6月のアジングはどんなふうに楽しめばいいの?釣り方+おすすめアイテムをチェック
6月のアジングゲームは、どんなふうにアプローチすれば釣れるのでしょうか? 雨の多い季節で、シーバスや青物などのフィッシュイーターたちからのプレッシャーも増します。 狙ってみた…
FISHING JAPAN 編集部雨の多い梅雨の季節、海中を回遊しているアジの群れも、その影響を大きく受けているはずです。
流れ込みによる濁りの発生も考慮しながら、この時期のアジングについて考えてみましょう。
どんな釣り方で、アジを攻略すればいいのでしょうか?
目次
梅雨の時期のアジングについて、どんな自然環境になっているか考えてみましょう。
まず、水温がかなり高くなっています。
さまざまな生き物の活性が、それに連なって高まるでしょう。
アジングに影響の出そうな生き物といえば、動物性プランクトンが挙げられます。
これが膨れ上がるように湧く条件を備えているのが、梅雨なのです。
実際にフィールドに出て観察していると、梅雨の雨の流れ込みが、各所で発生しています。
当然土などを引き連れて流れ込みますから、その場所には濁りが入ります。
濁りには、とても栄養分が多く、特に水田からの白い濁りには注目したいところです。
栄養分に集まってくる生き物が、動物性プランクトン。
そしてそれを主食にしている、アジの群れも大量に近づいてきます。
ただし、それだけではありません。
梅雨の時期は、水温が高いので、あの嫌われ者も姿を見せます。
その正体は、フグ。
フグの歯は鋭くて硬く、カンタンになんでも噛み切ってしまうのです。
濁りに集まった動物性プランクトン、それを食べようとするアジの群れ。
そこにアジングで効くジグヘッド+ワーム=ジグ単をキャストしても、フグにワーム部分を食い千切られる展開に。
ジグ単は、ウエイトそのものが軽いので、フグの居る水域以外を攻めるのも困難です。
まさに、梅雨のアジング攻略のための、最大の難関にぶち当たったといえるでしょう。
どうすればフグの攻撃を上手くかわして、アジングを楽しむことができるのか、いろいろ試してみました。
そしてたどり着いたのが、フロート+ハードルアーの組み合わせです。
梅雨のアジングに、フロートとハードルアーを投入してみましょう。
フロートとは、アジングでは飛ばしウキのこと。
コンパクトで空気抵抗が抑えられており、ウエイトが10gを超えるものが揃っています。
そこにリーダーを結び、その先端にハードルアーを装着するのです。
一般的なフロートリグでは、ジグ単を結ぶケースがあるのですが、前述の通り、フグの歯による攻撃をかわさなければなりません。
そのため、カッチリと硬いボディで、フロートと一緒によく飛んでくれるハードルアーが必要になります。
どんなハードルアーがマッチするのか、いろいろ付け替えて試してみたところ、頑丈なソリッドボディで軽量なシンキング系ルアーが良いように感じます。
梅雨のアジングで使ってみたい、ハードルアーのフロートリグ。
フロートには、アルカジックジャパンからリリースされている、各種フロートの中から選んでみてください。
ハードルアーには、ダイワの月下美人シリーズの中から、アジング澪示威SOLIDの20Sをピックアップしてみましょう。
このフロートリグのトータルウエイトは、10gを超えるセッティングにすることができます。
そこまで重ければ、雨の流れ込みが作り出す濁りの、沖側のエッジに届くでしょう。
もっと沖合いの、潮目もしっかり叩けるのではないでしょうか。
ビビッとアタリを感じたら、ラインテンションを与えてからフッキング。
最初のうちは、フグが掛かってしまうこともあるでしょうが、ルアーが千切られる心配は皆無です。
手返しよく、どんどんキャストを繰り返しながらアタリを取っていけば、アジを大量にゲットできるのではないでしょうか。
Arukazik Japan(アルカジックジャパン) シャローフリーク F-15.0g ホワイトグロー 25013
梅雨のアジングでフロートリグをロングキャストするのに適している、おすすめのロッド&リールをご紹介しましょう。
トータルウエイトが10gを超えているのであれば、ベイトタックルでも対応可能なのですが、沖合いの潮目までもカバーしようと思ったら、やはり張りのあるブランクスのスピニングロッドがマッチします。
リールは、2000番サイズ以上のスピニングリールを装着して、PEラインをスプールに巻いて対処してください。
ダイワ(DAIWA) 月下美人 MX AJING・N 710ML-S・N ブラック
ダイワからリリースされているアジングゲーム用スピニングロッド・月下美人MXアジングシリーズのラインナップから、710ML-Sを選んでみました。
全長は2.39mと、他のアジングゲーム用スピニングロッドと比べて、かなり長くなっています。
2ピース仕様で、仕舞寸法は123cmにまで縮まります。
ウエイトは70gと、とても軽く仕上がっています。
ブランクスの先径/元径は、0.8/10.4mm。
適合するルアーウエイトは、1.5gから10gまで。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら1.5lbから5lbまでで、PEラインなら0.15号から0.5号まで使えます。
ブランクスのカーボン素材含有率は、99.0%になっています。
実際に手に取ってみると、とても軽くて長いブランクスだと感じました。
これならフロートリグをロングキャストしやすいですし、キャロなどにも対応できます。
グリップはコンパクトで握りやすく、さまざまなロッドワークを繰り出せるでしょう。
遠くのアジをフッキングすることになるので、取り回しのしやすさは大きな武器になります。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
雨の流れ込みが作り出す濁りは、海辺はもちろん、河川にも発見することができます。
意外と河川に入り込んでいるアジが居ますから、下流域のコンクリート護岸を歩きながら、流れ込みと濁りを探してみてください。
ダイワからリリースされている軽量コンパクトなスピニングリール・フリームスシリーズのラインナップから、2000番サイズのノーマルギアモデルを選んでみました。
ギア比は5.2対1なので、ハンドル1巻きにつき68cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は5.0kgで、ウエイトは185gと軽め。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら2.5lbを200m、PEラインなら0.4号を200m巻けます。
ハンドルアームの長さは40mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。
実際にフィールドで使ってみると、とても軽くてカチッとした剛性の備わっているスピニングリールだと感じました。
ハンドルの巻き心地は、滑らかそのもので、ローター回転もスムーズです。
ノーマルギア仕様なら、ただ巻きリトリーブをスローにアプローチしやすく、アジの活性に合わせた釣り方に対応できます。
実売価格は9千円台と、とても低価格な設定に抑えられているのが嬉しいです。
2000番サイズのスピニングリールがあれば、ライトソルトウォーターゲーム全般を楽しめるので、1台持っておくと便利でしょう。
梅雨のアジングの攻略法や、おすすめのフロート・ハードルアー・ロッド・リールをご紹介しましたが、いかがでしたか?
ハードルアーには、小型ながらトレブルフックが装備できます。
じゃれついてくるような体当たりバイトでも、上手くフックアップできることがあるので、とても頼りになります。
ハリ先の状態は、常に確認するようにして、鈍っていたらすぐに交換してください。
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