ルアーとタックルの写真

釣れる渓流ルアーの特徴とおすすめ9選!渓流釣りで使いたいタックルもご紹介!

FISHING JAPAN 編集部

暖かい季節になると、大自然の中で楽しめる渓流釣りに出かけたくなりますね。

毎年3月頃には各地の河川でヤマメやアマゴの放流が実施されるので、その頃になるとタックルの準備を始める方も多いのではないでしょうか?

特に渓流ルアーに関しては、種類が豊富でメーカーごとに特徴も異なるためどれを選べば良いか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、渓流ルアーの特徴や使い方はもちろん、おすすめのルアーや渓流釣り専用タックルまで幅広くご紹介します。

これから渓流釣りを始めたい方も、ぜひ参考にしてくださいね!

渓流ルアーとは?

渓流ルアーとは、河川の上流域に棲むヤマメやイワナ、アマゴなどをターゲットにした、小型でフラッシング(=光に反射して起こる点滅現象)機能が強めのルアーを指します。

基本的にはコンパクトで軽量なものが多い渓流ルアーですが、餌やフライに比べるとウエイトがあるので、狙ったポイントへ送り込むのに適しています。

渓流ではロングキャストはさほど必要ないものの、しっかりと飛距離を伸ばしてピンポイントに入れたいので、ウエイトは3~5g程度は欲しいところです。

低い弾道で素早くアプローチできる渓流ルアーは、魚に気づかれることなくテリトリー内へ入り込めるのが最大のメリットと言えます。

渓流ルアーが投入されると、不意を突かれた魚は「侵入者」である渓流ルアーに対して様々なアクションを取ります。

魚がすぐにルアーに食らい付いたり、ルアーの様子を観察した後にバイトしたりする場合は良いのですが、警戒して逃げてしまうパターンもあります。

もし魚が掛からなければその時は別の種類の渓流ルアーを使って再び魚に誘いをかけていきます。

このようなアプローチの試行錯誤を楽しむ渓流釣りでは、用いる渓流ルアーのバラエティが非常に重要になってくるのです。

渓流ルアーの種類

渓流ルアーは大きく分けると3種類あります。

ここではそれぞれが持つ特徴と、使い方のポイントをご紹介します。

渓流ルアーの種類①スプーン

渓流で釣れるルアーとしてまず用意したいのが、スプーンです。

シンプルなデザインながら、飛距離を伸ばすのに適したウエイトバランスになっていて、着水と同時にアクションをスタートしてくれる頼もしいルアーです。

スプーンはほとんどが金属製なのでシンキング(=水に沈む)仕様になっており、水に絡みやすくフォールでもリトリーブでもキラキラとフラッシングしてくれます。

ボトムに達するまでスプーンを落とし込み、地形変化を手元で感じながら誘うも良いですし、流れに乗せて漂わせるのも良いでしょう。

カラーバリエーションも豊富なので、金や銀といった定番カラーの強さを体感する以外に、色々と試せるのもスプーンならではの魅力です。

使用するフックはシングルフックに換装しておくと、根掛かりトラブルを防ぎつつフッキングの際に貫通させやすいでしょう。

釣れる魚のサイズに合わせて、細軸から太軸まで使い分けてみるのがおすすめです。

実際にキャストしてリトリーブしてみると、ボディが破綻して回転することなく左右にしっかりウォブリングしてくれるタイプを発見できます。

そのスプーンをウエイトごとに揃えておくと、様々なシチュエーションに対応できるでしょう。

渓流ルアーの種類②スピナー

スピナーはキャストしてただ巻きするだけで、よく釣れるルアーです。

シンキング仕様がほとんどなので、流れの強い渓流でも難なく魚を誘い出してくれるでしょう。

ただし、ブレードの回転が1方向に限られるので、ラインにヨレが発生することがあります。

気になる方はラインを結ぶ箇所にスイベルを装着すると、ヨレを解消することができます。

最初からラインアイがスイベル化してあるスピナーも市販されているので、購入する際はよく確認してそちらを選ぶのもおすすめです。

スピナーのブレードカラーにも金や銀がベースカラーとしてラインナップされています。

水質の濁りなどを考慮しながら、ローテーションを組んでみましょう。

渓流ルアーの種類③ミノー&バイブレーション

近年渓流で頻繁に使われるようになったルアーが、ヘビーシンキング仕様のフラットサイド系ミノーです。

こちらは流れに強く、大型魚を引っ張り出すパワーを秘めています。

ただし、着水後即のレスポンスがあまり良くないので、自分なりに色々使ってお気に入りの動きのものを探す必要があります。

実は渓流魚には、バス釣り用に作られている鉄板系バイブレーションルアーが極めて効果的です。

着水後すぐにアクションを始めてくれることに加え、深い層も表層もトレースしやすくなっています。

一旦ボトムまで落とし込んで、バーチカルジギングのようにリフト&フォールを繰り返すと、淵に潜んでいるイワナやヤマメ、アマゴを簡単にフッキングに持ち込めます。

おすすめのウエイトは、3~4g程度。

薄ければ薄いほど高レスポンスなので、ベストマッチな鉄板系バイブレーションを探してみてください。

また、ダブルフックに換装するとボトムで引っ掛かってしまうトラブルを抑えることができます。

フッキング時の貫通を考慮すれば、トラウトゲーム用のシングルフックを装着するのも効果的でしょう。

釣れる!渓流ルアーのおすすめ9選

ここからは、編集部おすすめの渓流ルアーをピックアップしてご紹介します。

今回はAmazonで評価やレビューが高いものを中心にまとめています。

先に述べた種類ごとにおすすめの渓流ルアーを厳選しているので、ぜひ参考にしてくださいね!

①スプーン

ダイワ(DAIWA) トラウト スプーン レーザーチヌークS シングルフック 10g GRゼブラ ルアー

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ダイワからリリースされているチヌークSは、多くのトラウトアングラーから長年愛されるスプーンです。

細身ながらも肉厚な形状が特徴で、流れが早いポイントでも難なく使うことができます。

カラーやサイズのラインナップが豊富なので、ターゲットや釣り場に合わせて様々なタイプを試してみるのも良いでしょう。

シマノ(SHIMANO) カーディフ エリアスプーン ロールスイマー 5.0g TR-0029 07S カラシ 714091 ルアー

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シマノから発売されている、エリアトラウト用のスプーンルアーです。

5gの重さがあるので、流れの速い場所でも独特のロールアクションを引き出すことができます。

飛距離もしっかり伸び、サミングによるコントロールで意図したポイントに着水させやすいのもメリットです。

表層を泳がせるのもボトムをトレースするのもやりやすいので、なかなか口を使ってくれない魚に対しても、じっくりアプローチできるでしょう。

スミス(SMITH LTD) スプーン ドロップダイヤ 29mm 3g グリーンゴールドオレンジ #09 ルアー

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ドロップダイヤはスミスからリリースされています。

本体の表面にはダイヤカットを施し、独特な光反射で魚を誘います。

振れ幅は小さく細かい動きが得意なので、コントロールしやすいのがメリットでしょう。

フラッシング効果の高いスプーンを探している方は要チェックです。

②スピナー

ダイワ(DAIWA) トラウト シルバークリーク スピナー 3.0g 珈琲 ルアー

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ダイワから発売中のベーシックなスピナーです。

低い軌道で伸びるようにキャストアプローチできるのが魅力です。

浮力の要素はありませんが、一度ブレードが回転し始めると水面に向かって浮き上がってきます。

そのままリトリーブしてしまうと水面を割って飛び出してしまうので、巻き取るスピードを下げて沈めるようにしてください。

完全に沈めるとボトムに引っ掛かってしまうため、様子を見ながらリトリーブを再開します。

水中を漂う生き物のようにしっかりとトレースゾーンを確定してキャストを繰り返せるようになれば、簡単に魚が釣れるでしょう。

水の流れの強弱に合わせて、ウエイトを切り換えながら使ってみてください。

ダイワ(DAIWA) トラウト シルバークリーク スピナー 4.0g 天道虫 ルアー

ダイワ(DAIWA) トラウト シルバークリーク スピナー 4.0g 天道虫 ルアー

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同じくダイワから発売中のこちらのスピナーは、浮き上がりを抑えたセッテングになっています。

たまに水面まで簡単に出てしまうスピナーがありますが、それではブレードの回転が乱れてしまうので安定した釣果には繋がりません。

このスピナーであれば、足元までリトリーブしても破綻のないブレード回転を楽しむことができます。

様々なウエイトやカラーがラインナップされているので、釣り場のシチュエーションに合わせて結び換えながら探り続けてみましょう。

ゴールドやシルバー、蛍光カラー等々、定番カラーを織り交ぜつつ魚の反応を見て変えるのがおすすめです。

スミス(SMITH LTD) ルアー AR-S トラウトモデル 3.5g 14mm #16 MEPI

スミス(SMITH LTD) ルアー AR-S トラウトモデル 3.5g 14mm #16 MEPI

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スミスからリリースされているスピナーです。

ブレード本体に穴が開いていて、そこに中心軸が貫通しているのが特徴です。

こうすることで着水即回転がスタートし、高いレスポンスを生み出しています。

回転するのが早ければそばにいる魚をすぐに誘うことができ、その誘いの時間も長くなります。

渓流では川幅が狭いポイントが多いので、素早く回転が立ち上がるスピナーはとても頼りになるルアーと言えるでしょう。

③ミノー&バイブレーション

イトウクラフト(Ito Craft) バルサミノー ボウイ 42S PYG

イトウクラフト(Ito Craft) バルサミノー ボウイ 42S PYG

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イトウクラフトからリリースされている、バルサウッド素材のシンキングミノーです。

2.4gとさほどヘビーではないものの、流れる水に対してしっかりと絡み付くセッティングになっています。

ラインのたるみでルアーヘッドが下を向くので、フロロカーボンラインのリーダーや道糸が欠かせないでしょう。

フロロカーボンを用いるとロッドワークに機敏に反応でき、キルを入れてスラックを出した際の誘いの要素が短時間で膨らみます。

縦方向に操りつつ、左右へのよじるようなアクションも忘れないようにすれば、この渓流ルアーを見切れる魚はほぼいないでしょう。

シマノ(SHIMANO) ルアー カーディフ ストリームフラット 50HS ZN-350T 010 Pゴールドヤマメ

シマノ(SHIMANO) ルアー カーディフ ストリームフラット 50HS ZN-350T 010 Pゴールドヤマメ

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長さ50mmで自重4.5gの、シマノのヘビーシンキングミノーです。

リップ角や面積、取り付け角が絶妙で、イメージした層をしっかりトレースできるようになっています。

トゥイッチを繰り出すと、左右にメリハリのあるダートアクションでスライドしてくれるのが良いですね。

誘いから食わせへの切り替えがしやすいルアーと言えるでしょう。

コントロール精度の高いキャストを繰り返すことができるのも魅力です。

メガバス(Megabass) ルアー グレートハンティング50フラットサイド (FS) M ブルーストリーム 36653

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飛距離も精度に優れたヘビーシンキングミノーです。

体高が他のフラットサイドタイプよりも抑え気味なので、ロールピッチが細かくなっているのが特徴です。

標準装備されているフックは刺さりが良く、強めにフッキングしなくても刺さっていることが多いですね。

やや曲がりやすい印象ですが、折れてしまうフックよりこちらのほうが扱いやすいでしょう。

渓流ルアーをキャストするのにおすすめのタックル

渓流釣りには機敏に動き回れるよう、軽装で挑むアングラーが多いでしょう。

そのため、使用するタックルも持ち運びやすさや扱いやすさを重視して選ぶ必要があります。

ここでは、先ほどご紹介した渓流ルアーをキャストするときに使いたい、基本のタックルを取り上げておきます。

ロッド

シマノ(SHIMANO) スピニングロッド カーディフ ネイティブスペシャル S54UL 渓流バーサタイル ヘビーシンキングミノー

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¥32,250(Yahoo!)

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携帯性に優れた、シマノのネイティブトラウト専用スピニングロッドです。

渓流に生い茂る草木の中にも持ち込みやすく、キャストも引っ掛かりを気にせず振り回せるのがメリットです。

全長1.63mで自重82gとコンパクトで扱いやすいにも関わらず、ピンポイントにキャストできる正確性にも定評があります。

7gまでの渓流ルアーを背負えるので、幅広いルアーローテーションを楽しみながら釣り歩くことができます。

リール

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 19 ヴァンキッシュ C2000S ライトソルト全般 管釣りトラウト

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シマノのヴァンキッシュ、C2000番のハイギアモデルです。

ラインキャパは、フロロカーボンラインの3lbであれば110mも巻けるようになっています。

これなら余裕を持ってキャストを続けられますね。

自重は145gと脅威の軽さを誇っているので、疲れ知らずで渓流釣りを楽しめるでしょう。

シマノ独自の技術によって、リール内部に水が侵入するのを食い止められ、サビを気にせず長く使い続けることができます。

渓流釣りはルールを守って楽しもう!

渓流で釣りをするには、守らなければならないことがあります。

定められたルールに則り、遊漁券の購入はもちろん、指定された釣り可能エリアのみで渓流釣りをするようにしてください。

熱中症対策は万全に、ロングスリーブのラッシュガードや耐水性の高いウエーダーにシューズを用意するのも忘れないようにしましょう。

また、岩肌が剥き出しになっている箇所が多いので、擦り傷や切り傷が絶えません。

応急治療のできるキットを持ち込んでおかないと、大きなトラブルになってしまう危険性があります。

そして、野生生物との遭遇も想定しておく必要があります。

いつも動物の方から逃げてくれるとは限らないので、注意深く歩を進めるようにしたいですね。

ヘビやハチであれば、移動する際に発する音でもその存在に気づくことができます。

渓流釣りでは自己防衛の意味も含め、危険を察知できるよう常に五感を研ぎ澄ませておくことが大切です。

釣れる渓流ルアーを手にフィールドへ足を運ぼう!

渓流ルアーの特徴やおすすめの渓流タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

種類ごとに様々な特徴を持つ渓流ルアーは、フィールドやターゲットに合わせて選ぶことが大切です。

色々と試してみることで自分に合ったルアーを見つけられるので、根気強く探してみてくださいね。

ルールを守って渓流釣りを楽しみ、ベストなルアーで大物をゲットしましょう!

これを読めば渓流釣りの準備は万端!

この記事に関するよくある質問

渓流ルアーの特徴とは?

渓流ルアーとは、河川の上流域に棲むヤマメやイワナ、アマゴなどをターゲットにした、小型でフラッシング(=光に反射して起こる点滅現象)機能が強めのルアーを指します。餌やフライに比べるとウエイトがあるので、狙ったポイントへ送り込むのに適しています。しっかりと飛距離を伸ばしてピンポイントに入れるために、ウエイトは3~5g程度は欲しいところです。

渓流ルアーの種類とは?

渓流ルアーにはスプーン、スピナー、ミノー&バイブレーションの3種類があります。スプーンはほとんどが金属製なのでシンキング(=水に沈む)仕様になっており、水に絡みやすくフォールでもリトリーブでもキラキラとフラッシングしてくれます。スピナーはキャストしてただ巻きするだけでよく釣れるルアーで、ミノー&バイブレーションは流れに強く、大型魚を引っ張り出すパワーを秘めています。

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