カマスの写真

カマスってどんな魚?仕掛けやタックル、カマスのの上手な釣り方から美味しい食べ方まで大特集!

FISHING JAPAN 編集部

カマスは小魚をエサにする獰猛な魚食魚です。

獰猛でいつもお腹をすかせていると言われることもあり、少し怖いイメージもありますが実はファミリーフィッシングでも楽しめる釣り物です。

秋の終わりから翌春かけて湾内の防波堤周りなどやってくるので、サビキやエサ釣り、ルアーで狙えますよ。

そんなカマスの生態や、特徴、釣り方から美味しい食べ方までまとめてご紹介します。

カマスってどんな魚?

カマスといえば尖った口と出っ張った下顎がトレードマークで、どの種類も鋭い歯を持ち小魚を襲って食べる魚食魚です。

このため舌歯(ぜっし)と呼ばれる小さな歯が舌にまであります。

幼魚の時代から群れる習性があり俗に「カマス1匹、底千匹」といわれるほど大きな群れを作ります。

そのため釣りをするとき1匹釣れたら必ず近くには大きな群れがいるので、しばらくすると入れ食いになることが多い魚です。

サヨリなどもそうですが受け口の魚は、自分の目より下にいるエサを捕らえるのが苦手だといわれています。

カマスもそんな魚のひとつで、目がいいという特徴を生かして遠くにいるエサを見つけると、そっと忍び寄りエサの下から襲いかかって食べるそうです。

スマートな体形からも分かるように大変なスピード狂で、エサを襲うときには時速150kg近いスピードが出るといわれています。

このスピードの源は、尻尾の付け根が太くキック力が強いからだという説があります。

エサと見れば何にでも襲いかかって捕らえるどん欲な魚で、捕らえたエサはすぐに消化してしまうため、絶えずお腹を空かせています。

普通の魚は、消化管が長いため植物性のエサを多く食べゆっくり消化するのですが、カマスの場合は消化管が短くしかも動物食なのですぐに消化してしまうためです。

「カマスは塩焼きに限る」とか瀬戸内海に面した広島県で「カマスの焼き食い1升飯」といわれるように昔から塩焼きが喜ばれるのは、この魚の身が水っぽいためです。

水っぽい魚は、煮て食べないのが昔からの習慣なので、塩焼きにされたのです。

カマスの一夜干しがおいしいのも、適度に水分が飛んで身が締まり味が濃縮されるからです。

カマスの種類

カマスは1種ではなく、アカカマス、アオカマス、ヤマトカマス、オニカマスなどの種類があります。

市場によく出回り干物などにされることが多いのはアカカマスとヤマトカマスです。

アカカマスはホンカマスとも呼ばれるようにヤマトカマスより大きくなり50cm近くにまで成長します。

大型になると脂がよくのるのでアブラカマスとか尺八とも呼ばれることもありますね。

また、鱗がヤマトカマスより大きくてザラザラしているためアラハダと呼ぶ地方が多いようです。

ヤマトカマスは夏が旬ですがアカカマスは秋から冬にかけての寒い時期に回遊が多くよく取れるため、この時期が旬になっています。

ヤマトカマスは、大きくても30cm止まりの小型のカマスで、鱗が小さく肌がなめらかなのでコマハダと呼ばれることも。

また、アカカマスに比べ肌が少し青黒いのでアオカマスと呼ぶ地方もあるようです。

もう1種の鬼カマスは、南の海に多い有名なバラクーダのことです。

体長2m,重さ40kgにも達する巨大なカマスで、性質はどう猛でときには人を襲うこともありダイバーなどに恐れられています。

鬼カマスは、釣るのは面白いのですが南の海ではバラフエダイと同じようにシガテラ毒を持つものがいるので食用は禁止されていますね。

また関西ではカマスゴと呼ばれる魚がいます。

呼び名から連想するとカマスの子供なのかなと思ってしまいますが、そうではありません。

カマスゴはイカナゴのフルセの呼び名で、イカナゴの姿がカマスの子供によく似ているために生まれた呼び名だといわれています。

カマスは栄養素が豊富な魚

市場に多く出回るのは、本カマスとも呼ばれるアカカマスと水カマスとも呼ばれるヤマトカマスです。

ヤマトカマスは水カマスと呼ばれる通り、水分がアカカマスより多く、干物にされることが多いそうです。

アカカマスの旬は、産卵後の秋から初冬にかけて、ヤマトカマスはアカカマスより産卵が早いため夏の終わりから秋の季節が旬だといわれています。

ちなみに水分量をサンマと比べてみると、サンマは62%に対してアカカマスでも75%近くあるそうです。それならヤマトカマスは80%を超えるかも知れませんね。
 
カマスは脂肪分が少ない白身魚なので、体に優しいい良質のたんぱく源です。

さらに血液をサラサラにして脳梗塞や心筋梗塞の原因になる血栓ができるのを抑える効果を持ったEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれているほかビタミンDやB12なども豊富で、うまみ成分であるアミノ酸の中のアスパラギン酸やグルタミン酸、リシンやアルキニンなどが多く含まれているそうです。

カマスは釣り物としても人気のある魚

秋の終わりから翌春かけて湾内の防波堤周りなどにイワシなどのエサを追って大群でやって来る魚がカマスです。

紡錘形のスリムな体型と大きな尾ビレから産み出されるキック力で、40cmほどのカマスでもハリに掛かるとキ~ンと糸鳴りがするほど強い引きを見せてくれます。

おまけに噛まれるとケガをするほど鋭い歯をしているので、ハリを呑み込まれたりすると一瞬にうちに糸を切られ、バラしてしまうことが多いのもカマス釣りの特徴です。

そして、こういう魚を釣り上げるときの緊張感というか、どきどきする釣り味がカマス釣りの魅力でもあるのです。

大体が朝夕のまづめ時に活発に活動する魚ですが、湾内に大きな群が入ってくると日中でも入れ食いになることがあります。

キビナゴのエサで、シンプルなウキ釣りでもよく釣れますが、数が多くサビキ仕掛けで釣れるときは1人40、50匹の大漁が期待出来る魚です。

また、サビキ仕掛けの先端に重さ10g前後の小型のメタルジグをつけ、これをオモリ代わりにして仕掛けを飛ばし、ゆっくり巻きながら誘ってくるとカマスが飛びついてくるという釣り方も盛んです。

この仕掛けだとカマスはサビキの疑似バリにも食いますがオモリ代わりにつけたメタルジグにもヒットするので、実に合理的な仕掛けといえるでしょう。

小魚をエサにするフィッシュイーターなのでルアーにもよく反応しますね。

ルアーで狙うときは、小魚をイミテートしたミノーと呼ばれるルアーで、シルバー系統のものが実績があります。

竿とリールにルアー数個を持参して朝か夕方にふらりと出かけ、1、2時間ルアーを引くだけで簡単に釣れる魚なので、地元の釣り人にも人気があります。

ただ、シーズンの間にずっと居着いている魚ではなく、朝と夕方に大群になって回遊してくるため当たり外れが多いのもこの魚の特徴でしょう。

前日に100匹近く釣れたからと喜び勇ん次の日に出かけても、その日はまったく回遊してこず丸ボーズということがよくある釣り人泣かせの魚なんです。

カマスの釣り方【ルアー釣り編】

カマスは小魚をエサにするフィッシュイーターなのでルアーにもよく反応しますし、防波堤の釣りではサビキ仕掛けやエサでもよく釣れるので人気があります。

釣りの対象になっているカマスは2種類あります。

一つは50㎝近くになり数も多いアカカマスと少し青みががった暗色の体をし、アカカマスほどは大きくならないヤマトカマスがいます。

カマスの釣りシーズンは、3~6月と9~11月で冬場に大型が良く釣れます。

イワシなど小型のベイトを追って生活しているので、ポイントもおのずからそんな小型のエサが回遊してくる漁港や港湾の防波堤、護岸などです。

こんな魚をルアーで狙ってみようと思った時、竿とリール、ルアーを数個用意し、好きなときにふらりと出かけて手軽に狙うことが出来るので人気があります。

また、ルアー釣りに入門してみたいという初心者にもうってつけの釣り物なので、どんな道具が必要か、どうしたら釣れるかというノウハウを紹介してみましょう。

カマスのルアー釣りに使うタックル

■ロッド

カマス専用のルアーロッドは市販されていないので、ライトゲーム用のロッドかメバリングまたはアジング用のロッドのいずれかから選ぶことになります。

長さは7フィート前後で5~7gのルアーが投げられるパワーがあれば合格です。

例えばシマノのソアレSSアジングS68SL-SやソアレCI4+S706UL-Tあたりが使いやすいと思います。

■リール

リールは小型のスピニングタイプがいいでしょう。

大きさは2000番か2500番程度でギア比は5・0ぐらい、スプールは浅溝タイプで3~4ポンドのナイロンラインが100m巻けるもの。

PEラインだと0.4~0.6号が150mも巻ければ十分です。

PEラインのときは先に1.5号か1.75号のフロロカーボンのリーダーを1mほどつけておきましょう。

PEラインは細くて軽く、ルアーもよく飛ぶのですが、風のある時などはもつれたりすることが多いので、初心者はトラブルが少ないナイロンラインがお勧めです。

リールは、シマノのソアレCI4+C2000SS-PGか2000S-HG、廉価版のソレアBBでも十分です。

■ルアー

カマスを狙うルアーは、ジグヘッドとワームを組み合わせたソフトルアーやバイブレーション、メタルジグ、ミノータイプのルアーなど種類は多く、これらを状況に合わせて使い分けなければなりません。

ですので、それぞれのルアーの特徴と使い方を紹介しておきましょう。

■ソフトルアー

ジグヘッドとワームと組み合わせたソフトルアーは、最も多用されるルアーです。

ジグヘッドの重さを変えれば浅場から深場まで自在に攻めることが出来ますし、カマスの活性に合わせてワームの色や形を変えてヒットさせることが出来るからです。

ワームの大きさは2~2.5インチでカラーはクリア系やホワイト、ピンクやブルーなどをそろえておきましょう。

クリア系はアピール力は強くありませんがナチュラルなので魚がスレにくいし、ラメ入りのものは
ときや場所を選ばず使われています。

グロー系(夜光)はナイトゲームに向いています。

これらのルアーは、ノーアクションでただ巻きでもヒットするため使いやすいルアーといえます。

バイブレーションやメタルジグは、重量があるのでよく飛ぶルアーです。

このためポイントが遠いときや風が強いとき、潮が速いときなどに多用されます。バイブレーションは小刻みに激しく動くのでアピール度は高いのですが、日中は動きが激しすぎて見限られることが多いようです。

魚の活性が高い朝夕のまづめときに使うと効果的です。

■メタルジグ

バイブレーション以上に飛距離が出るのがメタルジグです。

よく飛ぶルアーなので広範囲を探ることが出来るし、スリムなボディなので潮が速いときでも流されにくく、カウントダウンしながら沈める深さを変え表層から底まで幅広く探れるのが強みでしょう。

重さは5~7g程度で、シルバー、レッド、ブルー系などの色をそろえておきます。

キャストしたらただ巻きで誘ってもヒットするし、ロッドで小さくアクションを付けながらゆっくりリールを巻き誘ってもヒットします。

■ミノー

小魚を模したミノータイプのルアーもカマス釣りでは定番ですね。

イワシをイミテートした長さは5cmぐらいでシルバー系のものがよく使われます。

ゆっくり沈んでいくシンキングミノーは、カマスが浮いているときやベイトフィッシュが浮き水面にナブラが出来ているようなとき、水面下1mまでのレンジを攻めるとヒット率が高いですね。

魚の活性が高いときは、ただ巻きで十分ヒットします。

カマスのルアー釣りのポイントと釣り方

カマスが回遊してくるポイントを考察してみましょう。

メーンの釣り場は漁港や港湾にある防波堤や護岸ですが、ある程度水深があって潮通しが良く、流れに変化がある場所が一押しのポイントになりますね。

ただ、このような好条件のポイントでも一日中釣れ続くことは稀です。

釣り場によって変わるので釣れる時間帯を特定するのは難しいのですが、何度か同じ場所に通ってみると、釣れる時間帯が分かってきます。

毎日、大体同じ時間帯に群れになってやってくるので、その時に集中して効率よく釣り上げるのが一番です。

たいていの釣り場は、朝夕に回遊して来ることが多く、朝の時合いは、日が昇り周りが明るくなると深場へ移動し障害物の周りでじっとしていることが多いといわれています。

釣り場へ着いたら、まずカマスがいるかどうかを探らなければなりません。

ルアーをキャストしたら一旦底まで沈めてゆっくりリーリングを始めます。

アタリがなければ投げる距離や方向、カウントダウンしながらルアーを沈める深さを変え、カマスの居場所やタナを探っていきます。

こうして群れを見つけたら、そこを集中して攻めるようにします。

ただ巻きで反応がなければ短いジャークを入れてみたり、リーリングのスピードを変えてみたりと、いろいろ試してください。

カマスはフィッシュイーターなので、活性が高いときはエサとみれば飛びついてきます。

ロッドをひったくるような大きなアタリが出てびっくりすることもあります。

ただ、食い渋ってきたらロッドを立て聞き合わせの要領で、フッキングさせてください。

意外に口の周りが硬い魚なので、しっかり合わせておくことです。

こうしてうまくフッキングに持ち込んだら、引きを楽しみながら足元名で寄せ、タイミングを計っていっきに抜き上げましょう。

カマスの釣り方【ウキ釣り編】

カマスのウキ釣りは、初心者でも比較的簡単に入門できますし、女性や子供でも群れさえ回ってくれば面白いように釣れる魚なのでファミリーフィッシングにもぴったりです。

そこで、来るべきシーズンに備えてどんな道具を用意し、どうすれば釣れるかを順を追って紹介しておきましょう。

カマスのウキ釣りに使うタックル

■ロッド

まずロッドですが、これは釣り場の条件によって使う竿が変わります。

例えば釣り場が漁港の防波堤などあまり規模が大きくない場所で釣る時は、5m前後で振り出し式の渓流竿でも十分釣れます。

ところが釣り場が沖の一文字防波堤や港湾にある防波堤で水面まで4、5mの高さがある釣り場では、渓流竿では無理なので磯竿とスピニングリールを用意する必要があります。

渓流竿は長すぎると風などが強いとき扱いにくいので、5.3m長さが使いやすいですね。

場所によっては40cm前後の良型が釣れる所もあるので竿の硬さは中硬か硬調を選んでおきましょう。

磯竿で釣るときは、カマスとのやり取り楽しみたければ0.8号と軟らかめがいいですね。

オールマイティに使いたいときは1号ぐらいがいいでしょう。

長さは5mか5.3mのどちらかですが、グレやチヌとのやり取りとは違うので、5mをチョイスしておいて軽快な釣りを楽しんでください。

例えばシマノのチヌ竿、鱗海AX1号5mあたりが使いやすそうです。

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■リール

リールは2000番か2500番のスピニングリールが使いやすいでしょう。

自重が200g前後でギア比は5:0もあれば十分です。

2号のナイロン道糸が150mほど巻ける浅溝タイプのスプールをのものを選んでおけば間違いないと思います。

シマノのソアレBB C2000SS-HGやコンプレックスCI4+などが竿とのバランスがいいと思います。

■その他の必要なタックル

ロッドとリールが用意できれば、あとは小物を用意するだけです。

最初にこれだけは必ず用意しておきたいものをあげておきます。

一番は魚つかみ(フィッシュホルダー)です。

カマスの体は全身が粘液で覆われていて、よく滑るだけでなく剥げやすい鱗と一緒になって手に絡みつくので、釣った魚のハリを外すとき素手ではなく必ず魚つかみを使うようにしましょう。

2番目はハリ外しです。

カマスは顎が長くてよくハリを飲まれてしまいます。

飲まれたハリは喉の奥へ掛かっていることが多いので、ハリ外しがないと取れないことが多いのです。

市販のハリ外しかストレートタイプのラジオペンチを用意しておいてください。

■仕掛け

仕掛けは、ウキ下が自由に変えられるように誘導式にしておきます。

ウキは1号か1.5号の棒ウキが使いやすいですね。

道糸の先端にスナップ付きのサルカンを結んでおき、ハリを飲まれたときやハリスを切られたときに直ぐに交換できるよう、予め何本かハリを結んでストックしておきましょう。

ハリは飲まれたとき外しやすいように軸長のものを選びます。

投げ釣りでよく使われる流線の10号か丸海津の10~12号ぐらいがいいでしょう。

ハリを飲まれたときにハリスを切られることが多いので、チモトに2、3㎝の長さのビニールパイプを通してガードしておくのも一つの手です。

ハリスは1.5号か2号が標準です。

エサはサンマの切り身かキビナゴを使います。サンマは幅1cm、長さ3、4cmの短冊切りにエサの端をチョン掛けにして使います。

キビナゴは釣れるカマスが大きければ1匹刺しでも構いませんが、30cm以下なら2つか3つに切って使います。

もし、釣り場にカタクチイワシが回遊してくるなら、それをサビキ仕掛けで釣ってエサにしてもかまいません。

カマスのウキ釣りのポイントと釣り方

カマスのウキ釣りでは、朝の時合を逃さないよう出発しましょう。

カマスの時合は朝夕のまづめ時ですが夜釣りでも狙えます。

防波堤に常夜灯などがあってカマスのエサになる小魚が常夜灯の周りに集まっているような条件のところでは、夜でも入れ食いになることがあります。

朝夕のポイントは、潮の通りが良くて流れに変化がある防波堤の先端とかカーブ付近、テトラなどが入れられている場所がポイントになります。

ポイントが決まったら、時合いを逃さないよう手早く用意して釣り始めましょう。

これは朝の時合が1、2時間で終わってしまうことが多いからです。

イワシなどが湧いているときは、タナが浅いのでウキ下も1ヒロ程度から始めた下さい。

食いが立ってくると50cmぐらいの浅いタナでも当たってきます。

カマスの群れがいるときは、打ち込んだ仕掛けがなじんでウキが立った瞬間からどんどん当たってきます。

たいていはウキを消し込んできますから、完全にウキが沈んでから2、3秒待ってしっかり合わせます。

カマスの口の周りは意外に硬いので、合わせが甘いとハリ外れがあるのです。

また、ウキが沈んでもすぐに浮き上がって来るときは、エサを咥えただけでしっかり食っていないから、この時に合わせてもすっぽ抜けが多くなります。

合わせが早すぎるとすっぽ抜けるし、遅いとハリを飲まれて外すのに難儀します。

ですからカマス釣りで一番難しいのは、合わせのタイミングかも知れません。

基本的にウキを潮に乗せて流しているだけで釣れますが、ちょっと食い渋ってきたら少しウキを引いたり止めたりしながら誘ってやると反射食いすることがあるし、食いが遠のいた時にはウキ下を深くしていくと当たってくることもあります。

とにかく短時間勝負の釣りなので、トラブルを少なくして手返し良く釣れば、大漁は間違いありません。 

カマスの美味しい食べ方レシピ

昔から大衆魚として広く庶民に親しまれているカマスは、成長するにつれ1寸(約3㎝)ごとに味が変わるので、それに合わせて料理法も変わるといわれています。

鉛筆カマスと呼ばれる小型は丸干しがよく、それ以上に大きくなって20cmを超えるようになると開き干し、25cmほどの大きさになると姿寿司が良く、30cm前後の脂の乗ったものは塩焼きや煮つけがお勧め、40㎝前後の大型になるとイチ押しは刺身だそうです。

かつて広島県では「カマスの焼き食い一升飯」という言葉があったそうです。

これは漁師が浜で地引網を引いていた時、網から飛び出したカマスをすぐに捕らえ、そのまま浜で焼いて食べたことから生まれた俗諺だそうです。

とれとれのカマスが余りに美味しいものだから、ついついご飯をお替りしてしまって、気が付いたら一升ほどのご飯を平らげていた、という意味だそうです。

それではカマスの代表的な料理をいくつか紹介しておきましょう。

カマスの造り

大型で新鮮なものが手に入ったときは、やはり旨味たっぷりの造りがお勧めです。

カマスは歯が鋭いので手をケガしないよう嘴の部分を切り落としてから調理すると安全です。

細かな鱗は包丁で丁寧に落とし、頭を切り取ってから腹を開いて内臓を取り出します。

このとき血合いの部分は歯ブラシなどをつかって奇麗に落としておきましょう。

尻尾の付け根に切り目を入れたら、細い体なのでそのまま大名下ろしにしましょう。

こうして三枚下ろしが完成したら、血合い骨を抜いて平造りにします。

あとは下ろしワサビを添えわさび醤油で頂いてください。

カマスの塩焼き

カマスの定番料理といえば、やはり塩焼きですよね。シンプルで素材の美味しさがよく分かる料理法です。

身の水っぽさをなくすために、ウロコを取り二枚下ろしにしたカマスに塩をして約半日ほど干してから塩焼きにします。

強火の遠火で焼き上げたら、スダチかレモンを絞って頂くと、一層風味が出ますよ。

カマスの塩昆布和え

お手軽な料理ですが淡白なカマスの身に塩昆布の旨味、グルタミン酸が絡んで味が一変します。

総菜というより酒の肴にぴったりですね。

カマスは三枚に下ろしてお造りが出来る状態にしたら、平造りよりは細く短く切っておきます。

塩昆布はカマスよりももっと細く切っておいた方が、身によく絡んでくれます。

あとは少し味を加えるために味醂か酒を少量加え、よく混ぜ合わせ15分以上置いてから頂いてください。

大葉や刻みネギなどの薬味を添えても美味しいですよ。

カマスのフライ

三枚に下ろしたカマスの身は、血合い骨を抜き塩コショウしてから、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に絡めていきます。

あとは少し高めの180度ぐらいの油でかりっと揚げたら完成です。

熱々のフライにかぶりつくと、カリカリと歯ごたえのよい衣の下から、ほどよく脂を吸ったふわふわの身が現れ、硬と軟の違った歯ごたえが楽しめますよ。

カマスは良質のたんぱく源であり、エイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸などの栄養素も豊富です。

これらのうまみ成分は、カマスの皮や皮と身の間に特に多いので、皮を残したままの料理法がお勧めですよ。

ぜひ釣り人の皆さんも、カマスを釣り上げた際はそこを意識して美味しいお料理にしてみてはいかがでしょうか。

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