ラインのアップ写真

釣り場にラインを捨てる行為が絶えないのはナゼ?ゴミ問題の解消法

FISHING JAPAN 編集部

釣り場に出向くと、足に絡まってくるものが広範囲に渡って落ちています。

指先で拾い上げてみたら、なんと大量のライン。

リールのスプールから、ほとんどのストックが放出されたのでは?と感じてしまうほどの量で、足に引っ掛かって歩くことができませんでした。

釣り場に捨てられるゴミ、なぜ後を絶たない状況が続いているのでしょうか?

釣り場のあちこちにゴミが!

釣り場である池の堰堤に足を運ぶと、コンビニの袋やたばこの吸い殻に混じって、大量のラインが放置されていることがあります。

いったいどんな理由があって、釣り場にラインが捨てられるのでしょうか。

池なので、バスやナマズなどを釣りに来たアングラーが、捨てていったラインなのは想像できます。

でも、ラインは釣りに使うので、捨てる必要がありません。

つまり、アングラーにとって、必要なもののはずです。

必要でなくなる瞬間、それはルアーキャストの際に起こります。

無理なロッド操作でバックラッシュトラブルを起こしてしまうと、放出したライン同士が絡まって、元の姿に戻せなくなることがあります。

そんなとき、絡まった部分をハサミでカット。

リールに残ったラインだけで釣りを継続しようとする、そういう判断をする釣り人がいるのです。

当然飛距離は伸びなくなりますが、釣りができないことはありません。

しかも絡まったラインを元に戻す作業と作業時間を、無しにできます。

釣りを続けることを優先し、ハサミでカットしたラインは、そのままの姿で足元に捨てます。

こうやって、釣り場のゴミが平然と作られていくわけです。

その場から移動するころには、ラインを捨てたことを忘れてしまうのでしょう。

どんどん放置ラインは、池の堰堤に積もっていきます。

池は、水田の灌漑用に作られた施設なので、放置ラインが排水ポンプに絡まったり吸い込まれたり。

また水を扱う作業に来る、農家さんの足にも絡みつきます。

とても危険で、マイナス要素しかありません。

その結果、農家さんは池を、釣り禁止にせざるを得ないことに。

釣り場がどんどん減っている中で、アングラー自らが釣り場減らしに加担している現状に、もっと危機感を覚えなくてはならないでしょう。

釣りは、楽しい趣味です。

それを維持するためには、釣り場の環境を保全していくことが不可欠です。

ラインは、釣り場に絶対捨てない!

魚を釣りたいと願っているアングラーなら、カンタンに実行できるのではないでしょうか。

釣り場のゴミを減らす方法!

釣り場のゴミ問題を、効果的に解消しましょう。

その方法は、釣りをする前に目についたゴミを拾うことです。

ロッドを握る前に、持参したゴミ袋とゴミばさみで、池の堰堤や周辺のゴミを拾ってください。

そして釣り終わって池を離れるとき、もう一度ゴミ拾いをおこないましょう。

ひとつの釣り場で、2回のゴミ拾い。

これを実行するだけで、あっという間にキレイな釣り場に生まれ変わります。

カヤックやボートで池に浮いたとき、目の前の枝にラインがぶら下がっていたら、フックに気を付けながら同じように回収しましょう。

タックルボックスやゲームベストのポケットも活用!

釣りをしていると、ライン以外にもゴミになるものを生み出すことがあります。

例えば、ルアーやワームなどのパッケージ。

中身を使い果たしてしまったら、パッケージはアングラーにとって要らないものに早変わりします。

だからといって、釣り場に捨てていいものではありません。

必ずタックルボックスに、空のパッケージを収納してください。

そして帰宅したら、自宅のゴミ袋へ直接捨てるようにしましょう。

大きめのタックルボックスにしておけば、空のパッケージを収納するスペースが生まれます。

もしタックルボックスに収まり切らないようなら、着用しているゲームベストのポケットに、空のパッケージを入れて持ち帰ってください。

これも習慣付けておくと、さほど意識しなくても実行できるようになります。

ゴミの無い美しい自然環境を作り出すことで、釣り場が減っていくのも抑えられるでしょう。

釣り場のゴミを拾うのにおすすめのアイテムを選んでみた!

釣り場に散らばっているラインやパッケージ・たばこの吸い殻などのゴミを、効率よく拾うのに適しているおすすめのアイテムをご紹介しましょう。

【業務用】 パール金属 厚口炭 バサミ 小サイズ 【日本製】 C-7067

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パール金属からリリースされている、ゴミ拾い用のゴミばさみです。

本体サイズは、幅が約110mm。

長さが、約245mm。

本体のウエイトは、50gになっています。

本体の材質には、サビに強いステンレス鋼が使われています。

原産国は、日本です。

実際に手に取ってみると、とても頑丈で剛性が高く感じました。

しっかり握って、小さなゴミでも拾うことができますし、一度挟めば落としてしまうトラブルは避けられそうです。

プラスチック樹脂製のゴミばさみも軽くて使いやすいのですが、やはり剛性・耐久性を考慮すると、こちらのステンレス鋼は頼りになります。

クルマの荷台にゴミ袋と一緒に常備しておけば、釣り場でのゴミ拾いを習慣化しやすいはずです。

実売価格は300円台と、とても低価格な設定になっているのが嬉しいです。

クルマに複数本備えておくことで、釣りに来たアングラー全員で、ゴミ拾いをおこなうことも可能です。

mazume タイドマニアライフジャケット MZLJ-705 レッド

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マズメからリリースされているゲームベスト・タイドマニアライフジャケットMZLJ-705です。

フラッグシップモデルと同様のウエストハーネスシステムを搭載しているので、アングラーの体格にフィットすることができます。

スマホが入りやすいサイズの肩ポーチが、標準で装備されています。

右側の小型ポーチには、ショックリーダーラインを収納できる容量を確保。

前面には、Dカンが配置されていて、スナップストッカーやラインカッターなどを装着して活用できるでしょう。

右側には、シングルポケットが付いていて、MEIHOブランドのルアーケース・3010ディープがすっぽり入ります。

左側には、ダブルポケットが付いていて、こちらもMEIHO3010ディープを収納可能です。

左側の小型ポーチにも、ショックリーダーラインが入ります。

ペットボトルホルダーは、取り外しが可能なので、自分の装着したい側に移せます。

右側には、ロック機能付きのプライヤーケースとフィッシュグリップホルダーを装備。

バックポケットは、固定タイプで、MEIHO3010ディープを2個収納できます。

大人用フリーサイズに作られているので、ウエスト目安は最大125cmまで。

浮力体の浮力は、7.5kgに設定されています。

実際に着用してみると、着心地が軽くて動きやすい印象を持ちました。

収納量がかなり多いので、発生した空のルアーパッケージやラインを、一時的に収納することが可能です。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

たばこの吸い殻が捨てられているのを見つけたら、空のルアーパッケージに入れてからポケットなどに収納してください。

釣り場のゴミを一掃して将来に釣りを楽しめる環境を残そう!

釣り場にラインが捨てられる仕組みや、ゴミを無くす方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?

最も強く認識したいのは、ゴミを作り出す原因が、人であるという事実です。

人がこれまでのような意識のままでは、釣り場のゴミは無くなりません。

人の意識を変えていく努力が求められています。

将来も釣りという趣味を楽しみたいなら、今から釣り場である自然環境を保全することにチカラを注ぎ、それを継続するようにしましょう。

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