重さではないでしょうか。
実際にラインに結んでキャストしてみると、20メートル程度なら軽々と飛んでいきます。
空気抵抗の大きそうなボディデザインですが、意外と扱いやすく出来ていますね。
ただし、魚やエビ・昆虫など、バスが捕食している対象には、全く似ていないですから、どんなふうに使えばいいのか、不安に感じる人は多いでしょう。
ビッグバドの詳しい使い方をご紹介します。
ビッグバドの使い方
ビッグバドの最後尾を見てください。
コロラドブレードが1枚ぶら下がっていますよ。
これをうまく活用できるような使い方をすれば、バスやナマズなどを釣り上げることができるでしょう。
まずは、ラインに結んでキャストします。
着水したら、クラッチをつないでベイトリールのハンドルを回してください。
このとき注意したいのは、力任せに早巻きしないこと。
ビッグバドが水中に潜らない程度のスピードで、ゆっくりとリトリーブするのです。
それができるようになったら、次に耳で音を拾ってみましょう。
前述のブレードが、最後尾で前後左右に揺れています。
その前後の動きでボディを叩くことがあり、甲高い干渉音で周りに響き渡るような、そんなリトリーブスピードを探り出してあげましょう。
釣り当日の風などによって変わることがありますから、じっくりと探りながら、①干渉音②引き波③潜らないスピードの3つを実現すれば・・・あとは魚が食い付いてくるのを待てばいいのです。
実際にビッグバドでバスを釣ってみた!
実際にビックバドを使って釣りをしてみました。
音・波・スピードを意識しながら30分ほどで1匹、すぐその後で1匹追加。
定速でただ巻きするだけですから、ベストなスピードを見つけ出すだけで釣りが成立してしまいますよ。
しかもバイトがあれば、大型サイズの可能性が高くなります。
バスやナマズの最大サイズ記録更新を狙っているなら、ぜひビッグバドを選択してもらいたいですね。
カラーはお好みでかまいませんし、ボーン素材だの改造だのと関連した話題が尽きませんが、どんなタイプのビッグバドでも釣れます。
安心して自分の好きなカラー・仕様のビッグバドをキャストしてみましょう。
ビッグバドを使うのにおすすめのタックルをピックアップ!
それでは、ビッグバドをキャストしてバスやナマズを釣るのに適した、おすすめのタックルを取り上げましょう。
ロッドは、飛距離を伸ばすために長めがいいかもしれません。
あまりに硬い調子では、せっかくバイトがあってもバラしてしまう可能性がありますから、緩やかに曲がるタイプのベイトロッドを選びたいですね。
天龍(Tenryu) ロッド スピードスティック TSS#1L-260B
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- ¥32,300(Yahoo!)
懐かしい天龍のスピードスティックが復活、こちらは6フィートのベイトロッドです。
とても柔らかい仕上がりで、胴に乗せてビッグバドをキャストすることができますよ。
ゆるゆると飛んでいき、静かに着水させることが可能ですから、バスやナマズに余計な警戒心を与えることがありません。
いきなり魚がバイトしてきても、ロッドがしなやかに曲がって弾くことがなく、確実にランディングまで持ち込めるのがいいですね。
自重106グラムは軽め、長時間ビッグバドをキャストし続けても、疲れを感じずにいられるでしょう。
グリップが取り外せるようになっているので、持ち運びも便利です。
毎回外して持ち歩く必要はありませんが、車内に搭載している荷物が多い場合には、グリップを外して対処してみましょう。
SiC-Sリングがガイドに標準で装備されているのも見逃せないですね。
シマノ(SHIMANO) バスロッド バンタム ファストムービング&ビッグベイト 1ピース 160ML-G テクニカルショートロッド
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約4割ほどグラスファイバー素材がコンポジットされている、シマノのベイトロッドです。
その分とても柔らかくなっていて、キャストする際にバックスイングをすると、キレイに大きく曲がり込んでくれますよ。
ピンポイントに向かって正確に撃ち込みやすいですし、バイトもしっかり乗ってくれます。
軽量なので振り回しやすく、ショートピッチもロングキャストもこなせるのがいいですね。
シマノ(SHIMANO) バスロッド 19 ポイズングロリアス XC 170M-G ブラックバス バス釣り
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こちらもグラスコンポジットのベイトロッドで、7フィートも長さがありますから、ロングキャストに向いています。
レギュラーテーパーなので美しく曲がってくれますし、バスが乗った状態の曲がりもじゅうぶん。
自重は105グラムとかなり軽いですから、連続キャストを繰り出しながら魚の反応を追ってみましょう。
ロッドを立ててリトリーブするだけで、潜行しようとする力を削ぐことができます。
引き波大き目でリトリーブを繰り返してください。
ダイワ(DAIWA) バスロッド ブラックレーベルLG 6101MRB 釣り竿
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ダイワのブラックレーベルの中から、6.10フィートのMパワーベイトロッドを選んでみました。
よく曲がるという味付けではないのですが、張りがあり過ぎて扱いづらいことはなく、キャストもフッキングもかろやかに決まります。
操作性が優れているので、さまざまな場面でビッグバドを丁寧に泳がせることができるでしょう。
自重113グラムで、16ポンドまでのラインを操るのに適していますよ。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 20 カルカッタコンクエスト DC 101HG LEFT シーバス マキモノ
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2020年にリリースされた、カルカッタコンクエストDCの100番サイズです。
手のひらにすっぽり収まるので、とてもパーミングしやすい印象ですね。
外部ダイヤルを回すだけで、プログラミングされたブレーキシステムがバックラッシュトラブルを抑え込んでくれますよ。
実際にキャストしてみると、2番ブレーキで後半が素晴らしく伸びます。
少しスプールのラインが浮き上がろうとしますが、サミングしてしまえば何ら問題はありません。
ビッグバドの弾道を低く抑えて、着水音を下げることも楽におこなえますよ。
ダイワ(DAIWA) ベイトリール 19 タトゥーラ TW 100SH(2019モデル)
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ダイワのタトゥーラTWなら、16ポンドラインを100メートル巻けますから、太いラインでビッグバドを操ることができるでしょう。
TWSでスムーズなキャストを繰り返せますし、リトリーブも滑らかです。
自重は195グラムと軽量ですから、手首やヒジに負担なくキャストを続けられるでしょう。
ハイギアモデルなので、ハンドル1回転で75センチのラインを回収可能です。
もっとゆっくりがよければ、ノーマルギアのタトゥーラTWもラインナップされていますよ。
モーリス(MORRIS) ナイロンライン バリバス ゲーム 150m 4号 20lb クリアブルー
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バリバスから長期に渡って販売されている、ナイロン素材のラインです。
本来なら4号の太さなら16ポンド程度の強度なのですが、このラインは20ポンドもあります。
それぐらい強いラインであり、ナイロンの特性である適度な伸びと、擦れに対する耐久性を保持していますよ。
カバーやストラクチャーにビッグバドを接触させていると、自然とラインも擦れていることに。
それが原因でいきなり破断しないところ、安心して使い続けられるところが、このラインの強みでしょう。
ただし、水を吸うナイロンラインの特徴はそのままですから、使用後は他のライン素材のものよりも早めに巻き替えることをおすすめします。
ビッグバドを使いこなして大型のバスやナマズを釣り上げよう!
ビッグバドの特徴や使い方、おすすめのタックルを取り上げましたが、いかがでしたか?
さまざまなテクニックを駆使してアクションさせるのではなく、一定のスピードでただ巻きしながら釣りを展開できるのが面白いですよね。
高い浮力を活かして、水中に潜らないギリギリのスピードで魚を誘ってみましょう。
使い込むほどに理解度がアップして、よく釣れるルアーへと評価が変わるに違いありません。
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