魚のアップ写真

漁港で釣りをするにはどうすればいいの?【初心者必見】

FISHING JAPAN 編集部

各地の沿岸にある漁港は、しっかりとコンクリートで護岸されていて、足場の高い場所にも近づけるようになっています。

当然魚も豊富に泳いでいるでしょうから、釣り場としてとても魅力的です。

でも漁船がたくさんつながれていて、多くの漁師さんが働く場所でもあるのです。

ここでは、漁港の特徴や釣り方について、詳しくご紹介しましょう。

漁港に行って様子を確かめてみよう!

住んでいる近くにある漁港に、まずは足を運んでみました。

クルマで向かって現地に到着、どこにも駐車場がありません。

フラットに舗装されている場所には、トラックなどの搬送車が停まっています。

間違いなく、水揚げされた魚を運ぶためのトラックでしょう。

それが停まっているからといって、その隣りに乗ってきたクルマを停めていいのかどうか、自分で判断してはいけません。

トラックの隣りには、別のトラックが停まる可能性が高いですし、積み荷作業をおこなうスペースも要りますから、近づくことすらアウトでしょう。

ぐるりと漁港の周囲を巡って、有料のコインパーキングを発見したので、そこに駐車しました。

クルマを離れて漁港に入り、防波堤に向かいます。

外海と接している防波堤には、潮の流れや波が激しく当たっています。

そして伸びている防波堤の付け根部分には、さまざまな看板・表示板が掲げられていました。

これらに必ず目を通すことで、漁港の利用方法を知ることができます。

立ち入り禁止区域の指定をしていることが多いので、しっかりとその場所を覚えましょう。

特に初心者アングラーには、漁港の決まりを覚えることを、釣れるポイントを知ることより優先してもらいたいです。

その表示板の中に、駐車スペースの案内が含まれているかもしれません。

次回に来たときには、そちらの駐車スペースを利用しましょう。

そして漁港そのものが、釣り禁止になっている場合もあります。

さまざまな事情で釣り禁止という判断が為された以上、その決定に従う他はないでしょう。

もし漁港が抱えている問題を深く知りたいなら、漁協を尋ねたり漁師さんに声をかけて、直接教えてもらう機会を持ちましょう。

知り得た情報はとても貴重ですから、ノート・メモ帳など記載して保管しておくと、他の漁港を訪ねたときの参考になるはずです。

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漁港で魚の居場所を探そう!

漁港で釣りをしてもかまわないと確認できたら、タックルを持ち込んで魚の居場所を探しましょう。

真っ先に防波堤から外海を探る人が多いですが、せっかく防波堤が潮や波を止めてくれているので、その内側から探ってみるのも面白いです。

防波堤に角度が付いて曲がっている場所や、階段・継目のある場所で足を止めてください。

すぐに水際に立つのではなく、ロッドの先端だけ水面に突き出して、仕掛けに付けたエサやルアーを垂直に落とし込んでみましょう。

防波堤の護岸から数センチしか離れていない状態で、ボトムまで落とし切ります。

そうすれば、防波堤の変化に定着している魚が、積極的に反応してくるでしょう。

撒きエサで魚を引き寄せる必要はありませんし、他のアングラーが陣取っているケースも稀ですから、自分のペースで漁港の釣りをスタートできます。

釣れるのは、カサゴやソイ・メバル・ダボハゼ・ベラマダコ・ヒトデなどでしょうか。

魚以外の生き物が反応してくるのが楽しいので、ぜひ試してみてください。

ハオコゼやゴンズイなどの、毒針を持った魚も釣れる危険性があります。

何が釣れたのか確認するために、専用のアプリを立ち上げて利用しましょう。

ライフジャケットを身に着けて漁港で釣りをしよう!

漁港で釣りをする場合、ライフジャケットを身に着けてください。

法令で定められているわけではありませんが、足元が意外と滑りやすく、転倒して落水する事故が後を絶たないからです。

自分は泳げるからだいじょうぶ!などと、甘く考えないでください。

落水したときに周囲を見渡したら分かるのですが、手でつかめるものがとても少ないです。

階段やパイプ製のハシゴが、偶然そばにあるなんてことは、期待しないほうがいいでしょう。

コンクリート護岸をつかもうとしても、表面に薄く付着した藻によって、ツルツルと滑ってしまいます。

そのうちに体力が失われて、泳ぎ続けることすら困難になっていくのです。

漁港だから誰かが見つけてくれるだろう、助けてくれるだろうという考え方は、捨てたほうがいいでしょう。

全ては自己責任、自ら助かる方法を身に着けておきたいなら、ライフジャケット着用は必須です。

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漁港で魚探しをするのにおすすめのタックルを選んでみた!

漁港で魚を探すのに向いている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。

前述のように仕掛けやルアーをキャストするのではなく、護岸に沿って落とし込むことをメインとするなら、やや張りのあるブランクスを採用したスピニングロッドがマッチします。

リールは、2000番サイズのスピニングリールなら、軽くて扱いやすいでしょう。

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シマノから発売されているライトソルトウォーターゲーム用スピニングロッド・ソアレSSシリーズの中から、S86ML-Tを選んでみました。

全長は2.59mと、取り回ししやすい長さに設計されています。

継数は2本で、仕舞寸法は133cmにまで縮まります。

ウエイトは84gと軽めで、先径は1.6mm。

適合するルアーウェイトは、2gから28gまで。

これならジグ単やマイクロメタルジグからサビキ釣りまで、難なくこなせるでしょう。

適合するラインは、モノフィラメントラインなら2lbから6lbまで、PEラインなら0.2号から0.8号までです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、87.2%になっています。

実際に手に取って継いでみると、とてもシャープで張りのあるブランクスに仕上がっていると感じました。

継目の曲がり方はナチュラルで、変に突っ張ることはありません。

魚が食い付いてくると、手元まで振動が伝わってくるのが嬉しいです。

実売価格は2万円台と、購入を検討しやすい価格帯に設定されています。

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シマノからリリースされているスピニングリールナスキーシリーズの中から、C2000番サイズを選んでみました。

ギア比は5.0対1なので、ハンドル1巻きにつき66cmのラインを巻き取ることができるように作られています。

実用ドラグ力は2.0kgで、最大ドラグ力は3.0kg。

ウエイトは210gで、スプール寸法は直径が42mm、ストロークが12mm。

ラインキャパは、モノフィラメントラインなら3lbを110m、PEラインなら0.6号を150m巻けます。

ハンドルの長さは45mmで、ボールベアリングは5個搭載しています。

実際に手に取ってみると、しっかりした剛性感が伝わってきます。

ハンドルの巻き心地は滑らかですし、ローター回転も安定しています。

実売価格は8千円台と、とても低価格な設定に収まっているのが特徴です。

コンクリート護岸に定着している魚をフッキング後引き離すのに、じゅうぶんなスペックを保持しているでしょう。

漁港で定められているルールを把握して釣りを楽しもう!

漁港を利用する際のルールを知る方法や魚の探し方、おすすめのタックルを取り上げましたが、いかがでしたか?

漁港での釣りといえば、サビキ仕掛けの釣り方をイメージしてしまいがちですが、初めて赴く漁港なら、持ち込むタックルを絞り込むほうがいいかもしれません。

フットワーク軽くコミュニケーションを取りながら、釣り場として有効かどうかを判断しましょう。

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