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ポッパーでメッキを釣りたい!8月の釣り方+おすすめタックル

FISHING JAPAN 編集部

真夏の8月は水温も上がり、メッキがソルトのキャスティングゲームで釣れるようになります。

大いに活躍してくれるのは、水面で踊るトップウォータールアーですが、中でも効果的なのが、ポッパーです。

どんな使い方でアプローチすればいいのか、釣り場・時間帯などを絡めながら、分かりやすくご紹介しましょう。

ポッパーとメッキの関係!

メッキとは、南洋に棲むロウニンアジやギンガメアジ・カスミアジの若魚のことです。

総称してメッキ、もしくはメッキアジと呼んでいます。

黒潮に乗って日本近海に流れ着き、そこで水温の下がる冬まで過ごします。

ただ残念なのは、ある程度大きく成長しているにもかかわらず、メッキは故郷の南洋へ戻る泳力を持っていません。

どんどん下がる日本の冬の水温に耐え切れず、ほぼ全滅してしまうのです。

中には工場の温排水などで生き残っているメッキも居ますが、大きなロウニンアジにまで成長している姿は、未だ見たことがありません。

そのメッキを釣るには、ルアーと釣り場・時間帯にこだわってみましょう。

まずは、ルアーから。

前述のように、トップウォータールアーがかなり効果的です。

理由は、メッキが表層に居て、水面を意識している魚だからです。

トップウォータールアーには、さまざまな種類・カテゴリーがありますが、メッキ釣りに効くのは、なんといってもポッパーでしょう。

ポッパーは、頭部の口部分が大きく開いていて、凹み構造になっています。

キャストして着水したポッパーを、つないだラインで引っ張ると、この凹みが正面の水をとらえます。

まるでコップが水を汲むように、凹みに入り込んだ水を前方へ放出するのです。

このとき、ポッパーの口は斜め上を向いていることが多く、空中に水を飛ばすことにつながります。

水は、空気に押されて細かい水滴に。

複数の水滴が、ポッパーの正面に撒き散らかされることになります。

水滴の一粒をベイトフィッシュの稚魚に見立てるなら、群れが何かに襲われているシチュエーションを一瞬で作り出せたわけです。

そんな緊迫したシーンを、そばにいるメッキが放っておけるでしょうか。

まずは水面近くにまで浮上して、エサとなる生き物が存在しないか確認してくるでしょう。

そこにポッパーが無防備に浮かんでいたら、もう食い付くしか選択肢はない!といえそうです。

メッキをポッパーで釣る際におすすめの釣り場・時間帯をチェック!

メッキをポッパーで釣る際に、釣り場はどこにすればいいのでしょうか。

おすすめは、水温が高く、稚魚や甲殻類などが豊富に存在するところがベターです。

具体的には、漁港・流れ込み・潮通しの良いところなどが挙げられます。

意外とよく釣れるのが、防波堤の先端や岬です。

メッキが釣れる時間帯は、早朝の日の出前後や、日の入りの夕方でしょう。

水面に波紋が発生しているので、メッキか真下にいるのが見つけやすいです。

接岸エリアに多く発生しがちですが、やや沖合いの潮目などにも波紋は起こるので、飛距離の伸びるポッパーを用意しておきましょう。

メッキ釣りにおすすめのポッパーを選んでみた!

メッキ釣りに用いるポッパーのサイズは、釣れるメッキの大きさに合わせるといいでしょう。

8月の真夏なら、メッキは10cm前後が多いです。

となると、キャストするポッパーはできるだけ小さいほうが、くわえやすいかもしれません。

おすすめのポッパーは、フローティング仕様で小粒なボリュームのもの。

具体的には、全長50mm前後かそれよりも小さいもので、しっかりと水飛沫を撒き散らすことのできるものがマッチします。

下記のシルバーウルフ チニングバグ55Fは、チヌ釣り用に開発されたポッパーですが、メッキ釣りに投入してみたところ、バツグンの好釣果を叩き出してくれました。

最後尾の部分には金属プレートが突き出しているので、メッキの噛み付きにも負けない耐久性を誇っています。

金属プレートには、複数の穴が空いていますから、フックをぶら下げたり、シリコンスカートを差してアピール度を膨らませたりできます。

ダイワ(DAIWA) シルバーウルフ チニングバグ 55F

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ポッパーを操ってメッキを釣るのにおすすめのタックルを選んでみた!

ポッパーをロングキャストしてメッキを釣り上げるのに向いている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

ラインに結ぶポッパーのウエイトを考慮すると、メバリングゲームで用いるロングレングスなスピニンクロッドが合います。

リールは、2000番サイズ以上のスピニングリールなら、細いPEラインを大量にストックできるでしょう。

シマノ(SHIMANO) 22 ソアレ SS S76UL-T

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シマノから発売されているロングレングスなライトソルトウォーターゲーム用スピニングロッド・ソアレSSシリーズの中から、S76UL-Tを選んでみました。

末尾のTは、チューブラー構造のロッドティップであることを表しています。

全長は2.29mと長めなので、ポッパーによる飛距離を伸ばすことができるでしょう。

2ピース仕様で、仕舞寸法は117.2cmにまで縮まります。

ウエイトは65gと軽めで、ブランクスの先径は1.4mm。

適合するルアーウェイトは、0.6gから6gまでなので、これに合わせてポッパーを選んでください。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら1.5lbから5lbまで。

PEラインなら、0.1号から0.6号までです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、84.7%に設計されています。

実際に手に取って継いでみると、とてもしなやかに曲がり込むブランクスという印象を持ちました。

ただ全体的に曲がり込むので、メッキからの負荷を上手く逃がし、じゅうぶん耐えながら水面まで浮かせることができるのではないでしょうか。

グリップは細身で握りやすく、さまざまなロッドワークを繰り出すのに適しています。

実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。

このスピニングロッドがあれば、メッキ釣りはもちろん、メバル・アジ・ロックフィッシュなどのライトソルトウォーターゲーム全般に使えるはずです。

シマノ(SHIMANO) スピニングリール 21 ソアレ XR C2500S アジング メバリング

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シマノからリリースされているライトソルトウォーターゲーム専用のスピニングリール・ソアレXRシリーズの中から、C2500番サイズのノーマルギアモデルを選んでみました。

ギア比は5.3対1なので、ハンドル1巻きにつき72cmのラインを回収することができるようになっています。

実用ドラグ力は2kgで、最大ドラグ力は3kg。

ウエイトは165gと軽めで、スプール寸法は直径が43mm、ストロークが13.5mmです。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら4lbを130m、PEラインなら0.6号を200m巻けます。

ハンドルの長さは45mmで、ボールベアリングは9個採用されています。

実際に手に取ってみると、ハンドルの巻き心地は軽やかで、ローター回転もとてもスムーズ。

ドラグのレスポンスも良好なので、細いラインをベースにしてセッティングできるでしょう。

実売価格は2万円台と、とても購入しやすい価格帯に設定されています。

C2500番サイズというのは、最近流行っているコンパクトなスピニンクリールの番手です。

C2000番よりラインキャパが多いので、ロングキャストやドリフト釣法を多用する人に適しているでしょう。

ポッパーを駆使してメッキの数釣りを楽しもう!

ポッパーによるメッキの釣り方や、おすすめのポッパー&タックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?

12月ぐらいまではメッキの姿を見ることができるのですが、1月になればもう釣るのは難しいかもしれません。

水温の高い時期の対象魚として、積極的に狙ってみてください。

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