晩秋のライトショアジギングで狙える魚を知りたい！おすすめのロッド&リールもチェック

秋も深まってくると、水温が下がった状態で安定してきますから、大きめに育ったベイトフィッシュの群れが沿岸エリアを回遊します。

それに襲い掛かるフィッシュイーターたちを、ライトショアジギングで迎撃してみましょう。

どんな魚が釣れるのか、どんなタックルでアプローチすればいいのか、分かりやすくご紹介します。

そもそもライトショアジギングとは、どんな釣り方なのでしょうか。

ベースとなっているのは、ショアジギングです。

メタルジグをメインに、ショア＝岸からのキャスティングゲームをおこないます。

この際にラインに結んでいる、メタルジグの重さに注目してください。

ショアジギングなら、100gを超える重さのものを使いますから、それに応じたロッド・リール・ラインも用意しなければなりません。

太くて硬く、重いロッドやリールは、遠投できるもののアングラーに大きな負担を強いるでしょう。

もっと手軽に、ショアからのキャスティングゲームで晩秋を楽しみたい！と考えているアングラーも多いはず。

そこで注目するのが、ライトショアジギングです。

名前の通り、ライトなタックルでおこなうショアジギングゲームのことを指しています。

ラインに結ぶのは、20gから50g程度の、軽めのメタルジグ。

そこまで重さを抑えると、当然太くて硬いロッドは必要ありません。

リールも4000番前後のスピニングリールで対応できますし、スプールに巻くラインも、1号前後のPEラインで事足りるでしょう。

100gを超えるメタルジグを、ヘビーデューティーなタックルでぶん投げる！という世界ではないのです。

それでもメタルジグの重さが40gもあれば、かなり遠くの沖合いまでしっかり届けることができるでしょう。

キャストの仕方も工夫して、振り子の原理でロッドブランクスを曲げながら、その復元パワーを上手く利用してロングキャストを実践してみてください。

もっと軽い20gや30gのメタルジグでも、遠くまで飛ばせるようになります。

それぐらい軽いメタルジグになると、着水してからのフォールスピードもゆっくりになりますから、幅広い魚種に発見してもらいやすくなります。

着底するまでメタルジグをフォールさせるので、晩秋の海を泳いでいる多くの魚を釣り上げることができるはずです。

ライトショアジギングで晩秋の海を探ると、どんな魚が釣れるのでしょうか。

ベイトフィッシュとなるイワシやアジは、結構成長して大きく育っています。

それが群れを成して沿岸を泳いでいるわけですから、数多くの種類のフィッシュイーターがターゲットになるはずです。

具体的には、ハマチやブリ・サゴシやサワラ・カンパチ・サバ・カツオ・カマスなど。

それからタチウオも接岸しているので、よく掛かります。

アコウなどのハタ系ロックフィッシュは、ボトム付近まで落とし込むと、しっかり反応してきます。

ボトムといえば、ヒラメやマゴチも食い付いてくるでしょう。

その他シーバスやマダイも、ライトショアジギングで狙うことができます。

全ては、成長したベイトフィッシュの群れのおかげであり、水温が下がって安定したからと考えられます。

ライトショアジギングを楽しむのにおすすめのメタルジグを、3種類ピックアップしてみました。

しっかりと飛距離を伸ばせるものや、スローフォールで誘いをかけるもの、ブレード付きでフラッシング効果を期待できるものがいいでしょう。

重さは、20gから50gぐらいまでの間なら、ライトショアジギングゲーム用タックルで対応することができます。

カラーは、グロー系やUV系も絡めながらさまざまな配色を試してみるほうが、好釣果につながりやすいでしょう。

晩秋のライトショアジギングゲームを楽しむのに適している、おすすめのロッド&リールをご紹介しましょう。

ロッドは、3m前後の長さを持ったブランクスのスピニングロッドがマッチします。

リールは、4000番サイズのスピニングリールなら、じゅうぶんなラインストック量を確保できるでしょう。

シマノから発売されているショアからのキャスティングゲーム用スピニングロッド・ムーンショットシリーズのラインナップから、S100MHを選んでみました。

全長は3.05mと長めブランクスに設計されていますから、ロングキャストは実践しやすいでしょう。

2ピース仕様で、仕舞寸法は156.0cm。

ウエイトは185gと軽めですから、長い時間振り続けても、さほど疲れを感じてしまう展開にはなりにくいでしょう。

ブランクスの先径は1.9mmで、適合するメタルジグウェイトは、最大で60gまで。

適合するラインは、PEラインなら最大2.5号までとなっています。

ブランクスのカーボン素材含有率は、98.8%に設計されています。

実際に手に取って継いでみると、長くて張りのあるブランクスだと感じました。

この長さでこの軽さは特筆モノで、操作性に優れているといえそうです。

グリップ周りは細身で握り込みやすく、柔軟なロッドワークを自在に繰り出せるでしょう。

実売価格は1万円台と、とても低価格に抑えられているのが嬉しいです。

このスピニングロッドがあれば、ライトショアジギングはもちろん、シーバスゲームやサーフヒラメゲームにも転用できるはずです。

ガイドにラインが絡まりにくいので、手返しのいい連続キャストを実践しながら、広範囲のエリアを探るようにしてください。

シマノからリリースされているSW系スピニングリール・ストラディックSWシリーズの中から、4000番サイズのエクストラハイギアモデルを選んでみました。

ラウンドノブが装備されていて、強引な魚の引き寄せにも対応できるスピニングリールです。

ギア比は6.2対1ですから、ハンドル1回転につき101cmものラインを回収することができるようになっています。

実用ドラグ力は6.0kgで、最大ドラグ力は11.0kg。

ウエイトは300gで、ハンドルアームの長さは57mmです。

スプール寸法は、直径が52mm、ストロークが19mm。

ラインキャパは、PEラインなら2.0号を240m、モノフィラメントラインなら4.0号を150m巻くことが可能です。

ボールベアリングは、6個搭載しています。

実際にフィールドで使ってみると、とても剛性が高く、エクストラハイギアでも滑らかな巻き心地を体感できました。

素早い巻き取りのおかげで、次のキャストに移りやすく、キャスト数が安定して増えていきます。

実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に設定されています。

もっと太いPEラインを使ってみたいときには、C5000番サイズ以上のストラディックSWも検討してみてください。

晩秋のライトショアジギングゲームの特徴や釣り方・釣れる魚、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか？

イワシやアジなどのベイトフィッシュの接岸情報は、釣具店や釣りエサ屋さんなどで収集することができます。

それをヒントに自分の足で広範囲の釣り場をチェックして、ライトショアジキングゲームに向いたところを探し当ててください。

堤防や磯場以外なら、サーフも意外とベイトフィッシュの寄りが良好です。