外道が釣れた時、アナタはどうしますか?クサフグだってキタマクラだって生きています!
釣り人の皆さん、釣り場で干からびたフグなどを見かけたことはありませんか?
釣り業界では、狙っていた以外に釣れた魚のことを「外道」と呼んだりします。
フグは外道の代表格です。
では皆さんは、外道が釣れた時、どうしていますか?
どんな魚も生きています!
釣り場で、放置され干からびた小さい魚を見たことはありませんか?
野池などではナマズなどが放置されていることもあります。
小さな魚も、狙い以外の魚もみんな生きています。
釣った魚をそのまま放置して帰るというモラルのない釣り人がいるそうです。
海に返すこともなく、食べるわけでもなく、放置するなんて、あんまりではないでしょうか・・・
狙いの対象魚以外、ようは外道が釣れると岸に捨てる人が多すぎる。管理釣り場じゃないんだし、ヘラやバス以外が釣れて当然。捨てる事で何の得があるのか?理解に苦しむ…外道を釣るのが嫌なら、こんなところで釣りするなよ pic.twitter.com/8C00HTjzQV
— A1 (@fishing_or_die) 2016年7月16日
同じ外道が再度食ってこないように、陸に上げたままにしているのかもしれませんが、どんな魚も生きています。
また、そのまま放置していると、カモメやカラスが集まってきて釣り場が汚れていってしまいます。
ゴミのポイ捨てと同じなのです。
外道の魚も毎日必死に生きています。
元気なうちに優しくリリースしてあげるのが、釣り人としてのマナーではないでしょうか?
外道でも美味しい魚はいっぱいいます!
美味しく食べられて、釣りを楽しませてくれるので、外道という言い方をやめて、「ゲスト」と呼んでいる釣り人もいます!
例えば、ベラやボラは、その魚だけを狙って釣ることは、なかなかありません。
つまり、外道と呼ばれる確率の高い魚ですよね。
しかし、ベラは刺身にしても、唐揚げにしても非常に美味しいんですよ!
また、ボラの卵は三大珍味として知られる「からすみ」として有名です。
以前FISHING JAPANで紹介した記事があるので、読んでみてくださいね!
ボラの全てがわかる!臭いの原因や料理方法、おすすめの釣具を一挙紹介
ボラという魚、皆さんはどんなイメージがありますか? 海釣りをしていていきなり強烈な引きに遭遇し、ワクワクしながら引き上げてみると、円筒形をしたやたら臭うボラが・・・ということも…
FISHING JAPAN 編集部フグは素手で触っても大丈夫!
堤防から餌釣りを楽しむと、よくフグが釣れますよね。
フグを捌くには特別な許可が必要で、多くのフグは毒を持っていて食事には適さないという事実をお知りでしょう。
毒を持つフグでも、「触っただけで毒による死亡」なんてことはないです。
だから、やさしくリリースしていただきたいです。
こうして堤防からよく釣れるフグをいくつか紹介いたします。
クサフグ
クサフグは背中が少し緑っぽい小型のフグです。
エサ取りとして有名で、釣り人なら少し嫌いな魚かもしれません。
クサフグは卵巣をはじめとした内蔵、皮膚等各所に強い毒・テトロドトキシンを持っているので、食べることは出来ません。
皮膚にも毒を含んでいますが、強くはありません。
素手で触っても問題ありませんので、釣れた時は優しくリリースしてあげてくださいね!
その際は、鋭い歯に注意してください。
キタマクラ
目が大きくて、少しカワハギに似た見た目をしています。
キタマクラという縁起のない名前がついていますが、意外にも毒は弱めです。
だからといって食べると、死に至ることもあるので絶対に食べるのはやめてくださいね。
毒針などは持っていないので、釣れた時は針を外して優しくリリースしてあげてください。
多少触っても大丈夫と言われていますが、キタマクラは皮膚(粘液)にも毒があります。
できる限り素手で触ることは避けて、素手で触った後は手を洗いましょう。
フグよけの餌も!
フグよけになる餌が以前、マルキューから発売されていました。
現在は生産されていないようですが、お近くの釣り具やさんなどで聞いてみると在庫があるかもしれません。
今後はもっと釣り業界の研究が進んで、フグよけの餌などが開発されるといいですね!
私たちを楽しませてくれる魚たちは、一生懸命生きています。
毒があっても、狙ったターゲットじゃなくても、心に余裕を持って、優しく海に返してあげられるような釣り人でいてくださいね!
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