ショアキャストSSは2018年新しく発売されるカゴ遠投用スピニングリール!アルミ素材を採用した本格スペックとは?
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FISHING JAPAN 編集部釣りに使われるリールを大別してみると、両軸リールかスピニングリールに分けられますが、この両者の大きな違いは、どこにあるのでしょうか?
リールを使いながらよく見ていただければ分かるのですが、それは道糸を巻いてあるスプールが回転するか、しないかです。
スプール軸の両端に軸受けがあって、ハンドルを回すとスプールが回転するのが両軸リールです。
では、スプールが回転しないスピニングリールは、どうやって糸を巻き取るのでしょうか?
スピニングリールのハンドルを回してみるとスプールは道糸をむらなく巻き取るために前後運動するだけで、回転するのはベールと呼ばれる部分なのです。
もともとベールとは、鍋やバケツなどのつるを指す言葉で、スピニングリールにつけられたベールもおそらく語源はこれだろうと推理できます。
ではスピニングとはどういう意味でしょうか?
スピンは糸を紡ぐこと、スピニングは紡績という意味の他に、くるくる回るとも紹介されています。
リールは糸巻きという意味ですので直訳すると、糸を紡ぐ機能を備えた糸巻きということになりますね。
さらに、糸を紡ぐというのは、糸をヨルことに通じます。
つまり、スピニングリールは、糸を巻き取るとき(紡ぐとき)にヨリがかかり、糸を出すときに掛かったヨリを戻しているのです。
これを何度も繰り返していると、掛かったヨリが全部は解放されずにいくらか残りますね。
この残ったヨリが次第に蓄積されていって、いずれは糸を出したときによじれ、バックラッシュなどのトラブルが発生します。
道糸にヨリがかかりやすい。
これがスピニングリールの唯一の欠点なのです。
こんな欠点がある代わり、いいところもあります。
それは、両軸リールのようにスプールを回転させながら糸を出すシステムではないため、糸が両軸リールよりスムーズに遠くへ出ます。
そのため、仕掛けを飛ばす投げ釣りのような釣りに向いているのです。
では、スピニングの唯一の欠点であるヨリを100%解消する方法はないものでしょうか?
ひとつだけこの問題を解決する方法があります。
渡船を使って沖の波止や磯へ渡ったりするときがありますね。
そのチャンスをうまく生かしてましょう!
渡船に乗って船が走り始めたら、船尾に行って竿にスピニングリールをセットし、スプールから道糸を全部出して、しばらくそのまま道糸を流し続けて下さい。
道糸を水面に漂わせたまま吹き流し状態で引っ張り続けていると、自然にヨレが取れていくので、1~2分後にテンションを掛けながら道糸を巻き取ってください。
これだけのことで、綺麗にヨレが取れてしまいますよ。
ぜひ、一度試してみてくださいね!
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