モエビで釣りたい！万能な釣り餌の使い方や釣り方・飼育方法をチェック

淡水に棲む白く透き通った甲殻類・モエビをご存じですか？

釣り餌として使うと、どんな魚にもしっかりアピールして、好釣果につながると評価の高いエビです。

釣り場近くの釣具屋さんで購入できることもありますが、あまりの人気で売り切れになっているケースも。

よし！それなら釣りで使う分は、自分で飼育してみよう！と考える人が増えているようですよ。

ここでは、モエビの特徴や使い方について、詳しくご紹介しましょう。

モエビとは、淡水エリアに生息しているエビのことで、白く透き通っている体色が特徴的。

3センチから5センチ前後のサイズのものが、釣り餌としてよく使われますよね。

「これってシラサエビのことじゃないの？」

関西ではシラサと呼ばれていますし、釣具店で餌として求めるときもその呼び名です。

琵琶湖で採れたものは湖産エビと呼ばれますから、全国の地方ごとで呼び名が異なると考えてください。

また汽水エリアに棲む10センチ程度まで成長するエビも、モエビと呼ばれています。

アマモが群生しているエリアなどで見かけることができます。

モエビは、釣り餌として広く活用されています。

海上釣堀では人気の餌となっていますし、防波堤からチヌ・メバル・シーバス・カサゴ・ソイ・アイナメ・キジハタ・ヒイカなどを釣る際に、よく使われますよね。

活かしたまま使えることから、他の餌よりも集魚効果が高く、食い付きも良いと考えられます。

ハリ先で勢いよく動くモエビを発見すれば、食い付くのを我慢できる魚はほとんどいないでしょう。

ハリへの付け方は、尻尾の先端や尾全体への通し刺し、または頭部先端への鼻掛けで対応できますよ。

中枢神経が走っている箇所に刺すと、動かなくなってしまいますから、じゅうぶん注意してハリ先を刺すようにしましょう。

また釣り場で活かしておくために、エアーポンプを持参して水を溜めた容器の中で保管することを心がけてください・

こちらは乾電池で作動するエアーポンプです。

連続使用で約25時間も送風できますから、1回の釣行で用いるにはじゅうぶんでしょう。

本体自重は約480グラムで携帯に便利、モエビの様子をチェックしながら釣りを楽しんでください。

キッチンで用いるタイプのスポンジを用意して、モエビの容器に沈めておくと、そこにしっかりつかまるようになります。

これをしておかなければ、モエビがすぐに弱ってしまい、釣り餌としての効果が落ちることに。

石や木材でもいいのですが、釣り場まで持っていくことを考慮すれば、軽いスポンジのほうが楽ですよね。

モエビを活かしておくための専用ボックスです。

エアーポンプを装着するためのポケットも、側面に付いているので便利ですよ。

黒色が施されたインナーネットが標準で装備されているので、スポンジにつかまらないモエビはこのネットにつかまって休むことができます。

モエビをすくうための小型網も付いていますから、餌付けもスムーズにおこなえます。

モエビを飼育して、釣り餌として活用している人が結構多いですよ。

そうすることで、釣り餌屋さんがない釣り場で困ることがなくなります。

在庫切れで売っていないケースも多々ありますから、飼育するメリットは大きいですね。

実際に飼育するには、金魚を飼える程度のサイズの水槽と濾過フィルター設備があればバッチリ。

水質が悪くならないように、水槽3分の1ずつの水交換を定期的におこないながら、モエビが育っているのを確認してください。

モエビが水槽で活発に動いているシーンや育っている様子、また釣りで活用されているところが収められている動画は貴重です。

丁寧で分かりやすい内容に編集されていて、とても参考になりますよね。

自分でもモエビを飼育してみようかな！という気分になる人も、多いのではないでしょうか。

モエビを飼育するために使えるアクアリウムセットです。

濾過フィルター機器が付いているので、あとはエアーポンプやつかまれる石などを沈めておくと出来明かり。

じっくりと観察しながら、モエビが成長していくのを楽しんでください。

それでは、モエビを用いておこなう釣りのおすすめタックルをご紹介しましょう。

まずは、カサゴやメバルをターゲットにした穴釣り。

魚の切り身を餌にするケースが知られていますが、モエビを使うとより一層食い付きがよくなります。

仕舞寸法が38センチまで縮まる穴釣り用の竿です。

伸ばして1.65メートルですから、防波堤の壁際やテトラの隙間などにモエビを付けた仕掛けを落とし込めますよ。

穂先がチャートカラーに着色されているので、微細なアタリもとらえやすく、効率よくフッキングしながら釣りを楽しめるでしょう。

小型の両軸リールを装着して、ブラクリ仕掛けを結ぶと、カサゴやアイナメなどのロックフィッシュを釣ることができます。

ダイワからリリースされている両軸リールです。

真下に仕掛けを落とし込んでいくのに便利で、太いラインを巻いて根ズレ対策もできますよ。

ナイロンラインの3号を50メートル巻けるようになっていますから、穴釣りにはじゅうぶんなラインキャパでしょう。

右巻きでも左巻きでも使えるように、切り換えスイッチが付いていますよ。

またスプールがワンタッチで脱着可能なので、別のラインを巻いたスプールを用意しておくと、道糸を変えたアプローチもすぐに試すことができます。

昔から馴染みのある穴釣り専用仕掛けです。

このブラクリにモエビを付けて、ボトムに当たるところまで落としてみましょう。

あまり動かすと根掛かりしてしまうかもしれませんから、着底したらしばらくそのまま。

水面と接しているラインに、軽く変化が生じたら、リールハンドルを回してラインテンションを張り詰め、穂先の変化を注視してください。

ゴゴッと強めの引きがあって、穂先が曲がるようなら竿を持ち上げて巻きアワセを決めるようにしましょう。

もしアタリがしばらくなければ、ゆっくりとハンドルを回してブラクリ仕掛けを回収しましょう。

この形によって、テトラに引っ掛からずに引き上げやすくなっています。

5メートルの全長に1.5号の硬さですから、シーバスのエビ撒き釣りやチヌのフカセ釣りなどに活用できます。

ウキを用いた釣り方なら、さまざまな魚を対象に釣りを展開できますよ。

このタイプの振出竿を1本持っておけば、モエビを餌に釣りを楽しめるでしょう。

暖かくなると餌盗りのフグなども増えてきますから、ハリ先にモエビが残っているか確認しながら釣りをおこなうようにしてください。

シマノのストラディック・C3000番サイズのスピニングリールです。

ナイロンラインの3号を150メートルも巻けるので、さまざまな釣り方に対応できますよ。

最大ドラグ力は9.0キロで、ギア比は6.0対1。

ハンドル1巻きで89センチもラインを回収することが可能です。

手返しよく仕掛けを打ち込みながら、魚の反応をチェックしてください。

モエビの特徴や使い方・飼育の方法や、おすすめの釣りタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか？

モエビを池や河川で捕獲することができます。

方法は、手持ちできる柄の付いた漁獲網を用意して、岸際を歩いてください。

草が水面に向かって伸びているような場所や、砂が溜まって中洲のような地形を構築しているところを見つけたら、網で沖合いから岸に向けてガサガサ。

モエビを岸に追い詰めるイメージで網を動かすと、一度に複数匹を確保できることがあります。

バケツなどに水を入れて持ち帰ることもできますが、フタ付きのタッパーを転用すれば短時間なら活かしたまま自宅の水槽まで運ぶことができるでしょう。

本来は虫取り用の網ですが、目が細かいのでモエビ取りにも活用できますよ。

すばやく岸際に追い込んで、2・3度岸に擦り付けてから水揚げしてください。

他の水生生物に混じって、モエビの姿を見つけることができるでしょう。