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釣竿の種類が多過ぎる!初心者が海で釣りを楽しむにはどれを選べばいいの?

FISHING JAPAN 編集部

釣りを楽しむのに釣竿=ロッドは不可欠ですが、その種類の多さには驚いてしまいます。

初心者アングラーが最初に使う釣竿を選ぼうとしても、いったいどれを手にすればいいのか悩むでしょう。

そこでここでは、海で用いる釣竿で、初心者にマッチするものをピックアップしてみましょう。

釣竿にはどんな種類があるの?

釣竿にはさまざまな種類が用意されています。

それぞれに特徴があるので、全てを挙げて説明していくのは難しいかもしれません。

釣竿の中から初心者アングラーにマッチするものをピックアップして、海釣りで使えそうなアイテムをひとつずつご紹介します。

①振出竿

釣竿の幹の部分を構成しているのがブランクスですが、そこがクルマのアンテナのように伸び縮みする構造になっているのが、振出竿です。

カンタンに長く伸ばして釣りで活用できますし、縮めるとすぐにクルマに積み込むことができます。

縮んだ状態の長さのことを、仕舞寸法と呼びますが、なんと40cm程度にまで短くなるものも。

こうなるとデイパックに入れて背中に担いだり、旅行バッグに入れて遠征に出かけたりを可能にしてくれます。

実際に使ってみると、伸ばした状態での張りは、他の種類の釣竿よりもダルな感じ。

すなわち、釣竿を揺らしてブレが生じたら、なかなか静止した状態に戻りにくいです。

釣りをしていると、このダルな感じは、魚からのアタリをスポイルしてしまう恐れがあります。

となると、フッキング動作が遅れて、せっかく釣れかかっていた魚を逃がしてしまうかも。

振出竿で釣りをする際には、手元に伝わってくる情報のみに頼らず、穂先からぶら下がっているラインの動きに注視してください。

もし魚が食い付いてきたら、ラインが張り詰めたり弛(たる)んだりします。

その瞬間を見逃さないようにして、釣竿を立ててフッキング動作をおこなってください。

リールが装着されている釣竿なら、リールハンドルを回しながらフッキングをすると、より一層確実にフックポイントが魚の口を貫通するでしょう。

②継ぎ竿

ひとまとめに縮めることのできる振出竿とは異なり、竿そのものがバラバラのパーツになるタイプを、継ぎ竿と呼びます。

2つのパーツに分かれるものは2ピースロッド、3つに分かれるものは3ピースもしくはマルチピースロッドです。

1本のままより間違いなく短い仕舞寸法になるので、携行するのに便利でしょう。

継目が精巧に出来ているので、継いだ状態でガタガタしないものがほとんど。

キレイに曲がり込んでくれますし、ブランクスパワーもじゅうぶん。

シーバスゲーム用やエギングゲーム用、チニングやアジングを楽しむ釣竿は、継ぎ竿の形式で作られているケースがほとんどといえそうです。

振出竿と同じように、クルマでの移動はもちろん、公共交通機関を利用した移動を楽におこなうことができます。

エギングをおこなうための釣竿を万能竿として使いこなそう!

海で使う釣竿でおすすめのものといえば、ズバリ!エギングゲーム用のスピニングロッドです。

さほど長くはないブランクスでありながら、飛距離を伸ばすことに長けていて、仕掛けやルアーを機敏に的確に操作することができます。

ブランクスがブレたときの収束が素早く、手元に伝わってくる情報量も多くなります。

8ftから9f程度の長さのものを選ぶと、振り回すのも楽ですから、仕掛けやルアーか遠くまで飛んでくれるでしょう。

その練習もやりやすいですし、魚からのアタリも感知しやすくなっています。

仕掛けやルアーの重さは、背負えるエギの重さと同じくらいにすればOK。

例えば3.5号のエギをキャストできるエギングゲーム用ロッドなら、20g程度までならしっかりと振り切ってキャストすることが可能です。

仕掛けならエサを付けて、ちょい投げ釣りでシロギスなどを狙ってみてください。

防波堤から軽めのキャストをおこなうだけで、釣れるかもしれません。

ルアーを付けたら、シーバスやチヌ・ヒラメ・マゴチ・ハゼなどをターゲットにできるでしょう。

みんなのぶんの釣竿を確保して穴釣りを楽しもう!

釣竿は、一緒に出掛ける仲間のぶんも揃えておくようにしましょう。

みんなでワイワイ騒ぎながら釣りをすれば、楽しさも倍増するはずです。

海の防波堤回りには、カサゴやアイナメ・ソイ・メバルなどのロックフィッシュが集まっていますから、穴釣りを実施できる短めの1ピースや2ピースロッドがおすすめです。

かさばらないので、人数分をクルマに載せておいて、いつでも取り出せるようにしておきたいものです。

1mに満たないぐらいの長さの釣竿なら、穴釣りをするのにベストマッチかもしれません。

初心者アングラーにおすすめの釣竿を選んでみた!

それでは初心者アングラーにおすすめの釣竿を取り上げてみましょう。

ますば、エギングゲーム用のスピニンクロッドから。

キャスティングにもロッド操作にも適していて、魚が食い付いてきたら、素早くフッキングに持ち込むことも可能です。

シマノ(SHIMANO) ソルトウォーターロッド 20 セフィア TT S86M オールラウンド 2~4号の幅広いエギ対応

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セフィアシリーズのエギングロッドの中から、8.6ftの2ピース仕様スピニングロッドを選んでみました。

全長は2.59mなので、さほど長くはなく取り回ししやすい状態に仕上がっています。

仕舞寸法は133.0cmですから、短くて邪魔になりにくいでしょう。

自重は105gと軽めで、先径は1.6mmとやや細目。

適合するエギサイズは、最大で4号までなので、28g前後の負荷には耐えられるようになっています。

適合するPEラインは、0.5号から1号まで。

ブランクスのカーボン素材含有率は、98.4%になります。

実際に手に取って振ってみると、とても軽くてシャープな印象でした。

バットパワーはしっかりと備わっているので、仕掛けやルアーをロングキャストしやすいでしょう。

実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。

当然エギングゲームもおこなえるので、幅広い釣りに対応しながら釣竿の特徴を理解してください。

ダイワ(DAIWA) ちょい投げ・サビキ 万能振出ロッド リバティクラブライトパック 10-180 釣り竿

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ダイワからリリースされている、万能な振出竿です。

全長は1.87mと短めなので、穴釣りにも上手く転用できるでしょう。

継数は6本なので、仕舞寸法はなんと45cmにまで縮まります。

自重は120gと軽めで、先径/元径は1.4/12mmとやや細目。

錘負荷は、最大で12号ですから、適合するルアーウエイトは5gから15gまでです。

ブランクスのカーボン素材含有率は、28%になります。

ということは、70%以上がグラス素材の、グラスコンポジットブランクスということに。

これなら魚が急に掛かっても、釣竿が柔軟に曲がってくれて、バラシを抑えられるでしょう。

実売価格は5千円台と、とても低価格な設定に抑えられています。

さまざまな釣りスタイルにマッチするので、自分なりにいろいろなシチュエーションで使ってみてください。

釣行が終わって片づける際には、継目部分の海水をきっちり拭き取るようにしてください。

そのまま放置すると塩気が残ってしまい、スムーズに伸縮することができなくなるかもしれません。

扱いやすい釣竿を手に取って釣り場へ足しげく通ってみよう!

釣竿の特徴や選び方、おすすめのアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?

自分が扱いやすい釣竿に出会えると、釣りそのものが上手くなります。

魚からのアタリを判別するのも素早くなりますから、釣れる魚の数も大幅に増えるでしょう。

海釣りをマスターしたら、河川や湖・池にも足を伸ばして、淡水の釣りにチャレンジしてください。

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